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Malina.
2019年11月1日 13:04
「物語」のような世界を生きたい。それは幼い頃に思い描いていた世界のように、空想いっぱいのファンタジーの世界ではなくて、私はただ「美しい」世界を生きていたい。生きていたいというより、世界を美しく、できる人でありたい。***なんてことない日常を、当たり前の日々を美しい世界へと変えてしまうことのできる人でありたい。混濁として、嫉妬や絶望で溢れるこの世界を美しいと、感じられる人であ
2019年10月30日 09:43
「理想の自分」「なりたい自分」について最近、よく考える。昔から「どんな人になりたい」とか「憧れの人」だとか、そういうのが苦手だった。できるだけ早く子供を産んで、お金持ちと結婚して・・・そんな風にキラキラした目で楽しそうに夢を語る同級生たちを、私はいつも不思議な目で見ていた。将来のことなんて、正直あまり真剣に考えていなかったし、ただ親が喜ぶからって理由で、有名大学を目指したりしてた。なりたい職業
2019年10月23日 00:27
時々、ふと無性に全てを捨ててしまいたくなる。出会ったあの日に「使うかもしれないから」そう言って、大切に溜め込んだ愛しいガラクタたち。数ヵ月に1度、私はそれを躊躇なくゴミ袋へ放り込んでいく。「血も涙もない奴だ」幼い頃、初めてその台詞を言われた場面が頭をよぎる。そのとき一体、何をしていたのか。どういう経緯でそう言われたのか。詳しいことはもう思い出せない。けど未だにこうして思い出すほど、引き
2019年10月22日 02:41
これといって悪いことなんて、なかったはずなのに。家へと向かう私の足は、こんなにも重い。何か忘れた仕事はなかったっけ。ああ、あのときはもっと、こうすればよかったな。すれ違う陽気な大人たちからはお酒の匂い。頼むから、もう少し静かに。ああもう。歩道いっぱいに広がらないでくれ。空いていたはずのお腹はなんだかもやもやでいっぱいで。そういえば。洗えなかった食器がシンクに残ったままだ。
2019年10月20日 14:58
そう問いかけられる度、私の思考は止まっていた。数年前、自己啓発が流行り始める少し前のことだ。私は自分探しに必死だった。そんなとき、信じるべき”何か”を見つけ、それを信じて疑わない眼をした人たちから、何度もそんな問いを投げかけられていた。「理想のあなたは?」「なんでも手に入るとしたら何が欲しい?」そんななんてことない問いがいつも私を追い詰めていた。物欲がないわけではない。したいことがないわけ