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#悪魔

アナログ派の愉しみ/音楽◎伊福部昭 作曲『交響頌偈「釈迦」』

お釈迦さまと
ゴジラが出会ったら?

面妖なCDである。1989年4月8日に東京・五反田の簡易保険ホールで小松一彦指揮/東京交響楽団が行ったコンサートの記録だ。オール伊福部昭プログラムはけっこうとしても、先に『SF交響ファンタジー第1番』が演奏されたのに続いて、お釈迦さまの誕生日の「花まつり(灌仏会)」にちなみ新作の『交響頌偈「釈迦」』が披露されたのだから、その組み合わせについ首をひねりたくなる。

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マニ教の創世神話を深層意味論で読む

マニ教の創世神話を深層意味論で読む

「深層意味論で読む」シリーズの第三弾!
今回は青木健氏の2010年の著書『マニ教』を深層意味論で読みます。

「マニ教と言えば二元論」と、たしか中学生の頃に丸暗記したような記憶があるが、一体、何と何がどう関係して二元なのかは不明なままであった。そして「あれから40年」いや30年くらいを経て、この『マニ教』を手に取ったのである。

マニ教は西暦3世紀の西アジアで生まれた宗教である。キリスト教の文献で

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マニ教の終末論を深層意味論で読む

マニ教の終末論を深層意味論で読む

前回「マニ教の創世神話を深層意味論で読む」に引き続き、青木健氏の著書『マニ教』を読む。マニ教は「善悪二元論」「光と闇の二元論」として知られる、西暦3世紀の西アジアで生まれた宗教である。

前回の記事では、青木健氏の『マニ教』に描かれた、マニ教の創世神話(世界の始まり、世界の起源についての神話)にあたるものを、深層意味論の手法で読んでみた。

それに対して今回は終末論である。

要するに、この世の終

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