「何者」かになろうとしたって、いいじゃないか。
最近、私はnoteで驚異の3670スキを獲得した戸田真琴さんの記事【SNSで死なないで】や、
http://note.mu/toda_makoto/n/n71be988f6b05
平成元年生まれの直木賞作家・朝井リョウさんのbuzzfeedでのインタビュー記事【「自分らしく」生きられる時代に芽ばえる、新しい地獄】という実に似た内容の二つの記事を読んだ。
http://www.buzzfeed.com/jp/yuikashima/ryo-asai
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この2つの記事に書いている内容は、「今の時代、平成というSNSが急速に発展し、何かと平等になった社会だからこその苦悩」
というテーマにおいて一貫していて、(良かったらチラ見でもいいのでこの2つの記事を読んで欲しい)
最近、SNSで「裸足でアメリカ横断します」と呟き物議を醸した中学生などの存在を勇気と無謀を履き違えた、SNSが生んでしまった存在としてしっかりと批判をしている。
それを踏まえ、今の時代の「何者か」に「特別」になりたい若者たちに対しての赤裸々な思いを2人とも、語っているのである。
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…でも、最初私は勘違いしてしまった。
この記事が本当はなにを伝えたいのか、上手く分かっていなかった。
そもそもこの2人の記事を私が読むことになったのも、2人に記事を拡散させることの出来る、そもそものステータスがあったからである。
戸田真琴さんは処女ながらAV女優としてデビューし今も現役で活動しているし、朝井リョウさんは平成元年生まれながら直木賞を受賞した今をときめく人気作家さんで。
この二人は、結局すでに何者かになってるじゃないか。と読み終えた後ふと思ってしまった。
だが、それは確かに間違っていることではない。
最初私がこの文章を読んだ印象は、折角行動しようとしている逸材達を、まだ「何者」でもない彼らたちを、行動なんかしなくても、普通のままで十分幸せだと諭しているように見えてしまった。
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でも、この2つの文章で2人が伝えたかったのは、そういう事ではなかったのだ。
「生きがい」や「特別」という言葉に捉われ支配され、自分は何者かということを示すために、生きがいを見つけるために死んでしまうほど自分自身を破壊してしまうという危険が今の時代にはある。
この事に対する注意喚起をしたかっただけなのだ。
この事は、きっと表舞台という一見華やかな舞台に立ったからこその闇を知っている2人だからこそ、既に「何者か」になってしまった2人だからこそ、分かることなんだと思う。
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いつまでもどこまでも、隣の芝生は青い。
SNSの急速な普及で、時間の使い方1つにしても昔より色々な選択肢が増えすぎた。
しかしその分、自分のやりたい事を見つけたら
一気にインターネットで検索して情報を得ることが出来る時代になった。
だから自分のやりたい事や興味のある事があれば、
時にはがむしゃらに挑戦してみるのもいいじゃないか。行動してもいいじゃないか。
特別になることを目的としなくても、そうやって好きな事を極めていくことを、早いうちから無意識にやっていくことが人間が特別になっていく近道だと思う。
だから、始めてみよう。調べてみよう。
私達はまだ、「何者」でもないのだから。
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