歯科医療の歴史:目次
歯科医療の歴史に関する内容をすべてまとめています。興味のある所から覗いていってください。過去を知ると未来が見えてきます。
①紀元前の歯科医療
様々な古物資料から紀元前の医療についていろんなことがわかっています。ここでは特に医学の神様たちの業績から「歯科医療」に絞ってまとめています。
● エジプト文明
● メソポタミア・インダス・中国文明
● 古代ギリシャ・ピポクラテス
● 古代ギリシャ・アリストテレス
● エトルリア人の歯科医療ー準備中
②古代ローマ医療がアラビア医療へ
古代ギリシャで花開いた医療・医学はケルススとガレノスの書物に残されました。その後、ローマ帝国でのキリスト教の普及に伴い、学者たちは排斥されイスラム圏へと学問の場が移ります。
● 炎症四症候を定義したケルスス
● 千年医学を確立したガレノス
● アルコールの発見者ラーゼス
● アブルカシスとアヴィセンナ
外伝:12世紀ルネッサンスからの学問
十字軍遠征をきっかけにアラビア医学がヨーロッパへと再輸入されます。近代科学の黎明期となります。図書館が整備され、それを基にして大学が誕生します。歯科医療の歴史外伝なので歯科医療の話はありませんが、科学と医療全般の時代の流れをつかむために理解が必要です。
● 知の統合「図書館」の設立
● 「図書館」から大学設立へ
● アリストテレス哲学がスコラ学へ
● コペルニクスから始まった現代科学
● レオナルド・ダ・ヴィンチの科学的興味
● 反逆の炎上錬金術師パラケルスス
● 近代生理学ハーベィ「血液は循環する」
● ニュートンの造幣局勤務
● 錬金術を終わらせた研究者、ラヴォアジェ
③近世ヨーロッパの歯科医療
上記の外伝での時代背景を踏まえた上で、下の項目を読んでもらえると理解しやすいと思います。内科を主体とした医療から、解剖学の発展により外科学が医学の1分野として独立してきます。そしてついに、フランスの歯科外科医フォシャールによって歯科医療が学問として認知されるようになってきます。
● 近世フランスの床屋外科パレ
● 解剖学と芸術を融合させたヴェサリウス
● 歯科医学を創設した歯科外科医フォシャール
● 歯の再生に挑んだジョン・ハンター
④近代歯科医療はアメリカへ
医学の発展は相変わらずヨーロッパで続きます。しかし、フランス・イギリス式の歯科医療は新興国アメリカ合衆国で独自の発展を遂げます。バイデンとハリスの歯科医学校の設立(および学会の設立)は「歯科医療・歯科医学」が成立したことを示します。工学の発展と共に歯科医療も発展し、新しい学問領域としての第一歩が始まったわけです。
● 世界初の歯科学校「ボルチモア歯科医学校」
● 近代麻酔法の夢に飲み込まれた歯科医師たち
● 19世紀後半のアメリカ歯科医療の発展
● 歯科用ドリルとデンタルチェアの変遷
外伝:国際事情と明治維新
明治維新は、鎖国により失われた300年を一気に取り返す、奇跡的な革命であったことは間違いありません。一見無駄とも思える鎖国下での必死の勉学が、開国後の日本の発展に寄与しました。蘭学からのマナビは決して無駄ではなかったのです。外伝なので歯科医療の話はありませんが、明治維新前後の世界と蘭学に始まる日本の学問動向が掴めます。
● 19世紀での大学再生
● 九州はなぜ9州なのか
● ベストセラー「解体新書」と豊前国中津藩
● 蘭語辞書と豊前国中津藩
● 蘭学の終焉と福沢諭吉 豊前国中津藩
● 天然痘の予防
● 北里柴三郎:誕生からドイツ留学(前編)
● 北里柴三郎:帰国後の感染症対策(後編)
● 東大と教育制度の変遷
⑤日本の歯科医療の歴史
ようやく歯科医療の歴史、日本編を開始しました(歯科医療の日本史)。とりあえず江戸後期までを8回に分けて記事にする予定です。お楽しみに!
● 奈良平安時代は「歯科」ではなく「耳目口歯科」だった
● 平安時代の歯科医療を「医心方」から知る
● 平安時代「医心方」における虫歯治療
● 平安から鎌倉時代末期の歯科事情
● 室町・江戸時代の歯科医療ー準備中
● 江戸時代後期の歯科医療(解体新書解説)ー準備中
● 明治維新
● 大正時代
● 昭和初期
● 太平洋戦争後の日本医療
⑥現代における歯科とその未来
● ニューヨーク編
● カナダ・トロント編
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