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ゲイコラム

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LGBTのGとして生活して感じるG目線(ゴキブリじゃねーわ)なコラムです。
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2021年7月の記事一覧

ゲイのデートアプリ

ゲイのデートアプリ

多くのシングル(だけではなくハレンチな気持ちを持った)ゲイが使用しているであろうゲイの出会い系アプリ。

ワタクシの記憶が正しければ、iPhoneが発売されてチョットしたころ、ストレート向けのその手のアプリが出るちょっと前にGPS搭載で自分の周りにいるユーザーを検索できる出会い系のアプリが開発されたと記憶している。

その当時はゲイバーで働いており、お客さんが「こんなアプリあるのよ!」と教えてくれ

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大麻議論に見る世論

大麻議論に見る世論

先に申し上げておくと、ワタクシは別に大麻については賛成でも反対でもない。

ただ、賛成派と反対派の議論を覗いていて

「はぁ~…この風潮…アルアル」

とウンザリしたことに気が付いたので今日はそれについて書こうと思う。

Again!!この記事の論点は大麻を解禁するか否かについてのワタクシの考察ではなく、それらの議論に見る世論についてがメインなので悪しからず。

話は戻り、「世界陸連コー会長の〝大

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飴と鞭:モラとハラ

飴と鞭:モラとハラ

時に仕事においても、恋愛においても「マニュピュレーター」と呼ばれるオトコに鉢合わせる事はある。

マニュピュレーター:相手を操る人

どんな人かというと、優しく、親切で…そして、理不尽な人…である。

ワタクシは、とても支離滅裂なもので、強引な態度が許せなくもあり、そうされたくもあるもので、、、そして世の中、その調整を上手く意図せずに行える人がいるんですね。

今をさかのぼる事8年近く前、ワタクシ

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某いじめ問題について思う事

某いじめ問題について思う事

オリンピック関連で騒ぎになっている、ある方の某いじめ問題。

ワタクシもイジメは経験したことがある。(した側だと思ったそこのあなた、ご自身の顔を一発ビンタなさい💢)

ワタクシにとって「いじめ」というのは、「無視」だったりとか、「良いパスが行かないように働きかける」ことだったりとか、そういった類の事であって、当ニュースで報じられていた内容は、「いじめ」などというカジュアルなモノではなく、「暴行」

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ゲイバーで上司とハチ合わせ😱

ゲイバーで上司とハチ合わせ😱

その昔、日本で働いていた時、ファッション業界で働いていたこともあり、若干派手目な人は幾人かいた。

その中でT係長は若干奇抜さと(親近感のある)毒を持ち合わせた人だったが、仕事はバリバリこなす人だったし、仕事での付き合いしかなかったので特にそれ以上もそれ以下も意識することはなく。

が、

その頃、ノンケ社会で不貞腐れていたワタクシは、上司や同僚からは露骨に嫌われていたと思われる中、色々気にかけ、

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アンチエイジング:スキンケア

アンチエイジング:スキンケア

激しい運動をする人達の落とし穴…

…それは、、、

乾燥

ワタクシは一日3回HIITのクラス(1回45分)をこなしているので、毎回滝の様に汗をかくのであるが、それだけ汗をかくという事はすなわち水分を失うことにほかならず、お肌は激しく乾燥する。

ところが、運動の後はシャワーを浴びても汗は出てくるし、どっしり腰を据えてスキンケアを行えるほどの元気も残ってない…

故に、化粧水も乳液も適当に自己満

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家族へのカミングアウト

家族へのカミングアウト

昭和の厳格な家庭に育ったワタクシ。

男は男らしく、女は女らしく

などという自身の理想・幻想を説き、しかし、自身はその人物像とはかけ離れた両親に育てられた。

男は言葉数少なく、余計な事を言わず云々かんぬん…

それを決壊したダムの様にべらべらしゃべり続ける饒舌な父親に言われても、さて何のことやらと思いながら育ったのは言うまでもない。

17歳で、初めてゲイ能界にデビューし、「あぁ、自分だけじゃ

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影響力のある言葉遣い

影響力のある言葉遣い

その昔、日本全国の全然違う方言を用いて話す子供たちを一時間同じ部屋に入れて遊ばせたところ、最後にはみんな関西弁になっていたという、冗談を聞いたことがある(あるいは本当かも)。

