人生何が起こるか分からないから楽しいんだよ
はじめてニコンサロンで個展をした時、三男は生まれて2ヶ月、次男は二歳だった。
写真の搬入をしている時も胸には乳児を抱えて、次男は泣いていた。個展が終わったあとに次男の病気と障害が分かり、そこから一、二年は抱っこ紐で三男、背中には次男をおんぶしての生活だった。10キロ、20キロ、いつも背負っていた。障害児支援サービスを使うときも母から離れられず、わたしたち三人はいつもくっついていた。次男が4歳、通所施設に慣れ、やっと安心して他人に任せられるようになって、わたしの体はひとりになれ