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kyOmu
2021年11月4日 22:51
大野萌子 著『よけいなひと言を好かれるセリフに変える 言いかえ図鑑』を読み終えました。本書では話の聞き方、注意の仕方、頼み事など場面に応じた例を出しながら、好かれる言葉への言いかえ紹介しています。好かれる言葉の反対は、嫌われる言葉。相手を不快にさせる言葉には次のような特徴があります。・上から目線(~しといて)・思い込み(~なのに)・決めつけ(~でしょ)・命令(~しなさい)・
2021年9月26日 21:49
青山美智子『月曜日の抹茶カフェ』、読了。東京と京都をつなぐ、12ヵ月12編の物語です。●印象に残った一文この世に生まれ落ちたときから、僕たちはただどこまでも繋がり続けている。本作は、同著者『木曜日にはココアを』の続編です。読み終えた時、京都での茶道体験を思い出しました。茶道の世界から生まれた「一期一会」という言葉。いま、この時間に集う人との関係は二度と同じものはない、一度きり
2021年9月12日 21:47
しかし不器用でも、真剣な言葉こそが、胸に響く。三浦しをん『舟を編む』、読了。新しい辞書『大渡海』の出版に向けた長い長い旅の話。辞書作りに向き合う様々な人たちの情熱や心模様が、文字を、言葉を通して伝わってくる。主人公の馬締の不器用さが、愛おしい。そして西岡さんの立ち位置が絶妙。仕事とは、関わるすべての人の協力があってこそ成り立つもの。2人の関係を見ていて、なんだかラーメンズの
2021年9月5日 23:13
住野よる『麦本三歩の好きなもの 第二集』、読了。三歩の何気ない日常に、癒されました。自身の日常の疲れが、物語とはいえ誰かの日常を知ることで癒されるとは。なんだか不思議なものです。●印象に残った一文何も届かなくてもいい、ちょっとだけ生きる責任を持ってあげられたらいい。お隣さんとの関係性に関する話で出てきた一文。たまたま玄関先で会えば、挨拶をするくらい。しかし、壁一枚を隔てて、
2021年4月21日 23:10
平野啓一郎 著『私とは何か 「個人」から「分人」へ』、読了。●印象に残った言葉好きな分人が一つでも二つでもあれば、そこを足場に生きていけばいい。(本文より)優しくて、しなやかに心を支えてくれる言葉です。人間関係において、わたしたちは相手次第で自然と様々な自分になります。本書の「分人」とは、対人関係の中で生じるその複数の人格のことです。家庭で、パートナーや子ども、両親、きょうだ