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住吉界隈いま・むかし[38]【明治時代の住吉警察署】

『住吉界隈いま・むかし』は、1918(大正7)年生まれの白井伊之助さんが記憶と想像で描いた昔の「住吉界隈」(住吉区の西半分と住之江区の東半分 ※ 住之江区は1974(昭和49)年7月22日に住吉区から西部を分離して成立)と、同じ場所で撮った1980(昭和55)年(古くは明治時代)と現在の写真を見比べて移り変わりを見てみようとする企画です。

阪神沿線×タイムスリップ写真館」を見て我が町でもやってみようと思い立ちました。

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これまで37回に亘り、次のスポットの移り変わりを見てきました。

住吉界隈いま・むかしの第38弾は、明治時代の住吉警察署(東粉浜3丁目28番3号)を紹介します。『住吉いま・むかし』P.136~137からの転載です。

「住吉警察署」は1877(明治10)年10月3日(水)、現在の住吉区長峡町付近に設置されました。その後、1931(昭和6)年3月30日(月)、現在地に庁舎を建て移転しました。

明治時代には今とは違って、我が住吉も積雪するくらい雪が降ることが多かったのでしょうか?

2022-05-31

42年前の写真と今の写真を見比べると、3階建てから7階建てになりました。現在の庁舎となったのは1998(平成10)年からです。

これまで2回お世話になりました。クレジットカードとデジカメの紛失でした😢

2022-05-31
2022-05-31

それはさておき、2階の入口までの階段はご覧のように⤴住吉っさん(住吉大社)の反橋を模して造られています\(◎o◎)/!

関西学院大学 現代民俗学 島村恭則研究室
消失する花街の風景ー大阪府住吉・住之江区「住吉新地」の事例ー』より

現在の住吉警察署の辺りは、江戸時代は"住吉新地"として賑わっていて、料理茶屋「三文字屋」がありました。

小出英詩「住吉の歴史と文化と帝塚山」より

住吉大社権禰宜ごねんぎの小出英詩さんが帝塚山派文学学会設立総会で講演されたこちらも是非ご覧下さい。とても興味深い内容です!!

江戸時代の滑稽本十返舎一九東海道中とうかいどうちゅう膝栗毛ひざくりげ」の最後の舞台が我がまち・住吉なんです!!

無事是貴人『「東海道中膝栗毛」八編下巻(その19)』より
無事是貴人『「東海道中膝栗毛」八編下巻(その20)』より
おおさかアーカイブス「【電子博物館 展示室】古典籍」より

摂津名所図会』に繁昌している様子が描かれています⤴紀州街道に面した座敷が開け放たれていて大きな銅釜に湯がたぎっています。後方にはお膳が山積みされいます。

あと、住吉警察署関連で美味しいコロッケを紹介します。粉浜商店街にある『内山精肉店』のコロッケです。私も子供の頃からの大好物です😋


#この街がすき #住吉界隈いま・むかし #住吉警察署 #東海道中膝栗毛 #タイムスリップ

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