テレワークでも部下の感情を掴みたい。

「課長、気持ち的に苦しいです」

昨日の定時頃に部下の一般職女性からメールが入りました。

今日たまたま出社予定だったので顔を合わせて事情を聞くことにしました。

今担当してくれている、経費予算を超過した関係部署への要因調査の中で、相手から「送ってくれたデータに見覚えのない数字が入ってるんだけど、どこから持ってきた?」と問い合わせを受けたとのことでした。

問い合わせされたメールを見ましたが、淡々と質問が書いてあるだけですし、送信元の人は私の旧知の人でしたが、優しい人で怒っているとも思えませんでした。

しかし、彼女は年明けに異動してきたばかりで相手のことは知らないですし、異動前の仕事は直接顔を合わせる人とのコミュニケーションがメインで、メールで問い合わせを受けることにも慣れていません。

慣れていない仕事で緊張しているのに、いきなり知らない人から問い合わせがあって、しかもそれはまだ自分の答えられないことで、動揺してしまったのだと思います。

無理もない。当たり前のことです。

問題なのは、彼女が一連の仕事をテレワークでしていたために私がそういった質問を受けていることに気づけなかったし、表情を見れないので、彼女の異常に気づけなかったことです。

私は、テレワークはコロナ感染対策というより、新しい働き方であって、アジャストしなければいけないものだと思っています。
できる工夫をして、テレワークでも今まで通り仕事できるようにと思っていますが、このような経験をすると、やっぱり顔見たいな、と思ってしまいます。

救われたのは、彼女が私に苦しいとメールで打ち明けてくれたこと。
でも、部下が連絡くれるまで待つのも正しいとは思えません。

今はメンバー全員と毎週一時間会話する時間を取らせてもらっているくらいで、それがどこまで効果あるかはわかりませんが、積み重ねと思って続けていこうと思います。

なかなか難しいですね。

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