どうやら、強いアクセント、影響力のある音に皆、影響されやすいのね。

話は変わり、その昔、現地採用で海外に出たばかりのころ、生活が非常に苦しく、見るに見かねて、友人のレストランのオーナーがバイトに雇ってくれた。人は足りてい

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冗談じゃねーわよ!

冗談じゃねーわよ!

日本人一人の会社で働くワタクシ。

普段からゲイである事をカミングアウトしているワタクシは、言葉遣いや発言はそのままオネェなので、割と「面白くて陽気な人」という印象を与えている。と思っている。えぇ、思い込みですけど何か?

そんなワタクシ、ある日、取引先の日本企業の担当者が、「できません」を連呼するだけで、代わりに何ができるのか言わない、「できない」と言われても結局別のルートでやったら結果できると

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初恋 ~6歳のワタクシ~

初恋 ~6歳のワタクシ~

末っ子で、親戚中の中で一番歳下、加えて女ばっかりの中で育ったワタクシは、お姉ちゃん達の真似をして、常に背伸びしてたし、耳年増だったと思う。

当時、クラスの男子が興じていたのは確か、ガンダムのプラモデルだの、スーパーファミコンだの…一方、ワタクシが興味を示していたのは、ラジカセだのZARDやレベッカ(「負けないで」と「Smile」をエンドレスに聞き続けていた気がする)。

そんなワタクシの記憶の中

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結論何なのよ!!な、女との会話。

結論何なのよ!!な、女との会話。

「やってみたいかもしれない…」
「…し、やってみたくないかもしれなーい…」
「けど、興味はあって…」
「でも、できないかもしれないかrxle$%^&*(#@!!!!」

だからどっちなのよ!!

先日、フォロワーの多いブロガーに記事広告を書いてほしいという友人がおり、「あぁ、それならあの子(♀)が良いだろうな」と思いその話を持ち掛けたときのその人の対応である。

そのブロガーとはプライベートで数回

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ネーティブにもノンケにもなれないが…

ネーティブにもノンケにもなれないが…

せっかくの来日子女でありながら、決して、バイリンガルを育成する環境では育たなかったワタクシ。両親は大の英語アレルギーである。

今でこそ、5年くらい前に思い出したかのように、興味本位・ぶっつけ本番で受けたTOEICで965点をとり、日本人が一人しかいない会社でコッソリ働いているが、英語で話さなければならない環境は「普通」と思っても、「楽」とは思わない、どこまで行ってもノンネーティブである。

が、

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宇多田ヒカル:ノンバイナリー発言について思う事

宇多田ヒカル:ノンバイナリー発言について思う事

先日の、宇多田ヒカルさんのノンバイナリーの発言を聞いて、正直な最初の感想は、

「あぁ、そうなんだ〜」

だった。

特別でもなんでもない、
「私、ラーメン好きなんだよね」
くらいの発言にしか受け止めてなかった。

ところが、後日大々的にネットのニュースで取り上げられているのを見て

「そ、そんなに大騒ぎになること?」

と、正直そっちの方に驚いた。

さらにはそれらの記事に寄せられている、全く的

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ゲイであることが当たり前の環境

ゲイであることが当たり前の環境

日本で働いていたころは、田舎出身で東京に事業所を置いているだけの地方企業で働いていたので、ホモだのカマだの、それを悪口として、からかってくる、レベルの低いおっさん集団はいた@60代くらい。

海外に出て、アメリカ系の会社で働くことになった時、雇用契約書の結婚のステータスのところに、

独身・既婚・同性婚・離婚済・裁判中…

などの選択肢があり、とても驚いた。

「な、なぜこんなことまで聞くのか…」

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