大切な娘が太陽にもどっていきました 少しお休みしていました 別離と愛着は美しいけれど死の美しさは彼女を壷の中でなく全ての空間に存在させました 貴女はどこにでもい…
遠くへ消えていかないで 暖かさが 重さが 手を離れると 冷たくて 軽くて 孤独で 点が あなたの点が 消えていく Ne disparais pas Chaleur Le poids est Quand tu relâche…
わたしは怖い 好きなものが 逃れることのできない葛藤を生み出す積乱雲 わたしは怖い わたしの好きなことが 結局 空っぽなんだ みんな知ってるくせにj 'ai peur Ce que…
飛行機は去っていった 嵐のなか 拘束されるものの何ひとつない 自由は与えてくれる 想像のできない蕾を 永遠に 際限なく 魂は逃げていく 現実のなか 肉体を捨て ピンクの…
墨色の夜が訪れると ぽつぽつと温やかな 乳白色の明かりを灯し 忘却の亡霊たちを 死の世界から浮き上がらせ 消し去られた’’生’’を 懐かしき故郷へと導く 現実の空白か…
ここにきてください 朝になってしまいます もう白い気配がそこに あなたの朝の露をください ここにきて この森に Venez ici C'est le matin, il y a un panneau blanc …
わたしは夏の終わりのリンゴの木のよう 物悲しげで 酸っぱくて すこし冷たくて ライラックの揺れていた春を思いながら舞い落ちる時を止められずに歯を食いしばっている …
ゆられゆられて青い国からあなたはきて この大地に細い根を生やし始めたとき 孤独の白い太陽を ほら煌びやかな波色の空がつつむ Secoue, secoue, viens d'un pays bleu Q…
もう四年かしら?この前お会いしてから いつかお会いしましたっけ? はい 午前の早い時間に たしか 夏至の 場所はどこでしたか? アルデンヌの森です お忘れになら…
コットンの浜は ひんやりと冷たく かさかさとしていて 日に焼けた肌が横たわるとフワッとお日様の香りが立ち 冷たく柔らかな花弁が 草いきれでいっぱいの部屋のなかで漂っ…
あなたといたい 夏 どこでも ピクニックシートを広げたら ほら あっかな あなたといたい日だまり そしてまた今日も雨が降る森は 本の香りに満ちている 世界は変…
どこか知らない場所にいた とても素敵なところ とても素敵な笑顔 でも傍らでは ロバがうつむいていた 雨に打たれながら 未来も知らず 今も知らず まるでわたしのように…
白い砂漠の道は 霧雨に濡れていた 冷たい風が わたしを 包み 曇った窓に涙が流れた 水面の椰子は 小さくなにかを囁く 夜を 凍ったグレープフルーツの匂いがあたりにたち…
わたしはカゴのない鳥 自由と孤独をもっています だけれど永遠に飛べる長い羽根をもっています Je suis un oiseau sans panier Ayez la liberté et la solitude Mais i…
桃色の空間 花々が投げられた空は わたしの体のように夏でいっぱい 数千の花弁があなたを抱きしめて しみを残して 何も残らないのに Espace rose Le ciel où les fleurs …
おかえりなさい 苔むした石は オーブの香り ただいま 今日は白い動物園で お話をしてきたわ 狐たちと Nous saluons le retour Pierres moussues Parfum d'orbe je suis re…
mariamour
2022年2月28日 10:18
大切な娘が太陽にもどっていきました 少しお休みしていました 別離と愛着は美しいけれど死の美しさは彼女を壷の中でなく全ての空間に存在させました 貴女はどこにでもいる 山頂を目指し水平線を超える勇気をくれました 貴女の居る場所ならわたしはどこへでも発てる強さを得ました
2020年7月29日 20:36
遠くへ消えていかないで暖かさが重さが手を離れると冷たくて軽くて孤独で点があなたの点が消えていくNe disparais pasChaleurLe poids estQuand tu relâches ta mainDu froidLumière etsolitaireLe point estVotre point estDisparaître
2020年7月28日 18:42
わたしは怖い好きなものが逃れることのできない葛藤を生み出す積乱雲わたしは怖いわたしの好きなことが結局空っぽなんだみんな知ってるくせにj'ai peurCe que j'aimeCumulonimbus crée un conflit qui ne peut échapperj'ai peurMon truc préféréAprès toutC'est vi
2020年7月26日 20:58
飛行機は去っていった嵐のなか拘束されるものの何ひとつない自由は与えてくれる 想像のできない蕾を永遠に際限なく魂は逃げていく現実のなか肉体を捨てピンクの花びらを着てL'avion est partiDans la tempêteIl n'y a rien à être liéVous donne la libertéDes bourgeons inimaginable
