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【脳科学】自分の最大限のパフォーマンスを出す環境の作り方

本日は自分の好きな事を仕事にするか、稼げる事を仕事にするかという論争を、脳科学的な観点から見て、解決していこうと思います。

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ということで本日も他愛もないお話をしていこうと思うのですが、今日は昨日の記事に引き続き、自分の好きな事とお金のどちらを優先するのが良いのか、と言う事を脳科学的な観点から解決していこうと思います。


これは例えば、自分の職業だけではなく、よりクリエイティブでロジカルな質の高い仕事と発想をしようと思えばどうやった考え方をすれば良いのか、と言う事にも役立ちます。


転職したいと考えている方にも、より質の良仕事をしようと考えている方にもオススメとなっていますので、ぜひご覧ください。

まず昨日の記事であったのが、自分のやりたい事をやる派の人とお金を稼ぎたい派の人がいるって事でしたよね。

これを脳科学的に深掘りしていくと、自分のやりたい事をやる人はそのままですが「自分はこれをやりたい」という、自分の内発的な意欲、要するに自分の心の中から湧き出る欲求が原動力になっていて、この原動力を脳科学では「内発的意欲」と言ったりします。


そしてお金を稼ぎたい派の人は、「これをやったらお金をもらえる」とか「周りの人からの良い評価を貰いたい(承認欲求的な感じです)」という、自分の外部から提供される報酬が原動力になっていて、この原動力を脳科学では外発的意欲と言ったりします。



内発的意欲とは

内発的意欲…達成感や充足感などの自分の心の中から湧き出る喜びや楽しみや驚きを報酬とし、その自分の報酬に向かって目的を達成しようとする意欲のことを言います。


例えばゲームをする人は多いと思いますし、まひろ(著者)も大好きなのですが、ゲームって、やっても基本的に物理的に何か得するわけではないですよね。

それこそゲームをしたからと言って、プロゲーマーになれたり、YouTubeのゲーム実況で生きていける人って、ゲームをしている人口から考えたら、めっちゃくちゃ少ないわけですよね。


だからゲームをしたからと言って、何かがもらえるとか何かを得られるという研究は稀にあるのですが基本何わけです。


じゃあなんで多くの人はゲームをするのかというと、そのゲームをクリアした時の達成感や、自分がやりたかったようにできた時の充足感を求めてするわけです。


これを内発的意欲と言います。

なんかこうやってゲームとかを引き合いに出して内発的意欲を説明すると悪いイメージを持たれる方がいらっしゃるかと思うのですが、それは間違えていて、ダレモレ人口知能研究所のユルゲン・シュミットフーバー教授によると、創造性はこの内発的意欲の副産物であると言われています。

創造性と言うと、今の時代社会でめちゃくちゃ求められている能力のうちの一つですから、大切ですよね。



内発的意欲は創造性と関係がある


というのも、この内発的意欲って達成感とか充実感みたいな心の中から湧き出る喜びなどのことで、この驚きとか喜びが大きければ大きいほど報酬は大きくなるわけです。


どういうことかというと、最初から

「あ、これすぐできそうだな」

とか

「誰でもできそうだな」

ってものって達成したり解決したりしても、その時に得られるこの驚きや喜びって少ないわけです。


例えば「1+1=」って問題を解けて嬉しい人なんて初めて算数を知った子供でも喜ばないと思うんですね。なんでかって言うと、やる前に結果がどうなるか予測ができるから。


だからある程度「あ、多分これ簡単にできるな」ってものをやったとしても驚きや喜びは得られないわけで「あ、これ難しそうだな」とか「あれ、これちょっとわからないな」ってものを達成したり解けたりできた時の方が人って驚きや喜びの感情が大きくなりますよね。


そしてそういった報酬(喜びや驚き)を求めて問題を解決しようとする意欲は自然と自分が知らないものや新しいものへと向いていくので、創造性に関わってくるんですよね。

というのが内発的意欲のお話です。



外発的意欲とは


この外発的意欲とは簡単に言えば内発的意欲の対となる存在です。

さっきのお話では、内発的意欲は自分の心の中から湧き出る報酬に目的を達成したり解決しようとする意欲ってことでしたが、この外発的意欲はその逆でお金他人からの称賛や評価など、外部から与えられる報酬を目的に達成したり解決しようとする意欲です。


