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want to目標のススメ ~努力を努力と思わないマインドづくり~

こんにちは、かずあきです。

以前書いた「部下のモチベーションを上げる方法」という記事で
"理想の未来と目の前の事業目標を紐づけが重要"という話をしました。

こちらの記事では部下へのマネジメントという文脈ですが、
この理想の未来という目標づくりに関して今回はもう少しだけ深ぼります。


■have to目標とwant to目標

会社や職場では基本、そのコーポレート理想に沿ってやるべきことが決められており、それらを構成される社員で役割分担し目標を設定します。

ですので必然的に社員には会社のやらなければならない目標を設定します。

この「~しなければならない」という、
物事に対して義務や強制があると感じる状態の目標がhave to目標です。

これが会社や職場での一般的な役割設定である為に、
目標とはhave to目標が基本系だと捉える人が多いように感じます。
これらがダメなのではなく、あくまでそういった種類だと捉えてください。

対照的に「~したい」という、
自身の欲を起点とした理想状態を得る為の目標がwant to目標です。

このhave to目標をwant to目標に切り替え、さらには内包していく事が重要だと考えます。

では、なぜwant to目標が良いのか?を解説していきます。

■努力を努力と思わないマインド

have to目標はいわゆる、
自身がやりたいことではなく組織として決められた事の請け負い、
または個人ですと多数派同調バイアスが働いた故の世間体を意識した目標の場合があり、感覚としてやらさられている感を感じやすくなってしまうリスクがあります。
また、他責思考を引き起こしやすく、悪いループにハマる可能性さえあります。

※多数派同調バイアス…迷った時に集団の意見や行動に従う心理傾向。周囲の多数派に合わせることで、自分の意見や行動を調整する現象。

この状態だとモチベーションづくりが難しくなり、なにかしらの外的要因でやる気の低下や消極的な感情を引き起こす可能性があります。

結果、継続力やパフォーマンスが落ちてしまい、成果が出る確率も落ちていきます。

対してwant to目標は、
自身がやりたいことであり、理想や欲を起点とした目標ですので、
モチベーションづくりが容易であり、集中力が高い状態を維持できます。
結果、継続力やパフォーマンスが上がり、成果を出しやすくなるのです。

そしてこれが今回のポイントなのですが、
このwant to目標を正しく設定できれば、その目標達成に向けた行動は全てただやりたくてやっているだけの脳汁出まくりな状態ですので、
本人は特に一所懸命努力しているという認識はなく、ただ好きなことを夢中で没頭してるだけという感覚です。

これがもっとも最強のマインド状態であり、努力を努力と思わずに好きなことをしていたら理想が叶っていたという現実を作ることができるのです。

want to目標は実はみなさんも一度は人生で体感したことがきっとあると思います。その具体例を次で解説していきます。

■want to目標で内包する

僕は大のゲーム好きなのですが、
マジでハマるとそのゲーム攻略を全部やり切りたいタイプなので、
そのゲーム内でのレベル上げやアイテム集めなどにご飯も食べずに睡眠を削ってでもやり切ることがあります。

文字通り超絶集中力が高い状態でそれらに没頭しているのです。
その時は飲まず食わず寝ずでも何も苦しくありません。とにかく楽しいのです。

別でいうと、僕はカッコいい体型に憧れていて、運動が好きで毎日ジムにかかさず行っています。
これは習慣化しており行かない日がもはや気持ち悪いのです。
とにかく行きたくて行きたくてしようがないのです。
(自分で書いてることが気持ち悪くなってきました)

これらは完全なるwant to目標といえます。

もしこれをゲーム好きじゃない人や運動嫌いな人にhave to目標で設定しても達成は困難でしょう。
やりたくないことをお願いされているわけですから、
「なんで自分がやらないといけないんだ、、」となるわけです。

ではこの運動嫌いな人を男性Aさんとします。
そのAさんは今好きな女性がいて振り向いてほしいと思っています。
その為にはカッコいい体型を手に入れられればその成功確率が上がると認識したとします。

そこでAさんには「カッコいい体型でイケメンに変身して振り向いてもらう」というwant to目標を掲げてもらいます。

そうなれば、
ジムに毎日いく!という嫌だけどやらなければならないhave to目標を、
カッコいいカラダでイケメンに変身して振り向いてもらう!
という自身の理想を叶える為のwant to目標で内包することができます。

have to目標は状況的にはやらざる負えない場面が沢山あります。
それこそマイナスをまずゼロに持っていかないといけない状態(ミスが多い、経営が赤字、など)は大概have to目標です。

ですが、
その先にwant to目標があり、そのためにまず足元のhave toをやらねばならない。という設計にできれば、have to目標でさえもwant to目標にできてしまうのです。

このhave to目標をwant to目標で内包させることで、
誰しもが目標に集中・没頭し楽しんで行動できるという最強マインドにすることができます。

■まとめ

冒頭でも言いましたが、have to目標がダメなわけではありません。
やらねばならない状態はこれまでもこれからも沢山あります。

ただ、目標とはそういうものだと思ってしまうと、
自身の理想に近づくことを最初から諦めてしまいます。

理想的な人生を楽しく生きていく為に、どれだけやらねばならないhave toがあったとしても、希望に満ちたwant toを大事にして自分がやりたいことを掲げて欲しいなと思います。

長々読んでくださり貴重な時間をありがとうございました。
ではまた。

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