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ジョブズよりも重要なアップルの天才デザイナー /ジョナサン・アイブ

ジョブズよりも重要なアップルの天才デザイナー /ジョナサン・アイブ

本書は、イギリス生まれの天才デザイナーにしてAppleのCDO(Chief Design Officer)のジョナサン・アイブ氏の自伝である。

12年以上アップルを取材し続けるジャーナリストであるリーアンダー・ケイニー氏が、アップル関係者やジョナサン・アイブ氏(以下ジョニー)の関係者を当たって、秘密主義で隠されたアップル社の中にいる天才デザイナーの正体を追った一冊である。

勤勉さがジョニーの才

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臆病者が何かを始めた試しはなく弱者は生き絶え残ったのは私たちだけだ。

臆病者が何かを始めた試しはなく弱者は生き絶え残ったのは私たちだけだ。

SHOE DOG 靴に全てを本書はナイキの創始者フィルナイトの自伝である。彼が大学をでてからオニツカタイガーの輸入業者ブルーリボンを立ち上げてからナイキを立ち上げるなど、彼の人生の捧げた靴の話がなんと400ページ超も書かれている。

勝利への飽くなき欲求本書400ページ超もある中で、著者のフィルナイトが一貫して伝えたいメッセージが存在する。それが勝利だ。どのページにおいても勝つこととは何か、勝つこ

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マツダというローカル会社から世界一の車のデザインを作った男

マツダというローカル会社から世界一の車のデザインを作った男

本書は世界的な賞をいくつも獲得したマツダの物語と、マツダデザイン部門最高責任者である前田育男氏によるデザインやブランディングなどの、ものづくりについて言及されている本である。

フォード傘下から離脱したマツダに前田氏が久しぶりの日本人デザイン部門トップに就任し、迷走していたマツダのデザインを見つめ直し、「魂動(こどう)デザイン」というブランドコンセプトの元、再発進する話がメインストーリーとして記述

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ポルトガルよ、ロナウドと共にどこまでもゆけ

ポルトガルよ、ロナウドと共にどこまでもゆけ

栄光のEURO優勝から2年、彼らは完成度を落とす事なくW杯の舞台へ上がってきた。31歳のロナウドも33歳になり、サッカー選手のピークは過ぎている。衰えがあっても何らおかしくない、むしろそれが普通だ。しかし怪物クリスティアーノ・ロナウドは普通ではない。33歳になっても彼の動きに衰えは見えない。何という底力、彼には限界がないのだろうか。ロナウドがいるのといないのでは、ポルトガルは大きく違ってくる。ロナ

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無敵艦隊スペイン イニエスタはヒーローになれるのか

無敵艦隊スペイン イニエスタはヒーローになれるのか

W杯ヨーロッパ予選を、他を寄せ付けない圧倒的な力で突破したスペイン代表。その圧倒的手腕を持つロペテギ政権によって、今年もスペインが優勝候補に名乗りを上げていた。しかし、本大会が始まるその矢先、ロペテギ監督の解任された。就任したのは、監督歴がほとんどない、元レアルマドリーDF フェルナンド・イエロ。混沌としたスペイン代表は、いったいどうなっていくのだろうか。

あまりに突然なロペテギの解任なぜ、圧倒

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W杯ダークホースのフランス 若さとクオリティの狭間で

W杯ダークホースのフランス 若さとクオリティの狭間で

開幕2連勝で余裕の本線出場を決めたフランス。2年前、自国開催のEuroで決勝に進んだにも関わらず、延長戦の末、ポルトガルに儚くも破れた。世界屈指のタレントを擁するも、FIFAランク7位、苦汁を舐めてきたフランス代表の現状はどんなものなのか。

確かなタレント力と実力フランスは、様々なタレントを擁するヨーロッパの国々の中でも、屈指のタレント力を持っている。スターティングメンバーはおろか、ベンチにも、

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騒音とは 崇高で格式高い立派な音楽である

騒音とは 崇高で格式高い立派な音楽である

「騒音のない世界」というフリーのbgmサイトを偶然見つけました。becoさんという方が作成した音楽を無償で提供しています。とても完成度が高くて、聴いてて気持ちの良い音楽ばかりです。僕個人的にも好きな部類ですね。それに「騒音のない世界」ということもあって、音がとてもクリアでスッキリした音楽ですね。今度ぜひ使えたらと思います。

