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くずのびんづめ

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旅行記。
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#海外旅行

BoN Voyage 🇧🇬🇬🇷

BoN Voyage 🇧🇬🇬🇷

居心地が良くて6日間も滞在したブルガリアはソフィアの最終夜、飛び込みで観戦した地元リーグの想像を遥かに超える盛り上がりに興奮覚めやらず、つい夜更かししてしまった。

バスターミナルまで歩いて10分の立地に宿をとっていたという油断もあるが、朝の便に乗るのにパッキングもせず寝てしまい、結局大慌てで宿を後にして、発車時刻7:30ぎりぎりの7:20にターミナルに到着。

結局毎度と同じくターミナル内の無数

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チンチャンチョン処女卒業🇮🇷

チンチャンチョン処女卒業🇮🇷

サッカー以外で大声を出したのは何年ぶりだろうか。

話やニュースを耳にする度にそんなの受け流せば良いのにと軽んじていたが、いざやられてみると感情的になってしまうものですね。

夕暮れ時。イラン、シラーズのカフェで一息ついていた折、向かいの席に5人の家族連れが。その中の10歳前後くらいのガキンチョが僕を見るなりチンチャンチョンと口にした。なにぶん生で聞くのが初めてなもので、最初はもしかしてと思って聞

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月曜から夜ふかし〜前編・多様性を探して🇯🇵🇲🇾〜

月曜から夜ふかし〜前編・多様性を探して🇯🇵🇲🇾〜

「世界一周」

そう息巻いて日本を飛び出したはいいものの、ドメスティックな事情とはいえ、ものの三ヶ月も経たずに帰国したのが昨年夏。様々な方々から送別会など開いていただいていたこともあり、居た堪れないという表現がぴったりの帰国であった。

そんな背景もあり、今回は極力静かに旅立つことにした。7月8日。七夕を終えた月曜日である。

幾人かの友人が見送りに足を運んでくれ、深夜便を待つ間酒盛りの流れに。(

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『ペニスJAPAN』~ジョージアの温泉で裸の心震わせて~

『ペニスJAPAN』~ジョージアの温泉で裸の心震わせて~

男子校をしっかりとこじらせていた中高校生時代。合コンという一大イベントでは必ずグループ魂の『ペニスJAPAN』を歌っていた。そうして女子をげんなりさせた帰り道、ダサ男たちは「結局女はラッドウィンプスなんすかね‼」なんて散々愚痴って盛り上がるのである。しかし、稀に現れるノリノリでぶち上げてくるJKには気後れして「いや、ちょっとあれは下品だわ、、」なんて言い出すのだから童貞男子は始末に負えない。

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28話『旅の恥を搔き集め』

28話『旅の恥を搔き集め』

バラナシで有名な和食屋「MEGU CAFÉ」は残念ながらコロナで閉店したようなので(26話参照)、別の和食屋「BUNNY CAFÉ」へ訪れてみることにした。日本だったら間違いなくガールズバーかその類のこの店名、今回はGoogleの最新口コミが2週間前ということも確認済みなので、閉店ということはないだろう。

GoogleMapもあてにならないとにかく複雑なバラナシの路地を右往左往しながらやっと店を

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第26話『振り返れば奴がいる』

第26話『振り返れば奴がいる』

今夜は日本食を食べに行こう。胃袋山根君。油ものもスパイスも苦手な僕にインド料理のハードルは高く、とにかく薄い味の優しいものを求めていた。

調べると、MEGU CAFÉという和食屋が有名なようだ。宿から徒歩40分程下流のところにあるようなので、ディナーをいただいた後で別のガートのプージャを味わおうと算段し、16時過ぎに宿を出た。

いつも通り最寄りのアッシーガートからガンガーに降り、河沿いを歩き始

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第25話『Leave me alone』

第25話『Leave me alone』

ガンガーの朝は早い。日の出とともに朝のプージャ(ヒンドゥーの礼拝儀式)が行われるからだ。昨晩のプージャで隣に座り色々と教えてくれたサーシ君が朝も一緒に行こうと誘ってくれたので、朝5時にアッシーガート(ガートとは河辺に設置された拠点広場で、ガンガーには84存在する。僕の宿にほど近いアッシーは上流の端に位置する)で待ち合わせをした。

ガンガーに朝日が昇る様は筆舌に難く、荘厳と言う他ない。朝のプージャ

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第1話『計画的無計画計画』#タイ1

第1話『計画的無計画計画』#タイ1

バンコクはカオサン通りで「Anti Social Social Club」のTシャツを着ている青年を見かけた。ファイトクラブといえばブラッド・ピットの肉体と、ヘレナ・ボタム=カーターの嬌声。そして、この言葉遊びである。

旅の予定は狂うことこそ醍醐味だと信じてやまない僕からすれば、バンコクのドンムアン空港に着いた瞬間に入った一通の連絡は僥倖といえた。タイで会社を営む友人のO君から、今から事務所に遊

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第0話『憂鬱』#日本

第0話『憂鬱』#日本

言葉とは不思議なもので、類似した意味を重ねた熟語である「憂鬱」の方が一文字の「鬱」よりいささかマイルドな印象を抱かせる。

ともかく、出国より4.5日程前から僕は恐ろしく憂鬱だった。昔から好んでいる表現を使えば「得体の知れない不吉な塊」に始終圧さえつけられていたと言ってもいい。

旅程はおろか、宿泊先の確保やパッキングすら手につかない。当初の出国予定がインフルエンザに罹って延期となり、出鼻を挫かれ

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