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成功する海外ビジネス

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海外進出事業の手順を1つ1つ説明しています。読むだけで効率的な海外進出の流れが見えてきます。
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2020年11月の記事一覧

成功する海外ビジネス~お助けサービス「士業と金融機関」~

成功する海外ビジネス~お助けサービス「士業と金融機関」~

多くの企業の場合、海外事業担当者は本業の仕事との掛け持ちで任命されます。そうすると、本業が忙しくて海外事業にあまり時間を取ることができません。
そんな企業をお手伝いするために、様々なサポートサービスを提供する企業群がいます。私たちはサービスプロバイダーと呼んでいますが、海外進出における様々なノウハウを持った専門的な企業たちです。自社の進出形態や進出段階に応じて、うまく使い分けると、労力と時間が短縮

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成功する海外ビジネス~成功させる肝は「責任と予算」~

成功する海外ビジネス~成功させる肝は「責任と予算」~

海外進出を目指す上で実施する「自社分析」の続きです。自社分析には5つの分析ポイントがあることをお話ししました。

1.SWOT分析:全社事業及び海外事業の2種類あり
2.展開する製品・サービス・技術(強みや競争優位性の明確化)
3.製品・サービスの展開方法(進出形態)の検討
4.担当役員・担当社員の選定
5.海外事業に関する予算措置(投資規模)

今回は、4について説明します。

担当役員・担当社

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成功する海外ビジネス~輸出か、現地生産か~

成功する海外ビジネス~輸出か、現地生産か~

海外進出を目指す上で実施する「自社分析」の続きです。自社分析には5つの分析ポイントがあることをお話ししました。

1.SWOT分析:全社事業及び海外事業の2種類あり
2.展開する製品・サービス・技術(強みや競争優位性の明確化)
3.製品・サービスの展開方法(進出形態)の検討
4.担当役員・担当社員の選定
5.海外事業に関する予算措置(投資規模)

今回は、3について説明します。

製品・サービスの

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成功する海外ビジネス~海外進出をすることが目的であってはならない~

成功する海外ビジネス~海外進出をすることが目的であってはならない~

海外進出を目指す企業が、真っ先に行って欲しいことがあります。
それが「海外進出の目的を明確にすること」と「自社分析をすること」です。これを深く追求し、出てきた答えが海外事業を進める上でのブレない軸になります。
事業の方向性や内容に大きく影響を与えるので、できる限り時間をかけて実施してみてください。この回では、ステップ1となる「目的の明確化」について取り上げていきます。気にして欲しい点は主体的なアク

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海外進出:入口から出口までの全体像 ~知ってほしい3つのフェーズ(3)~

海外進出:入口から出口までの全体像 ~知ってほしい3つのフェーズ(3)~

3つ目のフェーズ「運営」についてお話します。
「計画」である程度の概要が決まり、「設立」では事業を始めるための具体的な準備を行いましょうという話をさせて頂きました。

最後は、実際に事業を回していく「運営」フェーズになります。

出口:運営フェーズ運営フェーズは、ビジネスマンならば馴染み深い内容です。日本国内で検討される業務とさほど違いはありませんので、いくつかのポイントだけ意識されれば良いと思い

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海外進出:入口から出口までの全体像 ~知ってほしい3つのフェーズ(2)~

海外進出:入口から出口までの全体像 ~知ってほしい3つのフェーズ(2)~

海外進出における3つのフェーズについて説明しています。
3つのフェーズとは、「計画」、「設立」、「運営」のことです。この3フェーズを順番に実施していくことが、海外事業の全体像の把握につながります。

入口:計画フェーズ
道中:設立フェーズ
出口:運営フェーズ

前回は、最初のフェーズ、つまり入口となる「計画フェーズ」でした。
目的を明確化し、情報収集を行い、仮説で良いので事業計画書を作成しましょう

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