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【日本保守党1】池内恵(アカデミ連合)VS飯山陽(ネトウヨ連合)の大戦勃発!

主な交戦主体:池内恵(東大教授・中東政治)、篠田英朗(東京外語大教授・国際政治)、百田尚樹(作家、日本保守党党首)、飯山陽(麗澤大客員教授、イスラム思想)その他、敬称略
*タイトル画像は、飯山陽のYouTubeチャンネルから。


池内恵「(飯山は)狂乱インフルエンサー。破れかぶれ」(11月15日)

飯山陽「(池内は)博士号をとってから出直せ!」(11月16日)


X(旧ツイッター)やYouTubeを舞台にした、日本の論壇を揺るがす合戦が勃発している。


たぶん、前々から、くすぶっていたとは思うんですね。


でも、今回の火種は、中東を専門とする池内恵・東大教授のXアカウントに、日本保守党員がからんできたことではないでしょうか。

その日本保守党員の中東観は、保守党シンパの飯山陽の影響を強く受けているようだった。

そこで、先月末、池内は保守党員を「出禁」にした。


プロフィールに「日本保守党」と書いてあればブロックします。(池内恵 10月30日 7:30)


ウェブの変質者集団ですね(11月7日 19:51)


そのとき、池内恵と、日本保守党の有本香・事務総長がやり合っていることは、以前にも少し触れた。


その成り行きを見て、同じ国際政治畑の篠田英朗は、困ったのだと思う。

篠田は、月刊HANADAで、飯山陽とともに、「日本保守党を応援します」という寄稿をしている。



このままでは、飯山と同陣営とされ、アカデミズムの中で立場がまずい、と思ったのではないだろうか。

だから、篠田はこうポストした。


日本保守党は、いずれ飯山陽氏らSNSインフルエンサーとの関係を明確にする必要があるのではないか。(11月14日 12:54)


それに対して、日本保守党シンパの島田洋一・福井県立大名誉教授が反撃した。

大学教員の腐ったようなものの言い方をする男だ。 現場経験を踏まえた飯山陽氏の中東に関する諸著作は国際的にトップレベルにある。 日本保守党が政策形成に当たって彼女の知見を参考にするなら、むしろ安心できる。(11月15日9:07)


そして、飯山陽本人が、YouTubeのチャンネルで、篠田への火を吐くような激しい反論動画を公開した。


【は?】篠田英朗・外大教授「日本保守党は飯山陽との関係を明確にせよ」?!(飯山陽のいかりちゃんねる 11月15日午前)


「私は博士号をもつ研究者なのに、SNSのインフルエンサー呼ばわりするのは、年下の女の私をバカにしている」

「篠田はアラビア語も読めないくせに」

「篠田は国際政治の基本がわかっていない。東京外大こそ篠田との関係を明確にすべきだ」

などなど。



それに対して、篠田がこう反応した。


「日本保守党はいずれ飯山陽氏らSNSインフルエンサーとの関係を明らかにする必要に迫られるのではないか」、という釣りのポストをしたら、たくさん実証研究の材料が集まっているようだな。もちろん私自身は、そんな研究をする暇はないですが。(終わり)(11月15日 23:06)


それに対して、百田がこう反応した。


都合が悪くなると、「釣りだった」とか「ネタだった」と言うのは典型的なガキの負け惜しみ。 「暇がない」と言うなら、そもそもなんでそんな釣りのポストをやったのかという話。(11月16日 1:16)


いっぽう、池内恵は・・・。

池内恵は、飯山陽の東大(文学部イスラム学科)の先輩であり、2018年、飯山の最初の著書『イスラム教の論理』(新潮新書)の帯に推薦文を書き、対談もしている。



その池内は11月15日に、東大の後輩・飯山陽の人格と能力について、Xでdisりつづけた。



たんまり虚言が連打されるようになって批判のしようもなくなった。虚言癖になる理由があったんでしょう。(11月15日19:25 のちに「たんまり」は「単なる」の誤記と訂正された)


アラビア語原音と離れた表記を使う人のことは「アラビア語をできない」と嘲り、原音に近い上記をする人のことは頭でっかちの大学の人間と嘲る、狂乱インフルエンサー。破れかぶれなんだな…(15日22:32)


イスラム法学の昔の文書は読めるのとテレビ局のリサーチャーとしてニュースを拾っていた時は面白いと思ったので推薦したら、ここのところ中傷発言を見境なく繰り出しておかしな人を集めるようになったので関係を絶った。(16日 0:16)


個人的には興味がありませんし、研究者としての関心は、私はこれだけたくさんの研究者を東大に招いてきましたが、一度も一回もこの方を招くことを考慮したことはない。(16日 0:49)


イスラム法以外の中東政治・国際関係で本当に議論したら彼女本当に負けてしまうし、そもそも政治も外交も全く分かっていないので、議論する意味がないので、フォロワーは無理なことをさせないでください。(16日 2:41)


背景には、パレスチナ寄りの篠田、イスラエル寄りの飯山など(このあたり私はよくわからない)、中東観のちがいもあるのだろうが、なにやら積年の恨みもあるらしい。「知識人」どうしの激しいののしり合いがすごい(面白い)。


日本保守党周辺では、武田邦彦にかかわる参政党とのつばぜり合いもあり、各所に戦火があがっている。まるで現下の世界情勢のように。

大いに不謹慎だが、現実のイスラエル戦争より、こっちの「大戦」のゆくえが気になる。

この戦争のゆくえを解説してくれる「国際政治学者」が必要だ、と思っているのは私だけではあるまい。



<<補足 11月16日夕>>


飯山陽は、16日16:07からのYouTubeチャンネルで、池内恵への反撃をおこなった。

【下劣!】池内恵・東大教授「日本保守党は変質者集団、飯山陽は狂乱インフルエンサー」?!(飯山陽のいかりちゃんねる)


「池内のXでの連投は、誹謗中傷、名誉棄損、信用棄損」

「私は博士号をもっているが、池内はもっていない。博士号をとってから出直せ」

「東大教授になれたのは、父親も東大教授のエリート一家だからか」

「年下の女を見下して、論証なしで『狂乱』『虚言癖』などのレッテル張り。女性差別であり、欧米なら一発アウト」

「池内は、外務省お抱え組織のお山の大将」

など。



<続報>


<参考>


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