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寄り添うような言葉をえらぶ

大野萌子 著『よけいなひと言を好かれるセリフに変える 言いかえ図鑑』を読み終えました。


本書では話の聞き方、注意の仕方、頼み事など場面に応じた例を出しながら、好かれる言葉への言いかえ紹介しています。

好かれる言葉の反対は、嫌われる言葉。

相手を不快にさせる言葉には次のような特徴があります。

・上から目線(~しといて)
・思い込み(~なのに)
・決めつけ(~でしょ)
・命令(~しなさい)
・曖昧(そのうち…お手すきの際に…)
・押しつけ(~べき)
・助詞の使い方(資料を作るの「は」うまいんだね)


相手を不快にさせない、好かれる言葉にするには、例えばプラスイメージややお願いの言葉に変換する。

●マイナスイメージの言葉を、プラスイメージへ
 嘘でしょ?
  ↓
 本当ですか?

●命令形を、依頼の形へ
 ○○しないで!
  ↓ 
 △△してください。


また、「同感」と「共感」の違いにまつわる言いかえが複数紹介されていました。

「同感」と「共感」は似て非なるもの。「わかるわかる」がよけいなひと言になってしまうように、同じ経験をしたとしても、他人と自分の考え方や価値観がまったく同じということは絶対にありえないのです。

相手の話を聞いている時や、相談を受けている時。

わたしもついつい、「わかるよ」と言ってしまいます。

全てを読んで思うのは、相手に「寄り添う」ような言葉選びをすることがポイントだということ。

相手に「伝える」のではなく、相手に「伝わる」ように。

伝わった時に相手がどう思うか、想像して言葉をかける。

自分が言われて嫌なことは、言わない。

小さい子どもに教えるような事ですが、

様々な言葉を使えるようになった大人こそ、心に留めておいてほしい事です。

言葉は、人を表す。

早速明日から言いかえを実践していこうと思います。

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