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50代の娯楽と学び

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読んだ本や観た映画の感想などを書き溜めています。 また、学習継続中の英語・英会話の話も。
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〈カッコイイ少女漫画〉無料キャンペーンだって!

〈カッコイイ少女漫画〉無料キャンペーンだって!

この夏再読した話をしたばかりの『BANANA FISH』『YASHA-夜叉-』。
その作者・吉田秋生先生の作品を無料で読めるキャンペーンが、タイミングよく(?)始まったらしいので、ご報告♪

自分もまだ、吉田先生の作品をすべて網羅しているわけじゃないので、これを機に、読んでみようと思う。

『海街Diary』『詩歌川百景』『吉祥天女』がまだ未読。

『ラヴァーズキッス』は高校生の恋愛ストーリーで、

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大人になって再読した名作コミック②

大人になって再読した名作コミック②

前回、30年越しに読み返した漫画『BANANA FISH』について書いた。

この漫画は高校時代に友人から借りて読んだものを、また彼女から借り直して一気読みしたのだ。
この時、実は、もう1作、引き続き借りていた同じ作者〈吉田秋生さん〉の作品も貸してくれたのだ。

それが、『YASHA-夜叉-』だ。
『BANANA FISH』のあとに刊行されたもので、ここでの人気サブキャラ〈シン・スウ・リン〉も登場

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『ここはすべての夜明け前』読んでみた〈ネタバレほぼ無し〉

『ここはすべての夜明け前』読んでみた〈ネタバレほぼ無し〉

第11回ハヤカワSFコンテストの特別賞受賞作。

自分は小説に目覚めたのが遅く、無数にある古い作品を読み漁るので手が一杯で、新刊にまで手を出す余裕がなかった。
が、たまたまネット上で話題になっていて、星野源さんが絶賛していたこともあり、今回は興味本位で購入してみた。

この作品がこれほど注目を集めた最も大きな特徴は、書き方だろう。
ページを開いたときに、「おや?」と違和感を感じ、始めだけかと思って

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ゲーム中毒になった話

ゲーム中毒になった話

スマホ中毒に陥る子供たちへの悪影響は深刻な問題だ。

塾という、小、中学生と接する職場で働いている身としては、この問題を常に目の当たりにするわけで・・・。

ただ、彼らの中にはスマホ依存を自覚し、それなりに苦しんでいる子たちもいる。
話を聞くと、試験前などは、スマホを別の部屋に置いたり、布団の中に隠す、などと彼らなりに努力はしているらしいが、そんな生ぬるい方法はすぐに失敗に終わるようだ。

そりゃ

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大人になって再読した名作コミック

大人になって再読した名作コミック

学生時代に読んだ本や漫画を、大人になってまた読み返すことはあまりない。が、今回、ひょんなことから、高校生の時に読んだ『BANANA FISH』を読み返すことになった。
1985~1994年まで連載された作品で、読み始めたのはもう40年近くも前になる。
吉田秋生さんのファンだった友人が、「おススメだから読んでみ!」と、コミックの新刊が出るごとに購入して、自分にも貸してくれていた。

この時、我々は高

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読書月間は続く

読書月間は続く

先月は恋愛小説を読みまくって、結局他のジャンルも含めて7冊読んだことになる。

前回から引き続き読んだのが、

ワンダフル・ワールド/ 村山由佳

こちらは短編集だった。

そして、今月も引き続き、読書は続く。
もうすっかり寝る前の習慣&楽しみに定着したので、本が無いと眠れないかも。
それで、図書館通いと同時に、購入も始めた。

今月もすでに、2冊読了。

たそがれどきに見つけたもの/ 朝倉かすみ

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『清く貧しく美しく』石田衣良著 感想

『清く貧しく美しく』石田衣良著 感想

今月読んだ七冊目の本。
またまた、石田衣良さんの小説。
こちらも恋愛小説に分類されるのだろうが、別のテーマも気になり、なんとなく手に取ってみた。

恋愛の部分では、主人公たちはまだ30歳手前ということで、54歳の自分にとっては、初々しさがただただ眩しかった。
だから、”共感”や”胸キュン”は皆無であったのは仕方がない。

