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部下のモチベーションを上げる方法 ~たった1つの意識するべきこと~

こんにちは、かずあきです。

「部下のモチベーションを上げるにはどうしたらいいんだろう、、」
そんな悩みを抱えているリーダー、マネージャーは多いと思います。
今回は「このポイントを意識するだけで部下の仕事へのモチベーションが上がるきっかけが作れるよ!」
という話をします。


■モチベーションを上げるポイント

リーダー、マネージャーになると必ず直面するであろう悩みの1つに
部下のモチベーションの上げ方がわからない問題があります。

チーム目標や個人目標を設定して
「がんばろう!」と鼓舞をしても中々熱量が上がってくれない。

これは自身や相手が新人かベテランかは関係なく、
誰にでもどのタイミングでも起こる事象です。

このモチベーションを上げるポイントはズバリ
相手の未来の目的に合わせる」ことです。

■メリット提示

1on1を行う際にリーダー・マネージャーがやりがちなのが
事業の目標だけにフォーカスした話をすることです。

今ある事業の目標数字、その数字を達成することで
事業がどれだけよくなるかの意義を伝え、
だから成果を出す為に頑張ろう!という話です。
一見なにも問題が無いように思えますが、
僕からするとこれでは足りないのです。

足りないポイントは「相手へのメリット提示」です。

まず、
会社の為に事業成果を出すことだけでは個人へのメリットはありません。

いやいやかずあきさん、成果を出せば給料が上がるかもしれない、
出世に繋がるかもしれないじゃないですか!それがメリットですよ!

という声が聞こえてきそうですが、
はい、その通りです。

それがメリットになりえますが、
では1on1などでそれらを本当に伝えていますか?

そしてそのメリットは上司が押し付けたものではなく、
本当にその人にとっての真のメリットですか?

基本的に人はメリットがないと動かないと僕は思っているので、
事業目標を達成したところで本人にメリットがなければ、
目の色を変えてがむしゃらにコミットするというエネルギーは生まれにくいです。

もちろんお給料をもらっているのでその対価として仕事をするのは当たり前ですが、 それだと100%最低限はやれど、
120%、150%達成させてやろうなんて気持ちは起きないわけです。

■未来実現のストーリー

ではそのメリットは一体どうやって見出せばいいのか?
それが冒頭で伝えた「相手の未来の目的に合わせる」ことです。

例えば とにかくお金が欲しいなら
「給料のベースを上げるためにはここまでの成果をださないといけない」
と伝えるべきだし

スキルを身に着けたいなら
「この目標を達成するプロセスでこのスキルが身についていく」
と伝えたほうが頑張る理由付けとしてわかりやすいです。

この「お金が欲しい」「スキルを身に着けたい」の
なぜそうしたいのか?をもっと深ぼって具体的にしていき、
今ある事業目標を達成することでその具体化された
理想の未来の実現に一歩近づくというストーリーを作ります。

この理想の未来と目の前の事業目標を紐づけることがとても大切なのです。
多少センスはいりますが、やっていけばいくほど紐づけ方・ストーリー作りは上手くなっていきます。

これは具体的であればあるほどイメージの中で達成した際の嬉しい臨場感が増す為、より頑張るマインドを構築しやすいです。

■部下へ興味・理解

これらの対話をするには、
相手が何を考えていてどんな理想の未来を思い描いているのか?
をしっかり把握する必要があります。
(とはいえ理想がない、考えた事ない、という人も多いので、そういった方々に対する理想状態の引き出し方はまた別日に書きますね)

理想を叶える為の手段として仕事があるという形に変えるのです。

対話の中でも仕事ファーストではなく、
あくまで相手の人生ファーストであり、
その理想を一緒に叶えてあげられるパートナーというスタンスです。

実はこのモチベーションを上げられない問題を抱えるリーダー・マネージャーは圧倒的に部下への興味・理解が足りない場合が多いです。

少しキツイ言い方をすると、
相手がどんな人なのかはどうでもよく、
あくまで仕事をする為だけにいる人と捉えている状態です。

1on1などでも仕事ファーストで事業の目的と進捗確認しか話さない、
やったとしてもアイスブレイクがてら雑談を軽くしているだけで
実際に相手のことを知ろうというマインドがない。

部下とのコミュニケーションに関する問題の根本は、
実はこういった所からきていたりします。

■まとめ

部下のモチベーションを上げて
与えられた役割や事業の数字目標達成にコミットしてもらうには

  1. 相手の理想の未来を知る ※プライベートな夢でもなんでもよい

  2. 理想の未来と目の前の事業目標を紐づけ、夢に一歩近づくというストーリーをつくる

これらの
相手の未来の目的に合わせる」ということを意識してみてください。
そうすることで1on1の質もあがっていき、
良い関係構築も作れていくと思うので、
悩まれている方の参考になれば幸いです。

ではまた。

p.s.
最後に真逆なことを言いますが、僕は本当に仕事の成果を出し続けるにはモチベーションはそこまで必要ないと思っています。
本当に大事なのはどんな時でも心がブレない状態を作ることです。
これもいずれ書いていきますので宜しくお願いします。

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