OHO KANAKO
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人を百回愛するということ。
母と電話で近況を話していたら、母がふと
「うちのブーゲンビリアの名前、かなこっていうの」と言った。
何年も前にわたしが母の日に贈ったものだ。
「なんでかなこって呼んでるかっていうとね、折れても枯れても、何度も何度も芽を出して、花を咲かせるのよ。それが、めげてもめげても立ち上がるあなたみたいで。気付いたらあなたの名前で呼ぶようになったの」
贈ったことも忘れているような南の花が、母の家で奮闘してい
好きなことをやり遂げる
朝からクラシックを聴いている。
エリーゼのために、月の光、トルコ行進曲…
小さい頃、ピアノを習っていたせいかピアノの音がいちばん落ち着く。
毎週金曜日、庭にいる大型犬と遊ぶのを楽しみにしつつ声楽家の先生に教わっていた。
先生が変わってからは嫌になって辞めてしまって、今は全く弾けない。
好きなことをずっと続けることは難しい。
わたしは20歳の時に写真を始めたので、そろそろ写真をはじめて20年にな
わたしが立ち直れた理由
夕方、子どもたちと散歩に行く。
川沿いの砂利道をゆっくりゆっくり。
早く歩くと三男は怒り出すから。
途中で歩けなくなった三男をおんぶして歩く。
まだまだ軽い。30キロ台の長男もまだ背負える。そのうち彼らを持ち上げられない日が来るだろう。
途中で寄ったコンビニの軒先にツバメの巣があり、丸々太った子ツバメがこちらを見ている。
彼と出かけたとき、どこだったか忘れてしまったがSAの建物にツバメの巣がた
強くなければならなかった
6月に開けたピアスの穴。
眠る時に枕にあたると痛くて、左向きにしか横になれなかった。
最近ようやく右に向いても痛みなく眠れるようになった。
市役所で教えてもらった、ひとり親への月一回の食糧配布。お米とか賞味期限が近いレトルト食品やお菓子、企業が寄付をしてくれて成り立っている。正直とても有り難い。昨日、夏休みで暇を持て余している子どもたちを連れて行ってみた。
「三人も男の子がいて大変ね。お母さん
この一生だけでは辿り着けないとしても
中島みゆきの命のリレーという曲。
ここでのコメントで教えてもらった。
人の人生は一回だけ。一回を生きる、それが一生という。何回もやり直しが利くわけじゃないから、皆、失敗することのないように、やり残すことのないように、そして時として投げやりにひとつの生という線路の上を走っていく。
でも、人生は思ったより短いし、同時にふたつのことは選べないし、何かを達成するには儚い。
天の川が見える。
浜辺で大の字