記事一覧
ニューヨークの『君たちはどう生きるか』 | 少年と灰色サギか青サギか
邦画は日本語で観たい。
年末、タイムズスクエア近くにある映画館で日本のアニメーション映画を観た。話題作のTHE BOY AND THE HERONだ。
公開されるやいなや、全米興行収入で第一位という快挙。いち早く観に行くべきだったと後悔したその理由は、年末の映画館での上映は全て英語吹替になっていたのだ。宮崎監督の映画はキャラクターに合わせた独特な話ことばや声のトーンなどに魂が籠る。日本語ネイテ
ニューヨークの座敷わらし | アンディ ウォーホルが現れる
自らの叫び声にびっくりした。
背筋から脳天に向けてぞわぞわと寒気が走った。その叫びは、敢えて言うのであれば遊園地のお化け屋敷で後ろから突然驚かされた時にでる類の声と似ている。
声がよほど大きかったのだろう。隣のギャラリーから何事かと真剣な顔をした人が跳んできた。
ニューヨーク市のマンハッタン南西に位置するチェルシー。名高いアートギャラリーはもちろんのこと、ストリート沿いには大小のギャラリーが
ニューヨークのヤンキースファン|私はオオタニのためにここにいる
忘れることのできないニューヨーク ヤンキース ファンがいる。
彼は大谷翔平のために、初めてヤンキー スタジアムへ試合観戦にやってきた。
「ベーブ ルースを知っているかい。
彼の存在はヤンキースだけでなく全てのファンを釘付けにしたんだ。
オオタニも同じ。本物のスーパースターなのさ」
得意げに話してくれた。
2021年の6月。
ニューヨークで行われるエンジェルスの数少ない公式戦の観戦のためヤンキー
日曜日。
カーテンを開ける。コーヒーを飲む。市場に出かける。牛乳を買う。
いつもと違うのは朝から戦場のメリークリスマスを聴いていること。
晴れているけど、風の音が強いニューヨーク。
ニューヨークの食|ごひいきの「もやし」
ニューヨークのもやしは、子供のころに食べたもやしと似ている。
日本では衛生的な個装パックがスーパーマーケットで売られるようになってからしばらく経つが、幼少の当時もやしは八百屋さんの店先に置かれたポリバケツ(クリーム色もしくは水色)の中で水につかっていた。ざるに一杯〇〇円、盛り方によってはずいぶん得した気分になったのを子供心にも覚えている。
ニューヨークのグロッサリー(食料雑貨店)ではトレイにパ
ニューヨークの住まい|年中行事のデコレーションは地産地消
どこに暮らしていても伝統的・文化的な季節の年中行事がある。
特に一年の後半には大きな行事が毎月のようにあり、年末が近づくと街では行事に合わせて飾るオーナメントを取り扱っているショップを頻繁に見かけるようになる。
感度の高い人が集まるニューヨークではショーウィンドウやインテリアショップなどの店内がセンス抜群にデコレーションされ、これさえあれば年末年始をお洒落に過ごせるだろうなと欲しくなる。
だ