「母さんの肩もみ」ー詩ー

母さんの
肩は　とても　うすくて
ごつごつしてる

強く　たたくと
壊れてしまいそう

「坊やの　手が
一番　気持ちがいいわ」

肩を　もんであげると
じっと　目をつぶって
気持ち　良さそうにしてる

細い　くび筋は
すみれの　茎のように
ユラユラする

「ああ　いい
とても　肩が楽」

母さんは　小声で
何度も　つぶやく

窓から　差し込む
陽の光が
母さんの　影を
写す

ボクの小さな影と
母さんの　細い影
二つが　重なりあう

いまも　自分の
影をみると
その時の　二つの影が
目に浮かぶ

どこからか　ボクの
肩たたきの　音まで
蘇ってきそうだ

母さん
今度　出会ったら
また　沢山　肩もみ
してあげる

約束　したからね

最後まで　読んでいただきありがとうございます。
これからも　お心をなごますような詩を投稿して
まいりますので、スキ、コメント、フォローなどを
いただければ　子犬のようになつきます🐱🐱🐱🐱

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