「騒音のない世界」というタイトルに気が惹かれました。becoさんはきっと

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本物であれ

本物であれ

原宿のアートギャラリーで学生主体の様々な展示を見た後、渋谷ヒカリエ8階でやっていた「青と赤展」という個展を見に行った。

アートギャラリーでは写真展やイラスト展がメインで、一つの映像展があった。8割写真展だった。青と赤展は青と赤の中立的な立ち位置に着目し、パネルを使って平面空間に奥行きを作ったり、新たな表現を方法を探る様な企画展であった。

私は友人と展示をまわっていた。そして当然、その二つを比べ

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memento mori 今を生きる為に死を思う

memento mori 今を生きる為に死を思う

メメント・モリ(羅: memento mori)は、ラテン語で「自分が(いつか)必ず死ぬことを忘れるな」という意味の警句。「死を記憶せよ」「死を想え」[1]などと訳され、芸術作品のモティーフとして広く使われる。(WIkipediaより引用)

人という生き物は不死ではありません。いつか必ず死にます。どんな名誉や名声を得たとしても、死んでしまいます。なんと悲しいことでしょう。

どの時代の人間も死に

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言葉は血肉となり私の一部に

言葉は血肉となり私の一部に

noteやTwitterを見ていると、為になる情報や名言が止めどなく溢れてくる。それらの情報をすべてキャッチして記憶して実践に写すのはとても難しい。溢れ出す情報はツイートや他の人の投稿によってあっという間に流されてしまう。おばあちゃんも「こんな速さの川で桃は取れるわけないだろ」と言わんばかりの速さだ。

一眼見て「いいなあ」と思ってすくってみる。「またどっかで見れたらいいなあ」と思って溢れる川に戻

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本物よりも偽物の方が圧倒的に価値がある

本物よりも偽物の方が圧倒的に価値がある

本物とはどの世界にも本物と呼ばれる人はいる。サッカー界ではメッシ、クリスティアーノ・ロナウドはまごうことなき本物だ。テニス界ではジョコビッチやフェデラー。GDでは田中一光氏や永井一史氏は大巨匠であり本物だ。

本物はどの世界でも第一線を走り続けている。常に新しい時代の先駆けとなり、社会への貢献と業界の躍進に一役買っている。彼らはその名前だけを聞くだけでも、その偉大なるキャリアから誰もその人を偽物だ

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生産者から消費者へ 我々は何者だ

生産者から消費者へ 我々は何者だ

19世紀後半、偶然か必然か、産業革命とフランス革命の二重革命が起こる。

権利は王族、貴族階級から一般市民に。フランス革命は偉大な成果を手に入れた。フランス革命に触発された欧州諸国も革命の波に乗ったため、欧州は18世紀末期に一気に民主化された。フランスは大成功以上のものを得た。まさにヨーロッパ全土を変えた革命だ。世界史に疎い人でもフランス革命は絶対に知っているレベルだ。

産業革命も今となれば大革

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「安易なカタカナ英語よりも日本語を」 2018 2/18

「安易なカタカナ英語よりも日本語を」 2018 2/18

僕はサッカーが大好きで、特に海外サッカーの記事は毎日チェックしている。試合は4日や3日おきにしかないのにだ。試合と試合の合間に選手移籍の噂や、チームに対する不満コメントなどがあるので、話題には事欠かない。大体ゴシップ記事で、嘘や誇示した様な記事ばっかりなのだが・・・。

その中でもお気に入りのwebサイトがあって、名をJ SPORTSコラムというのだが、そこに掲載されている記事がとても面白い。対戦

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「バスは絶対に左側に座るべきだ」 2018 2/17

「バスは絶対に左側に座るべきだ」 2018 2/17

バスの席に乗るときは絶対左側に座るべきだ。絶対に。間違っても右側になんて座ってはいけない。左側に座るのと右側に座るのでは天と地ほどの差があるのだ。

まずこのバスUX界をも揺るがしかねない記事は、窓際の席に座っていることを前提とする。つまり左側と言えば、バスの左側の席の窓際のことである。右も然り。この前提を理科していただいた上で読んでいただきたい。

右と左の違いバスに乗り、椅子に座る際、左右どち

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