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不満→「じゃあどうしたい?」

不満を感じたときは


生きていれば誰しも、
不満を感じることがあるかと思います。

不満を感じない人生を望むかもしれませんが、
不満を感じない人生は、変化のない退屈な人生になるでしょう。

ですが不満を感じ続けるのもまた辛いことです。

ではどのように不満と付き合っていけば良いのでしょうか?

今回は不満などネガティブな感情を感じた時にすべきことについて考えていきます。


感情は何のためにあるか?


まず初めに感情について考えてみます。

感情は何のために存在しているのでしょうか?

それは、

私たちが進む方向を決めるためです。

ポジティブな感情を抱くものは自分が密接に関わりたいもので、
ネガティブな感情を抱くものはあまり関わらずにいたいものです。

つまり感情というのは、
自分が進む方向を示すコンパスになっているということです。
ただ単に進む方向を指し示しているもので、

ポジティブな方向が良い、ネガティブな感情が悪い。
ということではありません。

善悪二元論で捉えるものではなくのではなく、
それぞれ進むべき方向を教えてくれるもので、
どちらも私たちの人生を充実させるために重要なものなのです。

ポジティブな感情を感じるものについてはわかりやすいです。
楽しいことは自然と続きます。
それはそのことが自分に合っているから、
このまま続けて良いというのを深い部分の自分が教えてくれているのです。

反対に、ネガティブな感情を抱く時はそれは自分の進むべき道ではないから方向修正が必要ということを深い部分の自分が教えてくれているのです。


大きな自分、小さな自分


ここで注意しなければいけないのは、
自分と一口に言っても大きな自分と小さな自分がいるということです。

大きな自分は わくわくに従って動く自分です。

子供のように純粋で、
少々怪我をしようともやりたいことに向かって後先考えず、
全力で取り組む自分です。

対して小さな自分とは現状維持を好み、やりたいことが思い浮かんだとしてもそこに至るまでに追うリスクを考え不安や恐怖を抱く自分です。

これもまた良い悪いと二元論で考えるものではないです。
状況に応じて出番を渡し合うのが良いでしょう。

わくわくだけで恐怖を感じなければ、
車に轢かれたり高いところから落ちたりといった理由で命を落とす可能性が上がります。

反対に未知のものへの不安や恐怖が強すぎると、
過去の自分から見てできる範囲でのことしかできず、
変化に富んだ充実感のある人生を送ることが難しくなります。

何事もバランスです。
どちらか極端に取り入れるという姿勢でなく、
必要な時に必要な分だけ取り入れるという、
中立な姿勢が重要なのです。

自分を2つに分け、
大きな自分、小さな自分と言ったのは、
大きな自分と言った時見ている先が今より遠い場所だからです。

例えとして、人間と蟻では体の大きさが違い、見える範囲が異なります。

大きければより遠くが見えます。
小さければその分見える範囲は狭くなります。
大きな自分がワクワクを感じ、その方向に進んだ時に見ている景色と、
小さな自分が危険を感じている時に見ている景色は違うのです。

もちろん蟻の視点も重要です。

大きな自分が旅行に行きたいと思ったとしても、
行きたいところにたどり着くわけではありません。

移動手段や宿、海外ならパスポートなど、
わくわくしない現実的に必要な手続きもする必要があります。

こういったとき、小さな自分が未来を想定し、
過去の経験から必要なことをを分析し解決してくれます。

要は適材適所ということです。

自分の中に考えの異なる部分があるというのは、
多くの人が実感することだと思いますが、

その違いがあることによって争うのでなく、
尊重して適材適所で出番を交代するという付き合い方をするのが良いでしょう。

「じゃあどうしたい?」を口癖に


少し話がそれました。
ポジティブな感情を抱いた時はわかりやすいとしても、
ネガティブな感情を抱いた時、
それが進みたい方向ではないとわかることを述べました。

進みたい方向ではないというのが分かった後、
進みたい方向を考える必要があります。

こっちには進みたくないというのが分かって、
そこで止まってしまうと、不満を抱えて悶々とした状態で過ごすことになります。

悶々とした状態で過ごせば、
それに見合う現実を体験することになります。

ですから不満を感じた後は切り替えが重要です。

進みたくない方向をずっと見続けるのはやめて進みたい方向を見るのです。

では実際にどうするかと言うと、

じゃあどうしたい?

という言葉を口癖にするのです。
不快な人に出会った時、
仕事で気に入らないことがあった時、
自分の体型が見にくいと感じた時、など、


不満を感じた後すぐに、

じゃあどうしたい?

と自分に問いかけるのです。

人目が気にならない時は、
声に出すほうが体が動き、
耳からも刺激を入れることができるので望ましいでしょう。

ネガティブな感情を感じた時、
じゃあどうしたい?と自分に問いかける癖をつけるのです。

ここでは問いかけるのが重要で、答えを無理に出す必要はありません。

答えることができれば、その方向に進めばよいですし、
答えが出なくても、問いかけを続けることで、
無意識が答えを探そうとします。

やるべきことは問いかけることだけです。

じゃあどうしたい?

と問いかけることで、

どっちに進みたいか?

というポジティブな問いの答えを、
ネガティブな経験を使うことによって明確にしていくことができるのです。

人間はネガティブな感情を感じやすい生き物ですから、
ポジティブな感情を感じた時に進む方向を決めることよりも、
ネガティブな感情を感じた時に進む方向を決める方が、

単純に回数が多いので自分の進む方向を決めるための有効な戦略になります。

また、すぐに気持ちを切り替えることが容易になり、
前向きに過ごす時間を増やすことができます。

ネガティブな感情は大事ですが、
それを継続して感じ、苦しむ必要はないのです。

きっかけにすることが重要なのです。

不満は誰しも感じることで、それを無くすことは難しいことでしょう。
無くそうとしても、無くならなくてかえってストレスが溜まるだけです。

であればあることは受け入れましょう。

そして、不満を感じた時に、
じゃあどうしたい?と問いかけ、
自分の人生をより好転させるための きっかけにしてしまいましょう。

そのような行動をとれば、
ネガティブな感情を感じなかった場合の自分よりも成長することができます。


何事も物事自体に意味はありません。
どのように意味付けするかだけです。
そしてそれは完全に自分次第です。

じゃあどうしたい?

の問いかけで不満をポジティブに変えて、人生を充実させていきましょう。



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