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桂米朝さんの「始末の極意」と「京の茶漬け」
最近、桂米朝さんの「始末の極意」と「京の茶漬け」が好きだ。
どちらも話としては短めでさらりと聞けると思うので、まだ聞いたことがない人はYouTubeかCDでぜひ。
始末の極意「始末の極意」の『始末』とは、ここでは『倹約』を意味する。
タイトルの通り、ケチな人が如何にお金を使わずに生活するかを語る話となっている。
それも―米朝さんもまくらで言っていたが―落語になるくらいなので並みのケチではな
読書感想文 2023
2023.02
『日本人にとって美しさとは何か』
-高階 秀爾-ブックオフで見つけて購入したが、大当たりだった。
様々な作品を参照しながら日本人の美意識の在り方、由来を述べている。
特に文字と絵の関係性という点で西洋美術との違いを説明した話は大変興味深かった。
また、この本を読んでいる期間に広島県の神勝寺を訪れたのだが、白隠の常設展があり、この本の中にも出てきた『人麻呂像』の習作を目にすることが
落語「三年目」がしびれる
※この記事は落語「三年目」の魅力を語る記事となっております。重大なネタバレを含みますので、まだ聴いたことがない人は、先に落語をお聴きすることをおすすめします。
落語あらすじ事典 Web千字寄席 さんねんめ【三年目】落語演目
あらすじ起:
仲の良い夫婦のおかみさんが病床についてしまった。
おかみさんは、自分が死んだあと旦那が後添えをもらうことに耐えられないので、その婚礼の日の夜に化けて出る、とい
読書感想文 2022
2022.02
『落語―哲学』
-中村 昇-落語の噺を哲学観点から分解する、という発想が興味深く、手に取った本だった。
2022.04
『中原中也 沈黙の音楽』
-佐々木 幹郎-私の好きな詩人中原中也についての本。中原中也の詩の解説と彼の生活史との関連がとても分かりやすくまとまっており、詩集と合わせてまた読みたいと思っている。
2022.07
『心淋し川』
-西條 奈加-時代設定が江戸というこ
読書感想文 2021
2021.01
『草枕』
-夏目 漱石-昔、友人におすすめされたのを思い出して、読んでみた。こちらも昨年の『雪国』と同じく冒頭のフレーズが有名な作品。
2021.02
『デザインの知恵 情報デザインから社会のかたちづくりへ』
-須永 剛司-デザインが社会にどう関わっていくのか、という部分について実際のプロジェクトをもとに語られており、非常に分かりやすい。
2021.05
『モラルの起源―実験社
読書感想文 2020
2020.02
『現代落語論』
-立川 談志-私が落語にどっぷりハマるきっかけになったのが、立川談志さんの『芝浜』だった。ゆえに落語に関する本を読むなら談志さんのものから、というのは自分の中では自然なことだった。
この本はまず、落語とは、落語の面白さとは、といった解説から始まる。次に、落語家が真打(落語家の身分、低い順に前座→二枚目→真打となる)になるまでを談志さんご自身や周囲の方のエピソードを交
フレームからはじめよ
「ゴールから逆算して考えましょう」
なんてことを、いわゆるできる人は言ったりする。
なるほど、一理ある。
仕事にしろ勉強にしろ、多くの場合期限や納期というものがある。
それに間に合わせるようにスケジュールを組み、進めていく。
もっと日常的なことで言えば、待ち合わせも同じ。
11時に駅前集合だから、10時には最寄り駅についてないといけない、ということは9時には家をでないといけない、ということは7時に