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今日の言の葉

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その日、降りてきた言の葉を綴っています。あなたの良き日々に繋がれば幸いです。
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2023年9月の記事一覧

心を失ったまま生きることはできない

心を失ったまま生きることはできない

如才ない振る舞いは
あなたの社会性を指し示し
自他に安心を与え信頼を得ました。
けれどそこに心が伴っていたか
想い出したいのです。
とりあえずこう言っておけばいい
波風立たないように
思ったことは封じ込めておこう。
そんな二重性をみずから選び続ければ
苦しくなるのは当たり前です。
私たちは、礼と如才なさを
履き違えてしまったのかもしれません。
礼とは思いやりで心が伴うもの
如才なさは器用で保身的な

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新たな世界に生まれる

新たな世界に生まれる

満ちては欠ける。
森羅万象の真理です。
細胞も作られては壊れて、
また新たに作られる。
私たちはまったく気づかぬうちに
何度も生まれ変わっています。
人生もまたいくつかの段階があって
ある段階が始まり
適合したと思いきや
次の段階へ行くためのプロセスが
始まります。
それはたいてい、
一見不都合な出来事として起き
その段階にいられないような
流れとなっていきます。
満ちては欠ける
生成と破壊を繰り

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美しい光をもたらすもの

美しい光をもたらすもの

つらく苦しい経験は
あなたの影を創り出し
あなたの光を、より明るく
際立たせるようになりました。
悲しみはあなたの魂を研磨し
透明な輝きをもたらしました。
そのことに、どうか気づいてください。
あなたは、苦しみの中に
影となって埋没したのではなく
傷ついて劣化したわけでもないのです。
そこから立ち上がったからこそ
あなたの笑顔は慈しみと愛にあふれている。
そのことに、どうか気づいてください。

青い鳥を探さない

青い鳥を探さない

あなたの求める青い鳥は
あなたの探す場所にはいません。
あちらを探しても
こちらを探しても
見つかることなくここまで来たのなら
もう、あきらめたほうがいいのです。
でも、がっかりしないでください。
あきらめることこそが、始まりなのです。
どこかにいるのではないということを
明らかにすることによって
探すものではないことに、きっと気づきます。
そうです。
やがてあなたは
探すまでもなく、すぐそばにい

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内なる世界は無限大

内なる世界は無限大

歴史とは、あなたの外側にあるのではなく
内側に刻まれています。
あなた自身が歴史なのです。
私たちは生命の記憶を内包して
生まれてきました。
遺伝子に、細胞に、魂に
あるいはまだ発見されていないどこかに
人類史が刻印され
それを内在神とか内的宇宙と
表現されていると考えます。
この真理をふまえれば
大切な答えはいつでも内側にある
心の深いところにあるのだと
理解できてくるのです。
外に求めようとせ

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現実主義者を卒業する

現実主義者を卒業する

いつから夢見ることをあきらめたのでしょうか。
私たちは、ほんとうになりたくて「現実主義者」になっているのでしょうか。
ほんとうは、夢や理想を描きたいのでは?
夢や理想は私たちに、ときめきを届けてくれる。
それこそが力になるのです。
ただ、「どうせ無理」という感情があると
「だったら現実主義でいい」となるのでしょう。
私たちがチャレンジしなければならないのは
もう一度、勇気をもって夢や理想を抱くこと

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ビジョンをもって生きる

ビジョンをもって生きる

未来に対するビジョンを持ちましょう。
それも、できるだけ望ましい豊かなビジョンです。
私たちには、想い描く自由が与えられています。
ただ、豊かなビジョンを描いたそばから
どうせ叶わないだろうと
そんなささやきも聞こえてくるかもしれません。
そこに至るまでの間に
何か難しい試練を超えなければならないかもしれない
そんな不安が立ち上がることもあるでしょう。
実際、何があるかはわかりません。
問題が起き

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宇宙の絶対法則

宇宙の絶対法則

出したものが返ってくる。
このことを絶えず念頭に置くだけで
人生は変わり始めます。
まず意識が変わり、意図が変わり
それが行動に落とし込まれ
その人の在り方が変わるからです。
どのようなものが返ってくるのか
それこそが自分の望みと
深く関わっているところなのです。
目の前の出来事は
すべて自分が創り出したもの。
それを認めるのが難しい時もあります。
そんな時は
心のより深いところを見つめましょう。

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優しくあるためには

優しくあるためには

優しさとは、強さが伴うものだ。
そう教え諭したのは父でした。
真に優しい人は
真に強い人とも言える。
そう私は理解して
どうすれば強くなれるのか
求めつつ生きることになりました。
愛とは時に厳しさとして現れる。
その道中で拾いあげた真理は
不動明王の慈悲をわからせ
強さとは何か
優しさとは何か
愛とは何かを
醸し始めました。
それでも
遠くここまで歩いてきて
強くなれたか
優しくなれたか
時に厳し

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感情のスイッチ

感情のスイッチ

急に気持ちが落ち込んだり
胸がざわついたりした時
それはあなた自身の感情ではないこともあります。
私たちは考えている以上に
繋がりの中で生きています。
意識の世界は宇宙そのもので
魚が水を介して繋がりあっているように
巨大な時空間を夥しい人々が共有し
互いに影響し合っているのです。
だから、なぜ落ち込んだのか
ざわつきを覚えたのか
理由を考えても仕方ないこともあります。
意味もなく心が動いたという

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草葉のかげから

草葉のかげから

お彼岸は
懐かしいひとたちをお招きして
ともに過ごすときです。
彼の岸へと旅立ったひとたちが
此の岸へと再び訪れて
残してきた私たちの様子を
観においでになるのです。
しあわせに暮らしているだろうか
苦労ばかり背負いこんでいないだろうか
私たちが亡き人を想って祈るとき
亡き人もまた私たちのために
祈っているのです。
昔は「草葉のかげ」といい
ご先祖さまはどこかでいつも見守っているのだと
誰もが信じ

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この人生の句点

この人生の句点

虫の音が
静けさを連れてくる秋の日は
淡く明けゆき
人々の営みが今日も始まる
お彼岸のころ
陽の角度は明らかに変わり
斜めの陽射しを浴びて人々は歩く
私が亡くなった後も
世界はとどまることなく周り
変わらぬ風景が繰り広げられる
きっと私はどこかでそれを観ながら
あれやこれやと思うのだろう
死は終わりではなく
節目であって
世界は周り続け命は巡る
終わりなき循環の中で
この人生では、どんな「、」を残

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安定的なものを求めるなら

安定的なものを求めるなら

求めれば求めるほど
不安になるものがあります。
それは、安定です。
さらにいえば、安定を外に求めます。
けれど自分の外側に存在するさまざまは
常に定まってはいません。
やまず動き続け、変化し続け
つまり「不安定」なのです。
見つけようにも見つからないものを
あの手この手で求めている以上
心の安まることはないでしょう。
何かを手に入れて、ひととき安んじても
少しすればまた不安が頭をもたげます。
では

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何もしない時間を持つ

何もしない時間を持つ

眠る時以外に
何もしない時間を持っていますか?
たいていの人は
必ず何かをしているようです。
それも、無意識のうちに。
坐禅のいいところは
意図して何もしない時間をつくるところにあると
私は思っています。
ただ、多くの人はこんなことを
思っています。
坐禅をしたところで
次々といろんなことが思い浮かんで
まったく無になることができない。
だからこれでは坐禅をしても
意味がないのではないか、と。

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