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『「わざ」から知る(コレクション認知科学)』生田久美子著:伝統芸能から考える、身体や生活の中での学びと教育
熟練の職人の動きを機械に覚えさせて物を作る場合、人と機械が作る物は同じになるのか?
微妙な差は?「精神」は?
→p. 195
p. 15
華道の根本の形式は「天」「地」「人」。
pp. 16-17
伝統芸能の習得、段階、目的は、学校教育のそれとは異なる。
行っていること自体に段階が設定されているのではなく、学ぶ者がそれぞれ目的を見いだして行っている。
p. 17
わざを伝授する者が評価を下す
「オイリュトミー」シュタイナー教育の舞踊がわかるおすすめ本4選
シュタイナー学校の授業で実践されている舞踊「オイリュトミー」を知るための下記の本を、「ダンス評.com」で紹介しています。
■『オイリュトミーが育むこころとからだ―動きの教育学』 秦 理絵子 著、水声社、2011年
■『シュタイナー教育とオイリュトミーー動きとともにいのちは育つ』 秦 理絵子 著、学陽書房、2001年
■『オイリュトミーの世界―ルドルフ・シュタイナーによって創始された宇宙神殿
『国際コンテンポラリー・ダンス―新しい<身体と舞踊>の歴史』『コンタクト・インプロヴィゼーション―交感する身体』などダンスを知る本の紹介
コンテンポラリーダンスを知るための下記の本を、「ダンス評.com」で紹介しています。
■『国際コンテンポラリー・ダンス―新しい<身体と舞踊>の歴史』原田広美著、現代書館、2016年
■『コンタクト・インプロヴィゼーション―交感する身体』 シンシア・J・ノヴァック著、立木燁子、菊池淳子 共訳、フィルムアート社、2000年
■『身体感覚の旅―舞踊家レジーヌ・ショピノとパシフィックメルティングポッ
『ダンスは冒険である―身体の現在形』石井達朗著、論創社:コンテンポラリーダンスを言葉でどう語れるか?
舞踊評論家の石井達朗氏による、コンテンポラリーダンスの論考やダンサー・振付家のインタビューを収録した本(2020年2月刊)。
第1章は、身体、インクルーシヴ、アジア、サーカスなどのキーワードからダンスを語る。
第2章は、アラン・プラテル、ケースマイケルとローザス、ピーピング・トム、ジゼル・ヴィエンヌ、大野一雄、勅使河原三郎、山口小夜子という振付家やカンパニー、ダンサーのダンスを語る。
第3章
『どうせダンスなんか観ないんだろ⁉激録コンテンポラリー・ダンス』乗越たかお著
2004~2009年に雑誌に掲載された原稿を中心に編まれた、当時の日本や世界のコンテンポラリーダンスの潮流を垣間見ることができる本。
登場するダンサーや振付家には、現在もよく知られている人もいる。
リアルタイムで知らない時代のダンスのことが分かるのは貴重。インターネットに書くのもいいけど、やはり雑誌などで出版された記録は貴重だなと思う。
コンテンポラリーダンスを「マトリクス」で解説する入門書『西麻布ダンス教室―舞台鑑賞の手引き[増補新版]』
『西麻布ダンス教室―舞台鑑賞の手引き[増補新版]』桜井圭介、いとうせいこう、押切伸一 著、白水社、1998年
1998年という、まだコンテンポラリーダンスという言葉が日本で言われていなかった時代に出版された本かもしれないが、ラバン、ウィリアム・フォーサイス、ダンカン、グラハム、ヴィグマン、ピナ・バウシュ、舞踏(土方巽、大野一雄)、ベジャール、ローラン・プティなどに言及している。
「時代」や「国
『パリ・オペラ座へようこそ』渡辺真弓著から「社会的」なバレエとダンスを拾ってみた
『パリ・オペラ座へようこそ~魅惑のバレエの世界~』は、パリ・オペラ座を拠点とするバレエの歴史、同バレエ団やその学校の制度、歴代の芸術監督や振付家を解説した本だ。著者による公演鑑賞記録もふんだんに盛り込まれている。
フランスの華麗なる至宝、パリ・オペラ座パリ・オペラ座は現在、1875年オープンのパレ・ガルニエ(ガルニエ宮)と、現代的な建築で1989年にオープンしたオペラ・バスティーユ(バスティーユ