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安定的なものを求めるなら
求めれば求めるほど
不安になるものがあります。
それは、安定です。
さらにいえば、安定を外に求めます。
けれど自分の外側に存在するさまざまは
常に定まってはいません。
やまず動き続け、変化し続け
つまり「不安定」なのです。
見つけようにも見つからないものを
あの手この手で求めている以上
心の安まることはないでしょう。
何かを手に入れて、ひととき安んじても
少しすればまた不安が頭をもたげます。
では、内に求めたらどうでしょうか。
これは完全ではないものの
大きな可能性があります。
なぜなら、内在する安定を見いだすためには
少し手間が掛かるからです。
無駄なものを手放し
曇ったところを丁寧に磨きあげ
そのうち気づけば安らいでいる自分を
見いだすことになるでしょう。
時と手間を掛けることを怠りさえしなければ
必ずそこに至っていくのです。
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