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20240430日記:視覚・聴覚・触覚
以前に増していっそう、視覚的なアートをやってる人に会うことが多い気がする。
なぜか言語優位の脳みそに育ってしまったらしくて、それ以外に何か突出した分野がある方と会話すると、どこか不思議な感覚があっておもしろい。神経回路を思い起こすと、本来的に人間は言語があとにあるはずやから、実際は対話する相手の方が当然いい意味でプリミティブで、入力と出力の間に要らん要素が入ってないと思うんやけど。いや、プリミテ
20240413日記:変わるもんやし
先月の半ば、大学時代にバイトしてた店舗のマネージャーが昇進して別の管轄に行くから送別会するんやけど来る?って誘いがあったけど、ちょうどその送別会の日にポエトリー・ナイトフライトのチャンピオントーナメントがあるからお断りしたって出来事がありました。本当に内心そうなのかはその人によるところはあるものの、まずはおめでたいことやから送別会は行かれへんけどってことでちらっとその店舗に数年ぶりに行っておめでと
もっとみる20240331日記:文字通り、愛
人生周回遅れ始めてるらしくて、最近静かにしてるぐらいしか自分自身を大きく見せる方法がないことにやっと気づいた。ぼやけた頭痛はノーシンピュアでは落ち着かんらしい新しい経験則。だからかわからんけど、アルコールは極力控えたほうがいいし、睡眠はちゃんととったほうがいい。
インターネットを見てるとそうは思えへんけど、いわゆる「普通の幸せ」はバカにできることじゃなくて、人生とはきっと特別な何かを作ろうとする
【詩】ひとり ひとり いのり
【背景】
2023年8月30日(水)、JR野田駅すぐそばのMagaYuraにてポエトリーリーディングのライブをさせていただきました。その際に、(出順がトリだったこともあって)半分ぐらい遊びの感覚で、他の方々のライブを観ながら一編の詩を書いて、それをライブの最後にやってみました。
中途半端な長さとわかりにくさなのでおそらくこの詩をどこかのライブやオープンマイク、もしくはポエトリースラムですることは
【ショートストーリー】重大なお知らせ
谷脇クリタさんが主宰されたノンヒューマン歌唱アンソロジー『クジラ、コオロギ、人間以外』に載せていただきました。5月の作品ですが、最近お会いして確認したところ、自身が書いた分は公開自由とのことだったので、こちらでも投稿してみます。
かなりいろんな方々が投稿されたアンソロジーで、いろんなタイプのショートストーリーが読めます。『クジラ、コオロギ、人間以外』というテーマ以外の共通点がないのもあって幅広い
【ショートストーリー】東京
「あんな、ウチな、大人んなったら東京行くねん」
わたしは、ここが嫌いでした。はやく東京に逃げ出したいと思っていました。都会のすぐそばに住宅街があって、狭っ苦しくて。
「なんや、1人でおつかいか。えらいやん」
「え、あ、はい……」
「そうやんな、知らんおばちゃんに急に声かけられたら緊張するわな。ごめんなぁ」
「あ、ううん……」
わたしは、こういうところが嫌いでした。急になれなれしく