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VS ドリームキラー『EASY FIGHT』

EASY FIGHT


総合格闘家、堀口恭司選手の『EASY FIGHT』を読んだので、
得た学びを書きます。

 「お前じゃ無理」
 これは自分が考える、親が子どもに絶対に言いすぎないようにしたほうがよいことばのナンバーワンだと思う。
 


 なぜ自分の人生を、自分以外の人間に「無理」なんてきめられなければいけないのか。
 それが、たとえ親だっとしても、自分の人生を決めるのが自分でなかったら、いったい誰のための人生なのか。
 自分が子どもたちに言いたいことはたったひとつ。


 
 絶対に難しく考えるな。
 それが受験だろうと、就職だろうと、企業だろうと、簡単にできる。
 頑張れば絶対にできる。



 難しく考えすぎないこと。
 その軸さえぶれなければ、絶対にできる。
 他の人にできるのだ。自分にできないはずがない。
 絶対にできる!

堀口恭司『EASY FIGHT』まえがきにかえて


ドリームキラーとは


ドリームキラーとは、目標や夢を語る人たちに対して、
否定的な言葉をかけ、その夢をあきらめさせようとする人のことを言います。

厄介なことに、

身近な人間(親や友人)など身近な人間がドリームキラーになりやすいです。

そして、彼らに悪意がない場合も多いです。


堀口選手も、
「プロになる」と周囲に言ったときなど、

「お前じゃ無理」

と何度も言われたそうです。
仲間や両親、空手の先生からです。

ですが、

「絶対になってやる!俺を舐めるな!」

と超えていき、
日本人初の二冠王になっています。


さて、
堀口選手の言葉で答えは出ているような気もしますが、
VS ドリームキラーについて考えてみます。


コンフォートゾーン


コンフォートゾーンとは、
生物が快適にすごせる領域のことです。

場所など物理領域でない情報領域(例えば選択など)も、この中に含みます。


例えば、家、自分の部屋。
いつもの通学・通勤経路。
いつも頼む定食。
いつも会う家族、仕事仲間。

慣れているものがコンフォートゾーンの中にあるものです。

コンフォートゾーンを理解すると、
ドリームキラーの正体に近づけます。

では、
なぜドリームキラーは夢を壊すのか?


一言でいうと、

ドリームキラーは、
コンフォートゾーンを維持したい

からです。

例えば、家族にとっては、

あなたがいることで、
コンフォートゾーンが維持されていますから、

あなたが夢をかなえて、
価値観や居場所を変えてしまうと、

今ある快適さは無くなってしまうと考えます。

ドリームキラーの頭の中を想像してみると、

「慣れ親しんだ、快適さを維持しなければ!
よし、夢をあきらめさせよう!
あなたにとっても、快適な今の環境がいいはず。
危険な外に出ていくより、
ここでみんなで一緒にいよう。」

こんなところでしょうか。

加えて、
身近な人間は、あなたの過去についてよく知っています。

その過去の延長線上をなぞるように生きたほうが安全だ。と、

あなたに提案しているのです。

ですが、夢というのは過去の延長線上にありません。
ですから、過去のあなたをどれだけ知っていても価値はありません。

これは自分自身にも言えます。

「自分は昔からこうだった」は関係ありません。

今何を選択するか。
「夢にふさわしい自分」として、物事を判断するだけです。

自分というのは世界で一番あなたに身近な人間です。
自分の思考や発言に注意しましょう。

これが身近な人が善意でドリームキラーになる理由です。


ドリームサポーター


反対に、

「君には絶対にできるよ!」

という人もいます。
堀口選手がまさにそうです。
このような人をドリームサポーターといいます。

このような人は「成し遂げてきた人」です。

挑戦して、
時に失敗しつつも修正して、克服して、
最後には成功する。

という経験をしていて、
それができると確信がある。

そういった人は、
挑戦することがコンフォートゾーンの中にあります。

だから、
夢を語る人に対して、夢を応援できるのです。


建設的なアドバイスはしても、
漠然と否定して、夢を妨げるようなことはしません。


挑戦も、失敗も成功も、慣れていて快適なのです。


そういう人の話を聞き、自分もそういう自分でいましょう。
すると、夢と自分が共振し、夢がかなった状態になることができます。


ドリームキラーを燃料にする


ここまで、ドリームキラーに対して、

構う必要はない。

という方向で話を進めてきましたが、


ここでは、
ドリームキラーを夢の達成に生かす方向で考えます。

『EASY FIGHT』のなかで、

「俺を舐めるな!」

という発言が良く出てきます。


堀口選手は、
ドリームキラーの言葉を燃料にして進んできたのだと思いました。


ドリームキラーの発言を、

確かに、自分には無理だよな。

などと、受け入れてしまうようでは、
到底、夢までたどり着けません。


その程度なら初めからやらなくていいのです。


この世にやらなくてはいけないことはありません。
本当に何もやりたくないなら、死ねば解決します。
どこかから飛び降りたりしなくても、一歩も動かなければ生物は死にます。

ですが、何もやりたくないなんてことはないはず。

もしそう思うとしたら、
「何もやりたくない」のではなく、「休みたい」なのかもしれません。
休みましょう。


絶対にだれでもやりたいことがあって、

今はそれが分からないかもしれないけど、
必ずそれを見つけて、達成することができます。

ドリームキラーから覚悟を試されているのです。

「それは本当にあなたがやりたいことか?」

と、


夢や目標と思ったものが、

メディアなどが刷り込んだ成功のイメージに合うような、
本来のあなたの望みでない、

人と比べたものであったり、
人から評価されるためであったり、

他人軸によるものだと、
ドリームキラーの発言で簡単に折られてしまいます。

そうではなく、
自分が本当に望むことを見つけましょう。


本当に望む夢に対して、

否定的なことを言われたとしても、

「舐めるな!」
「今に見てろよ!」

と燃料に変え、夢をさらに自分に近づけることができるでしょう。


ドリームキラーを利用して夢をかなえ、

「EASY FIGHT!」(楽勝だ!)

と叫びましょう!

難しく考えましたかね。ガハハハハ!


参考

堀口恭司『EASY FIGHT』

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