【仕事の教科書】超インフレ前提供ノウハウ Lesson-1 VOL.04 (無料記事)
私は 間もなく65歳。ここにいる人たちの「お爺ちゃんの世代」のコンサルタントです。ちょっとね、孫世代の君たちに緊急連絡があるんだ。かなりの「緊急事態」だから、しっかり聞いて欲しい。
● Chapter-01「ビジネス・スキルアップセミナー誕生」
【 Section-04:「テレワーク時代」 】
2015年当時、2050年頃には「テレワーク」がビジネスの中心となり「営業マン」も営業活動を「インターネット」を使ってやるだろうと予測されていました。
その5年後の2020年、世界中で「流行病」が大流行します。他人との接触を避けながらビジネスを進めていくために一気に「テレワーク化」が進みました。
予測されていた30年が一気にワープして、次の世界へと移行してしまいました。「テレワーク」と「リアル」の大きな違いは、なんと言っても「情報量」です。
リアルでは「視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚・第六感」をフルに使った情報収集ができます。相手の顔色や反応からも情報を得ることができていました。
それがテレワークになると「限られた視覚情報」「限られた聴覚情報」「徹底して類推する第六感」の3つの情報しか得られなくなってしまったわけです。
限られた情報を「テレワーク」で受け取る。問題は、その後「どう、打ち合わせをした内容の仕事に対応するか?」という部分。この「事後の対応」において
「SランクとAランク」「AランクとBランク」「BランクとCランク」の差、つまり「SランクとCランクの絶対的な差」が恐ろしいほど開いてしまったのです。
これまで、上司が「見ないふり」をして、スッとフォローしていた「Bランクの部下」「Cランクの部下」を、まるでフォローできなくなってしまいました。
その結果「アベる」という状態が生まれています。「アベる」という言葉は、私たちのようなコンサルタントの間で使われてきた言葉 Availableの略です。
英語では「在庫がある」「利用できる」という意味ですが、コンサル業界においては、次のプロジェクトにアサインされることを待っている状態を指します。
カンタンに言うと「干される」という意味。こんなニッチな世界の言葉が「テレワーク」の時代となって、一気に一般社会に広まっていってしまいました。
たとえば、1つのプロジェクトに25人のメンバーがいるとします。こうなると「Sランク1名」「Aランク4名」「Bランク15名」「Cランク5名」になる。
このプロジェクトは「Sランク1名」「Aランク4名」で、およそ80%程度の中身が出来上がってしまいます。この5名がいれば結果にコミットできてしまう。
この5名は「25名のテレワーク」の他に「5名だけのテレワーク会議」を行うようになります。その5名のメンバーで仕事の80%を組み立ててしまいます。
問題になるのは「残りの20%の作業的な部分」を誰にやらせるか? 失敗のフォローなどしたくないわけですから、当然「Cランク5名」はアベられます。
結果的に「Bランクで、その作業的な処理を得意とする数人」に「Sランク1名」「Aランク4名」が個別に声をかける。こうすることで仕事が完結します。
ますます「SランクとAランク」「AランクとBランク」「BランクとCランク」の差、つまり「SランクとCランクの絶対的な差」が恐ろしいほど開いていく。
コンサル業界の言葉で言うと「UP or OUT」=「昇進するか?辞めるか?」といった「コンサル業界あるある」の事態が一般化し始めてしまっているのです。
そこに、さらに恐ろしい事態が生まれます。残業ナシ、そして、仕事の時間を規制する代わりに社員の副業を認める会社がドンドン増えていっています。
先日、面白い有料レポートを目にしました。「Instagram」や「Twitter」で「副業をスタートした」と言う人たち1万人の追跡調査をしたというレポート。
一度「副業を始めました」と言ったものの・・・ 今まで通りの「プライベート情報発信だけ」にアッという間に戻った人が約8,000人もいたというのです。
そのうち、たった1〜2度だけの「副業はじめました情報の発信」だけで、アッと言う間に「プライベート情報発信だけ」に戻った人が、およそ2,000人。
5回〜10回程度「副業の内容紹介」をして、まるで反応がないからと「プライベート情報発信だけ」に戻った人が、およそ6,000人という追跡調査結果でした。
これは、言うまでもなく「2,000名がCランクの人たち」で「6,000名がBランクの人たち」ということ。副業を始めたところで、やっぱり評価されないわけです。
では、残りの2,000名は? というと「394名」が「副業を本業に変えてフリーランスになった」「副業の事業で かなりの収益を得ている」という調査結果。
「クラウドソーシング」経由で仕事の依頼を受けて「商品企画、マーケティング、広報、営業、経理、人事、事務、専門分野」などの仕事をしている人たち。
当然「プログラマー・エンジニア」として本業とは別に、クラウドソーシング経由で仕事を引き受けていらっしゃる人たちも大勢いらっしゃるようです。
なかには「講師業」、スポーツジムでインストラクターをしていた人が独立したといった「専門分野を教える」という講師業の方々もいらっしゃいました。
ウェブ上で集客をする「アフィリエイター、インフルエンサー、ブロガー、ユーチューバー、コンテンツ販売、情報販売をする」という人たちもいました。
言うまでもなく「会社でSランク」と認められた人たちが、暇な時間に「他の会社からの依頼」を「副業」でやっていらっしゃることがハッキリしました。
そして「1627名」が「副業で、そこそこの お小遣い稼ぎをしている」といった方々です。副業の内容を覗いてみると、おおよその傾向がわかってきました。
この1627人は、先ほどの394名が得ている「副収入の額」を、大幅に下回っています。見え方でいうと「お小遣い稼ぎといったレベル」の収入です。
ひとつめは「作る系」のお小遣い稼ぎ。「イラストレーター、デザイン、ハンドメイド販売、写真、映像、音楽、動画、アプリなど」何かを作り上げる仕事。
2つ目は「趣味系」のお小遣い稼ぎ。「旅行が好きな人がブログで広告収入を得る、ライターで体験談を売る、フォトストックで写真を売る」といったもの。
釣りが趣味の人が釣った魚を売ったり、昆虫採集して虫をオークションに出品したり、写真が趣味の人が写真販売では写真販売サイトに自分の写真を売ったり。
3つ目が「家事代行、買い物代行、掃除代行、ペットシッター、ベビーシッター」といった肉体労働でお小遣いを稼いでいる「代行業(便利屋)」でした。
しかし、お小遣いであろうと「依頼や収入がある」のです。まったく周りが反応せずに、副業を諦めてしまった8,000人とはステージが違っているのです。
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