2020年7月25日 22:50
墨色の夜が訪れるとぽつぽつと温やかな乳白色の明かりを灯し忘却の亡霊たちを死の世界から浮き上がらせ消し去られた’’生’’を懐かしき故郷へと導く現実の空白から逃れ7月の旅に放たれた灰の玉たちはみずみずしい呼吸で目を醒ます白昼の朝に白いピアノが弾いている初夏の肌理(きめ)をQuand une nuit noire vientDuveteux et chaudAllume
2020年7月24日 20:40
ここにきてください朝になってしまいます もう白い気配がそこにあなたの朝の露をくださいここにきてこの森にVenez iciC'est le matin, il y a un panneau blancDonne-moi ta rosée du matinVenez iciDans cette forêt
2020年7月23日 21:53
わたしは夏の終わりのリンゴの木のよう物悲しげで酸っぱくてすこし冷たくてライラックの揺れていた春を思いながら舞い落ちる時を止められずに歯を食いしばっている幻想を破壊すれば現実は醜悪ではないのですか?Je suis comme un pommier à la fin de l'étéTristementAcideUn peu froidJe serre les dents av
2020年7月22日 22:31
ゆられゆられて青い国からあなたはきてこの大地に細い根を生やし始めたとき孤独の白い太陽をほら煌びやかな波色の空がつつむSecoue, secoue, viens d'un pays bleuQuand j'ai commencé à cultiver de fines racines sur cette terreLe soleil blanc solitaireRegarde,
2020年7月21日 21:37
もう四年かしら?この前お会いしてからいつかお会いしましたっけ?はい 午前の早い時間に たしか 夏至の場所はどこでしたか?アルデンヌの森ですお忘れになられた?楡の白いピアノが軽やかな伴奏で朝露を作っていましたでしょう?雲は渦を巻いてどこともなく世界に上がり虹色のアーチがお休みなさいとわたしたちを引き離しましたのCela fait déjà quatre ans? Depu
2020年7月19日 21:17
コットンの浜はひんやりと冷たくかさかさとしていて日に焼けた肌が横たわるとフワッとお日様の香りが立ち冷たく柔らかな花弁が草いきれでいっぱいの部屋のなかで漂って吐息とともに語られていく ポエジーPlage de cotonFrais et froidVolumineuxQuand la peau brûlée par le soleil se couche, l'odeur du
2020年7月18日 22:29
あなたといたい夏どこでも ピクニックシートを広げたらほら あっかなあなたといたい日だまりそしてまた今日も雨が降る森は 本の香りに満ちている世界は変わった熱を出しては生まれ変わっていくje veux être avec toil‘été Étendez la feuille de pique-nique n'importe oùTu vois?Je
2020年7月17日 08:26
どこか知らない場所にいたとても素敵なところとても素敵な笑顔でも傍らでは ロバがうつむいていた雨に打たれながら未来も知らず今も知らずまるでわたしのようにわたしは立っているその部屋のまえに音楽が流れている遠いモスクから迷子
2020年7月16日 23:31
白い砂漠の道は霧雨に濡れていた冷たい風がわたしを 包み曇った窓に涙が流れた水面の椰子は小さくなにかを囁く夜を凍ったグレープフルーツの匂いがあたりにたちのぼり燃える木は揺らめく身体を溶かしめまいにさそわれわたしは
2020年7月15日 22:23
わたしはカゴのない鳥自由と孤独をもっていますだけれど永遠に飛べる長い羽根をもっています Je suis un oiseau sans panierAyez la liberté et la solitudeMais il a de longues ailes qui peuvent voler pour toujours
2020年7月14日 22:11
桃色の空間花々が投げられた空はわたしの体のように夏でいっぱい数千の花弁があなたを抱きしめてしみを残して何も残らないのにEspace roseLe ciel où les fleurs ont été jetéesPlein d'été comme mon corpsDes milliers de pétales vous étreignentLaissant des tach
2020年7月13日 23:09
おかえりなさい苔むした石はオーブの香りただいま今日は白い動物園でお話をしてきたわ狐たちとNous saluons le retourPierres moussuesParfum d'orbeje suis revenuAu zoo blanc aujourd'huiJe t'ai parléAvec les renards