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住吉界隈いま・むかし[42]【大正期の高燈籠】

『住吉界隈いま・むかし』は、1918(大正7)年生まれの白井伊之助さんが記憶と想像で描いた昔の「住吉界隈」(住吉区の西半分と住之江区の東半分 ※ 住之江区は1974(昭和49)年7月22日に住吉区から西部を分離して成立)と、同じ場所で撮った1980(昭和55)年(古くは明治時代)と現在の写真を見比べて移り変わりを見てみようとする企画です。

阪神沿線×タイムスリップ写真館」を見て我が町でもやってみようと思い立ちました。

これまで41回に亘り、次のスポットの移り変わりを見てきました。

住吉界隈いま・むかしの第42弾は、大正期の高燈籠(現住之江区浜口西1-1)を紹介します。『住吉いま・むかし』P.118~119からの転載です。

「住吉高燈籠」は、鎌倉時代に創建された日本最初の灯台と伝えられています。もとは、現地から西へ約200mの浜口西1丁目6番のところ(顕彰碑が立っている)にありました。

「住吉高燈籠」パンフレットより

1908(明治41)年の大改修で電燈式の近代的灯台に生まれ変わりましたが、大正時代末期には、江戸時代後期からの埋め立てが進んで海から遠ざかり、灯台としての役目を終え、史跡として保存されていました。

「住吉高燈籠」パンフレットより

しかし、1950(昭和25)年のジェーン台風で倒壊し、1954(昭和29)年には石垣の土台だけになったそうです。そして、1970(昭和45)年には道路工事で撤去されました。

「住吉高燈籠」パンフレットより

そんな中、再建復元の声が高まり、1974(昭和49)年に鉄筋造りで再建され今日に至ります。

1980年7月
2022-06-27

42年前と今日の写真を見比べると、変わったのは住吉高燈籠の後ろ側のハイツの屋上に42年前にあった看板が無くなっているくらいでしょうか?


2022-06-27

住吉高燈籠の南側の道路の左右には石燈籠が建っていますが、

2022-06-27
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2022-06-27

住吉っさん(住吉大社)まで続いています。かっては住吉公園も住吉っさんの境内でした。その名残です。


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