一方、この本のもう一つのテーマである〈働き方〉については、身につまされるもの

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大人の恋愛小説5冊を一気読みした〈ネタバレ無し〉

大人の恋愛小説5冊を一気読みした〈ネタバレ無し〉

3月は自分にとって〈読書集中月間〉だ。
現時点で6冊読破し、うち5冊は恋愛小説。

恋愛小説を選んだのは、今自分自身が書いているので、表現方法やストーリーの展開などを参考にしたくて。
恋愛ものを読むのは随分久しぶりだったので、それぞれのストーリーの展開に、自分の心が揺さぶられることがとても新鮮だった。

何を読むかは、単純にネットで「40代以上向けの大人の恋愛小説」で検索してヒットしたものから選ん

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『劇場版ハイキュー!!』を観て、今さら蘇る感謝〈ネタバレあり〉

『劇場版ハイキュー!!』を観て、今さら蘇る感謝〈ネタバレあり〉

今年はずっと観たかったアニメをできるだけたくさん視聴したいと思っていて、まずは正月休みに『ハイキュー!!』を観終えた。そしてちょうど良いタイミングで劇場版が公開されたので、今週娘と観に行ってきた。

『スラムダンク』と同様に、スポーツに打ち込む高校生のひた向きさと、それを通じて敵も味方もなく繋がる共感と友情の物語に、胸が熱くなった。

自分が一番好きなシーンは、試合の後、研磨が黒尾に、「僕にバレー

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『エンタメ小説家の失敗学~「売れなければ終わり」の修羅の道』平山瑞穂著

『エンタメ小説家の失敗学~「売れなければ終わり」の修羅の道』平山瑞穂著

前の記事にも書いた通り、今は小説を書くことに興味を持っているので、やはりこの本がセンサーに引っかかった。
ある小説家のユーチューバーさんがおススメしていたこともあり、手に取ってみた。

面白かった!
この本の内容の、自分なりのキーワードは、3つ。

創作者の孤独



共感

創作自体が孤独な作業であることはわかるが、そうやって精魂を注ぎ作り上げた作品を、編集者、もしくは読書に受け入れられなかっ

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彼らがうちにも来た

彼らがうちにも来た

うちにも来ましたよ~!
自分はXをしていないけれど、昨日は随分と賑わっていたことでしょう。
『The First Slam Dunk』のDVD&ブルーレイの発売日でした。

映画は3回観たけど、やっぱり待ち遠しかった。
ちょうど1年前に観に行ってハマり、二次創作までするようになってしまったという、50代からの人生第二幕に早速彩りを与えてくれた作品でもあるので。

夜に観るのが楽しみ過ぎて、仕事中も

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字が綺麗になりたい

字が綺麗になりたい

このままデジタル化が進むと、手書きする機会がどんどん減り、漢字なんて書けなくていい、なんて極論も耳にする。

自分としては(少なくとも自分が生きている間は)、それは無いだろうと思っている。

『字は人となりを表す』と言われるが、根拠はあるのかな?
昔、職場に嫌いな同僚がいた。仕事をなかなか覚えず、ミスが多いくせに、すごく偉そうな口調で「自分のせいじゃない」みたいなことを言ってくる。
接客業だったの

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自分のポジショニングについて考える

自分のポジショニングについて考える

人一人ができることは限られている。
人生は短いので できないことを1から学び 訓練するよりも、 できることにフォーカスして伸ばした方がいい。特に、もう人生後半に突入している自分はなおさらだ。

今はインターネットなどから溢れるほどの情報大量に入ることで、そのわずかな自分の〈好き〉〈 得意〉が 埋もれてしまい、結果、”自分探し難民”になってしまいがちだ。

「~する簡単な方法」やら「 誰でもできる

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10年後どうなっていたい?

10年後どうなっていたい?

10年後は63歳。

一言で言うと、「っぽくない人」であれば良いな~と思う。

63歳と言えば、ひと昔前なら、完全に「高齢期」「引退期」などと分類されていた。

年を取ると体力や容姿が衰える。病気にもかかりやすくなるだろう。

今でもすでにそうだが、同年代で集まると、そういった愚痴や悩みが話題の多くを占めるようになってきた。

だからこそ、自分が60代になった時は、そういったネガティブなイメージを

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