悔しさを大切に
悔しさを捨てるな
悔しいという感情は、
気分の良いものではないので、避けたいものだと思います。
ですが、
悔しさは、より理想に近づくためにの原動力になる
素晴らしい感情です。
今回は、悔しさのトリセツを考察していきます。
なぜ悔しいか?
なぜ私たちは悔しさを感じるのでしょうか?
どんな時に悔しいと感じるでしょうか?
それについて考えてみると、
悔しいという感情の背景には、
「自分はもっとできる」や「自分はもっと尊重されるべきだ」
などと、自分の可能性を信じている思いがあります。
「自分はもっとできるのに、
今はこれしかできない。
そんなのはおかしい!」
これが悔しさの背景にある感情です。
自己イメージと現状とのギャップがあると、
そのギャップが悔しさという感情を生むのです。
悔しさを感じているときは、つらいものですが、
そのつらさはあなたが本来あるべき理想の姿にたどり着く
(戻ると言っていもいいかもしれません)
きっかけや原動力になるのです。
その証拠に、
自分が全く望んでいないことや、
全くできると考えていないことに関して、
悔しさを感じることはないと思います。
悔しいと感じるということは、
あなたが「手に入れられて当然」と、
心の深い部分で信じているということです。
悔しいと感じたときは、
一瞬苦しんだ後、
「悔しいと感じるということは、自分はこの課題を達成できる」
と認識を切り替えてみましょう。
悔しさは課題を解決するための、
健全なエネルギー源になります。
課題を解決する
悔しいという感情によって、
あなたの人生において重要な課題に気付くことができました。
さて、次はその課題を解決するときです。
課題を解決するときには、
何かしらの行動が必要になってきます。
行動を起こす段階になったら、
悔しさは手放すほうが賢明です。
悔しさは人生で重要な課題に気付かせて、
最初の一歩の原動力になる一方、
理想に対しての、現状の「不足感」に焦点が当たっているため、
悔しさを原動力にし続けることは、
課題解決のマイナスになってしまうでしょう。
不足感に焦点が当たっている=不足感を感じるものを無意識的に探してしまう。からです。
それよりはむしろ、
悔しさによって課題を認識し、
同時に理想が見つかるわけですから、
課題を達成するという「充足感」に焦点を当てるほうが良いでしょう。
左(課題がある現状)を見ないと決めるのでなく、
右(課題を解決済みの未来)を見ると決めるのです。
脳は否定語を理解できませんので、
理想的で「ある」未来に焦点を合わせ、それにふさわしい自分であるように努めましょう。
ふさわしい自分
理想的な状況にふさわしい自分であるように。
と述べました。
悔しさによって、不快な現状を見つけ、
その反対側に理想を見つけました。
では、どのように理想を手にすればよいでしょうか?
結論、
理想的な自分の取る選択を、現在の自分がとる。
事です。
抽象的すぎるので例を挙げます。
例えば、理想的な自分の体形が、
筋肉が適度にあり、健康的なやせ型の体形をしているとして、
その人はどのような選択をとっているでしょうか?
一日のスケジュール。
食事回数。内容は。
運動のペース。トレーニングの種目。
物事への考え方。その時の感情。
人間関係。
休息の取り方。持ち物。部屋の状態。
などはどのようになっているでしょうか?
思いつく限り挙げてみて、
理想の自分なら何を選ぶだろうか?
という軸で考えてみるといいでしょう。
理想の「自分」と言っていますが、
大きな変化を望む場合、
全く違う人物と言えるくらいに生活を変化させる必要があります。
想像力を膨らませて、
理想の彼(彼女)ならどうするか?
彼らの選択に沿って動きましょう。
すると、いつの間にかかつて理想と思っていた状況にあることでしょう。
悔しさを感じられることへの感謝を
悔しさを感じるというのは感謝すべき状況です。
特に、
やらなくても死なないようなことに対して悔しいと思えるのは、
私たちが命の心配をしなくていいほどの、余裕のある世界を生きている証拠です。
今日生き残れるかわからない状況で、
悔しいという気持ちにはならないでしょう。
より成長したい、より高度な課題を解決したいというのは、
心に余裕がある事が前提にあるのです。
余裕があるから、
その余裕な部分のエネルギーで、
もっと成長したいと望んでいるのです。
この余裕に感謝しましょう。
全体の総括として、
感情と思考の流れをまとめると、
悔しい。ということは、自分はまだまだ成長できる。
理想は見つかった。あとは理想に焦点を合わせ進むだけ。
理想を達成するため、日々行動を積み重ねる。
その際、悔しさを感じられる余裕のある生活と、
自分の可能性を信じられていることに感謝を持ち続ける。
このような流れをふむことが、悔しさを使って理想を叶える、
「悔しさのトリセツ」になるでしょう。
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