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また、1年が巡っていく

9ヶ月が経った。駒沢公園でフルマラソンチャレンジを行なって、人生初の42.195kmは3時間23分29秒という惨憺たる結果に終わった。

中央が自分、前(右)で引っ張ってくれたのがスカイランニング世界王者・上田瑠偉さん

27kmまで1km4分を切るペース(マラソン2時間48分ペース)で走り続けたが、突如脚を攣って、そこからは歩いたり止まったりした。人生で初めて42.195kmを走る経験は、"ほろ"どころではない苦さを味わった。

2月、走り終えた自分の身体は悲鳴を上げていて、しばらく脚の痛みが収まってくれなかった。足の指も走るたびに痛くて、次第に走ることへのモチベーションも下がっていった。

この半年、少し前まで出来たはずのことができなくなっていくことは表面的には取り繕っていても内面では苦しかった。少し前まで1km4分で25km以上走れていたのが、5km走るのもキツくなっていき、果ては4分で走ることができなくなる。

春、自分の身体・精神状態は自堕落なものになっていた。平日仕事をするのがギリギリの状態で、休日は体力・気力を使い果たして外に出るのが億劫。最寄りのコンビニと自宅だけを往復。1km走るのでさえ嫌になる日々が続いた。

自分でもなりたくてなっているわけではないが、どういうわけか身体が動いてくれない。身体も見るからに緩んでいき、顔まわりが鏡を見ると明らかに大きくなった。そして、走り込んでいた時は余裕で入っていたパンツが入らなくなっていく。

どうしたらいいのか。何から手をつけたらいいのか、さっぱり分からないけれど、自己肯定感が下がっていくことだけが分かる。

そんな絶不調な半年間を過ごした。

いずれ走れるようになるだろうとは思っていたけど、それがいつ来るのか、はたまた本当にやってくるのか分からないから辛い。

そんなこんなで、また秋が来て、少しずつ走れるようになってきた。

走りやすい気候になってきたこと、やはりランナーとしての身体に戻したいと思ったからだと思うけど、ようやく思い通りに身体を動かせる気がしてきた。


1ヶ月ほど前、来年1月に開催される勝田マラソンにエントリーした。目標は今回も2時間50分切りを目指す。

これは走れるようにならないといけないと思い、週に1回はインターバルかペース走を入れている。少し前に8000mを3分55秒ペースで走ることができた。

少しずつ、走れるキレと感覚を取り戻しつつある。

次に42kmを走り切る時はどんな景色を観れるのか、今年もまた自分の走るストーリーを書いていきたい。


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