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全般性不安障害とうつ病のまとめ

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全般性不安障害とうつ病になった経緯や治療についてまとめています。
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#うつ病体験

心の病と心臓の病

心の病と心臓の病

9月18日。連休の最終日。父は入院中の母が気になってしょうがないようだった。あまりにも心が衰弱してしまっている。そこに石灰化した心臓の血管というリスクが重なる。ぼくはまず自分自身を休ませると決めていた。だが、父のことを放っておいて心が休まるほど強い心臓は持っていなかった。

父を少しでも元気づけるため、母と面会した動画を録って見せようと思いつく。本人を連れていけたらよかったのだが、体調が悪く見送っ

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VS うつ病リターンズ Part.3 寿司パーティーは突然に

VS うつ病リターンズ Part.3 寿司パーティーは突然に

9月16日。父は深夜に帰宅していたようだ。ぼくは睡眠薬を飲んでいてまったく気づかなかった。朝に部屋に顔を出して、半分寝ているぼくを起こしていった。両親はノックをするのだが、ぼくが返事をする前に開ける。自分の行動を優先し、ぼくの自尊心を傷つける癖だ。

精神科に通院する前は、父が朝3時くらいに部屋に来ては不眠でやっと寝つけたぼくを叩き起こして、説教をしていく習慣があった。なぜこっそり来るかというと、

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VS うつ病リターンズ Part.2~こころの健康相談統一ダイヤル

VS うつ病リターンズ Part.2~こころの健康相談統一ダイヤル

9月15日の夜。父に呼ばれてリビングに行ってみると、なんと血圧200超え。動悸があって胸が苦しいという。何度も血圧計で測っては「おかしいなあ…」とこぼしながら、ぼくの方を見てくる。
両親はお願いを言葉に出さないのだ。ぼくが何が言いたいのかを察して、行動するように仕向けてくる。今であれば「救急外来へ連れて行ってほしい」ということだ。

うつ病になった日のことが重なる。頚椎症で動けなくなった父と、手を

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VS うつ病リターンズ Part.1

VS うつ病リターンズ Part.1

すべての始まりは9月14日。「母の体調が悪いんだがどうしたらいい?」と夜になって父が声をかけてきた。
母は発熱(37.7℃)、右肩から肩甲骨のあたりに鈍い痛みがあり、倦怠感があって明らかに顔色が悪い。ぼくの訪看さんに助言を聞き、基幹病院の救急外来へ連絡。発熱していても受付してくれるとのことで、ぼくが母に付き添って病院へ行った。

そこから検査ラッシュだった。レントゲン、エコー、採血、尿検査。すると

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名もなき先生からのアドバイス。
こころの健康相談統一ダイヤルにて。
限られた時間だったけど、厳しい指摘だけじゃなく、できたことをきちんと認めてくれる人で泣けてきた。ありがとうございます。

全般性不安障害を患うぼくの一日

全般性不安障害を患うぼくの一日

ぼくは2019年10月からうつ病と全般性不安障害になった。
今ではうつ病の方は落ち着いているが、その代わりに不安障害に苦しめられている。そんなぼくの一日に密着してみよう(仕事はまだできていません)。

8:00 起床

朝ごはん(パン+ゆでたまご+バナナ)
ここで循環器科の薬を飲む。
・パルモディア錠(中性脂肪を減らす)
・エソメプラゾールカプセル(胃酸分泌を抑える、逆流性食道炎)
・ジメチコン錠

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初めての精神科をどう選んだのか

初めての精神科をどう選んだのか

2019年10月から明らかに心身の調子が悪化!
後にそれがうつ病と全般性不安障害だと判明するわけですが、精神科通院へとどうやって至ったのかを共有したいと思います。

『精神疾患に気づいたきっかけ』

2019年9~10月に、両親と伯父の介護や手術が重なって、精神状態が悪化。
父が頸椎の病気で歩けなくなったことを通して、地域包括支援センターや介護認定申請など、家の外側にある社会サービスのことを知る。

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うつ病から不安障害へ~症状の変化~

うつ病から不安障害へ~症状の変化~

ぼくは2019年10月から、うつ病と全般性不安障害で精神科に通院しています。
治療を始めた頃は、うつ病特有の症状(気分の落ち込み、興味・喜びの喪失など)が強く、その中に不安障害が混じっている感じでした。今はうつ病の症状は波はあるものの楽になり、その代わりに不安障害が前に出てきました。
その症状の違いをまとめてみようと思います。

『うつ病で経験した症状』(精神面)

・気分の落ち込みが戻らない。無

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