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この人生の句点
虫の音が
静けさを連れてくる秋の日は
淡く明けゆき
人々の営みが今日も始まる
お彼岸のころ
陽の角度は明らかに変わり
斜めの陽射しを浴びて人々は歩く
私が亡くなった後も
世界はとどまることなく周り
変わらぬ風景が繰り広げられる
きっと私はどこかでそれを観ながら
あれやこれやと思うのだろう
死は終わりではなく
節目であって
世界は周り続け命は巡る
終わりなき循環の中で
この人生では、どんな「、」を残すのか
そう、「。」ではなく
「、」なのだ。
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