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共感力ある職場を作りたい

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#新米管理職

部下に話してもらえるための聴き方とは。

部下に話してもらえるための聴き方とは。

私の会社では、定期的に匿名でアンケートを取っています。
それは各部署の上司に対するアンケートです。匿名ではあるものの、課単位、部単位で点数が集計され、それがマネジメント層にフィードバックされます。

数字の絶対値が悪かったり、前回に対し悪化傾向があれば、会社や労働組合から名指しで改善指示がきます。悪目立ちしたくないマネジメント層はこの結果を戦々恐々待っているわけです。

ちょうど1年前、その数字が

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Kintoneで創造力を刺激し、自発的なDX活用を促す。

Kintoneで創造力を刺激し、自発的なDX活用を促す。

昨今DXが叫ばれますが、DXは人材育成の格好の機会です。

私の仕事は事業計画なので、毎月の売上集計などルーティンが多く、DXという言葉のない時から様々な方法で効率化をしてきました。

よくあるのがMicrosoft Accessです。
売上明細のようなデータを分析できるように、アルファベットの社内コードになっているところに顧客名をつけたり、品番しかないところにパラメータを使って製品名をつけたり。

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育てているようで、育てられる。チームマネジメントも子育ても同じ。

育てているようで、育てられる。チームマネジメントも子育ても同じ。

私は今年から課長となり、部下を抱えています。
でも、これがチームを率いる初めての経験かというとそうではありません。

私が32歳、係長になった時に、2名の後輩とチームを組みました。一人は4年後輩、もう一人は9年後輩です。

係長になったときに、上司からは「自分一人で成果を出すのではなく、二人の後輩をうまく使って成果を出せるようになってほしい」と言われ、その通りだと思い、気合が入りました。

自己紹

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部下を評価するときの心がけ。

部下を評価するときの心がけ。

期末ですね。部下の人事評価をつける時期になりました。

私は新任課長なので、初めての経験です。
会社も、新任課長には研修を用意していて、先日の1on1研修に引き続き評価者研修というものが社外講師をお招きして実施されました。

評価というのはこうすれば上手くいくというものは無いのだろうと思いましたが、2つの側面から大事な要素を整理しておこうと思います。

1.明確な根拠ある目標に対して評価しなくては

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1on1での6つの心がけ。

1on1での6つの心がけ。

私の会社では数年前から会社施策として1on1を導入しており、新任の管理職はその研修を受けることになっています。

本日、外部講師の方をお迎えした研修を受講してきました。

1on1については個人的に興味があってセミナー動画を見たり本を読んだりしていましたが、あらためて気づきがあったので記しておきます。

1.部下に関心を持つことが大前提。1on1は傾聴が大事というのは聞いたことがありました。私も研

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テレワークとザツダンの相性って?

私の職場では、コロナ対策のために出社率を3割程度にコントロールしています。
私のチームは6人ですから、私を含めあと1人か2人が出社して、あとのメンバーは在宅です。

もちろん出社はリスクのあることですから、出来る限り在宅してもらうようにお願いしています。
そうすると週に一回も出社しない人も出てきます。
でも私は毎週全員と1on1をすることにしていますので、オンラインでの実施が基本になるわけです。

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管理職として他人の人生に直面する難しさ。

私は今年から管理職になりましたので、会社の様々な研修を受けることになります。

今週の研修は人事制度がメインでしたが、その時に「管理職は良かれ悪しかれ部下の人生を変える力を持つことになります」と言われました。

もちろんわかっていることなのですが、話や文字で読むだけでなく、具体的に部下を目の前にして、話している中で各人の状況を目の当たりにすると、やはりその重さを改めて感じます。

総合職、一般職の

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失敗したプロジェクトの次にいい仕事をするために。

今までさまざまな製品の企画を担当してきましたが、失敗したものもありました。
失敗というのは、この場合は原価が高くなり赤字になってしまうものを示します。

製品開発には3年くらいかかりますが、私はある製品の量産まであと1年というところで担当になりました。

その製品はコストダウン製品として期待が高く、特別にプロジェクトチームが結成されてきました。

勿論、定期的に役員報告が実施されてきました。試作段

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テレワークでも部下の感情を掴みたい。

「課長、気持ち的に苦しいです」

昨日の定時頃に部下の一般職女性からメールが入りました。

今日たまたま出社予定だったので顔を合わせて事情を聞くことにしました。

今担当してくれている、経費予算を超過した関係部署への要因調査の中で、相手から「送ってくれたデータに見覚えのない数字が入ってるんだけど、どこから持ってきた?」と問い合わせを受けたとのことでした。

問い合わせされたメールを見ましたが、淡々

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相手の失敗経験を共有することが出発点。

構造改革といって採算改善を議論するのは、何も特別なことではありません。
いってみれば恒例行事のようなモノだと思います。

改善はできないか?変革するところはないか?
といった会話を毎年繰り返してきているところも多いでしょう。

今、非常に事業が苦しい中で、抜本的な改革を求められている。
でも、今までだって改革する気がなかったわけじゃない。
むしろ、現場は一生懸命考えて、色々なアイデアを出してきてく

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いいねと言って生きていく。

仕事で関わる人をどのように見ていますか?

仕事ができる、仕事ができない、頭がいい、動きが早い・・・とか。

振り返ると、相手のことばかり勝手に評価していて、自分がどう見られるか、気にすることは少ないと気づくことがあります。
過去、上司や先輩も、「自分が」何をしたか、「自分が」相手に何をさせたかで仕事の評価をしているように見えました。

でも。
私は製造業の事務屋ですから、開発もできないし、生産も

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自分が大事にしたいもの。

仕事をしながら、どういう時嬉しくて、どういう時に満足感を感じるか。
結構人によって違うモノだなと感じます。

私の仕事は製造業の事務屋なので、戦略を考えたり、フォローアップをしたりする仕事です。
そうすると自ずと説明したり、お願いする場面が多くなるわけです。

相手は製造現場だったり、技術者だったり、営業だったり。

職場の先輩は「絶対自分の意見を曲げずに、負けずに押し込んでこい」という人もいます

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