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#東京都交響楽団
ヴァンスカ/東京都交響楽団の尻上がりなシベリウス
東京文化会館で、都響定期を聴いてきた。
シベリウス:交響曲第5番 変ホ長調 op.82
シベリウス:交響曲第6番 ニ短調 op.104
シベリウス:交響曲第7番 ハ長調 op.105
指揮:オスモ・ヴァンスカ
“蛇頭竜尾”なコンサートだった。つまり、尻上がりに出来がよかったということだ。
こういう類のコンサートはあまり経験したことがない。
だいたい竜頭蛇尾。久石譲のマラ5も第1楽章だけ
ブルックナーが好きな女たち 小泉和裕/東京都交響楽団の交響曲第2番
サントリーホールで都響定期を聴いてきた。
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲 op.56a
ブルックナー:交響曲第2番 ハ短調 WAB102(ノヴァーク:1877年稿)
指揮:小泉和裕
小泉和裕を聴くのは3度目。初めて彼を聴いた名古屋フィルとの「エロイカ」はゾーンに入ったような超絶的名演だった。
続いて聴いた神奈川フィルとのブラームス4番は前回でハードルが上がってしまったせいか、やや
ブルックナー嫌いが聴くミンコフスキ/都響の交響曲第5番
ブルックナー:交響曲第5番 変ロ長調 WAB105(ノヴァーク版)
指揮:マルク・ミンコフスキ
管弦楽:東京都交響楽団
感想
サントリーホールで都響定期を聴いてきた。
私はブルックナーが嫌いだ。
なんか小説の始まりみたいだが、本当にそうなのだ。
ブルックナーの何が嫌いかというと、「野暮ったさ」と「開き直り」に尽きる。
同じクラスのベートーヴェン君やマーラー君が生きることや女子にモテる
楽しさよりも正しさ インバル/都響の「ロマンティック」
サントリーホールで都響定期を聴いてきた。
ウェーベルン:管弦楽のための6つの小品 op.6(1928年版)
ブルックナー:交響曲第4番 変ホ長調 WAB104 《ロマンティック》(ノヴァーク:1874年第1稿)
指揮:エリアフ・インバル
管弦楽:東京都交響楽団
インバルを聴くのは2回目。
前回は2008年の都響のプリンシパル・コンダクター就任披露公演のマーラー「千人の交響曲」だった。
一期一会の音楽のもつ熱量とは 大野和士のブラームス
9月3日、東京芸術劇場で東京都交響楽団を聴いてきた。
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲
ブラームス:交響曲第2番
ヴァイオリン:アリーナ・イブラギモヴァ
指揮:大野和士
イブラギモヴァ目当てで行った。当初は王子ホールでのオール無伴奏を取ろうと思ったが、華奢で可憐な印象のある彼女がどうブラームスを奏でるかに興味が湧いた。
ついでと言っては何だが、最近充実ぶりが伝えられる大野和士も久しぶりに聴い
私が音楽に望むものと対極のもの マケラ/都響の「悲劇的」
冒頭30秒で帰りたいと思った。
誇張ではない。
Pブロックで聴いていて、低弦が豪快に鳴り始めたが、マーラーの肝とも言えるその冒頭主題が「スター・ウォーズ」のテーマのようにキラキラして聴こえたからだ。
おまけにマケラは終始ニコニコ。
何が楽しいの?と文句を言いたくなるが、理由がわかった。
彼がなぜスコアをめくりながら指揮するか。
マケラにとってオーケストラの指揮はパソコンゲームなのである。
マケラ/都響の「レニングラード」における違和感
サントリーホールでクラウス・マケラの指揮する東京都交響楽団を聴いてきた。
サウリ・ジノヴィエフ:バッテリア(2016)[日本初演]
ショスタコーヴィチ:交響曲第7番「レニングラード」
ロイヤル・コンセルトヘボウの次期首席指揮者就任が発表された直後の来日だけに今年の目玉間違いなし。
都響との初共演は2018年5月。先見の明があった事務局は笑いが止まらないだろう🤣
東条碩夫さんも見かけたし、