まあ要するに

「この仕事をしたらこれだけお金がもれえるぞ〜」

とか

「これしたらあの人が褒めてくれる」

ってことを目的に問題を解決したり達成しようという意欲のことです。



外発的意欲は論理性と関係している


っていう感じで外発的意欲で動くと、人ってその報酬を得るための最短ルートや確実な方法を取ろうとするので論理的な思考をするわけです。何が得られるかわからない内発的意欲で動く事と違って。

例えば会社を経営する時に

「こうやったら儲かるってわかるけど、あえて違う方法でやってみようかな〜」

みたいにわけのわからない遠回りな経営をする人って少ないですよね(笑)


多くの人はお金を得るために最適で効率的な方法を、あくまでも論理的に探すわけです。

という感じで、人って外発的意欲で動く時は論理的な思考をするということがわかっているのですが、それと同時に論理性は創造性を抑制するということがわかっています。



内発的意欲と外発的意欲の関係


今さっき地味に「論理性は創造性を抑制する」という全米が驚くぐらいの事実を皆さんにお話ししたのですが、実はこの2つ(内発的意欲と外発的意欲)って打ち消しあう関係なんですよね。

要するに、外発的意欲のみで動くと創造性が抑制されるし、内発的意欲で動きすぎても何も報酬が得られない可能性もあり、どちらかに偏りすぎると問題解決の意欲が損なわれてしまいます。


だから基本的には創造性と論理性は同時に作用することはないわけですが、これをバランスよく保つのが、やりたい事をやる派とお金を稼ぎたい派論争の結論なのです。



創造性と論理性の塩梅の取り方


例えば、まひろは脳科学とか心理学が好きでもう長々と11年ほど勉強しているのですが、別に自分の好奇心に忠実に勉強するだけでは、これらを勉強したからと言ってお金などの報酬は一円も得られないわけです。

ここで終わるのが好きなことだけで生きていけない人。(僕はそうではないと願います。)


ただ、心理学や脳科学を使ってお金を稼ごうと思ったらできますよね。

こうやって、内発的意欲から外発的意欲に切り替えられると報酬を得る方法っていうのはわかるのです。


これが好きなことで生きていける人です。

ゲーム実況YouTuberってゲームをしている時は楽しくて内発的意欲で行動していますが、その動画をより多くの人から見られたりお金を稼げるように編集したりサムネイルを作ったりYouTubeを研究したりして外発的意欲で行動するわけです。


これがお金しか見えなくなって撮影中に外発的意欲で動き出すと、そのYouTuberってだんだんおもんなくなっていくのですが。


内発的意欲と外発的意欲の違いがわかると、好きなことで生きていける人と生きていけない人の違いがわかりましたよね。

実は成功できる人とできない人にはこんな違いがあったりします、というお話なのですが、こうすると創造性と論理性の塩梅をうまく取ることができるのです。


だから最終的に脳科学の観点から何が言えるのかと言うと、自分の仕事に好きな所を見つけた方が良いと言う事です。

自分の好きな事をやり過ぎても、外部からの報酬を求め過ぎても、偏りができるのです。  


大切なのは、自分の好きな事を仕事にするor自分の仕事に好きな所を探し、それを論理的にどうやってマネタイズするか、考える事なんで、今自分が内発的意欲と外発的意欲のどちらで行動しているかを把握する事です。

こうすると、共存ができない創造性と論理性の良い所取りができるので、自分の最高のパフォーマンスを引き出せるようになり、それによって報酬も沢山もらえる見込みが立つと、いうのが脳科学の観点からした結論です。

これは元々の頭が良いとか悪いとか関係なく、仕事をしていて自分の最高のパフォーマンスが出せるかどうかは、とても大切な事だと思うので、転職を考えられている方や、より良い仕事をしたいと考えられている方はぜひ、この脳科学を参考にしてみてください。


と言う事で、明日はマネタイズについてお話していこうと思いますので、興味がある方はぜひご覧ください。


それでは、最後まで読んでくださりありがとうございました。


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