ほのちゃんは 都会で とても良い経験をしたんだね 良い上司に出会って その言葉に心を震わせて 走ってきた5年間を わたしは知っているよ がむしゃらの居心地のよさ…
地球と宇宙を繋げる線が人間の中には通っているのだけれど、 最近は、ヒューズが飛んでしまっていたり、 流せたとしても、か細いエネルギーしか送れなかったりする人間が多…
そんなさ、見せるわけないじゃん 年に一回の逢瀬よ? 2人きりがいいに決まってるって、流石にわかるでしょ? 年がら年中こちとら暇だからさ、 あんたたちのこと見てたりす…
今見えてる、 今の自分が行くと思うから怖いんだよ そこに行くのは別の人 今までもそうだったでしょう それは別の人がすることだから、 不安にならなくていいの 別の人…
お琴をはじめた。 ぽやんと光るここが、私の席。 入門してすぐでも、 ここの席は瑞々しく、華々しく、健やかな音が鳴らせるものだから、 一回り二回り上の人たちが、座り…
とある白い診察室で、 私は死の注射を受けた。 受けた瞬間、同席して、傍観するだけの我が弟を憎んだ。 ああ、もう私は死ぬのだ。 腕から指先の方にかけて、どんどんと青…
どう考えても 意地悪で攻撃的なあなたが わたしを惹きつけたのは 気 が強かったから なんだね 情報でも 芸術でも ポジティブなものでも ネガティブなものでも 気の…
明らかに車どおりが少ないと ーほらほら、渡っちまえ ーいやいや、待てないほど余裕の無い人間になりたくない と葛藤する そんな中、横からするりと渡る人がいるとむ…
「自分の機嫌は自分で取ろう」って言われると なんだか 怒られているみたい 「自分の気を整えよう」って言えばいいのに それなら 言うこと聞いてあげる
わたしは 母の笑った時の息が 顔に吹きかかることが たいへん 不快なのだけれど とある虫にとってみれば 森を駆け抜けてきた 清 わたしが嫌っていても 一定数には …
寒椿 雪で桃に染まりけり 空の青が高くなる
きっとさえじゃない どうして私はさえなんだろう あなたに呼ばれるに ふさわしい名前があったはず
もし世界は はじめ1つで、 分離することで 生まれたのなら、 その2つは心の底から お互いを嫌っていただろう。
生に生きている四十九日。 通りを隔てて あっちの席は 死に生きざるを得ないだろう。 強まる生命感と 家族愛。
朝 目が覚めると うっとうしかった 眠たくなった時に 不機嫌になりそうなことに 不機嫌になった
少し汗くさくなった座席 あの塀の蔦は 少し茂ったかな 朝は学生でいっぱいになる この車両から やっぱりいろんな学校が見えて 過去のわたしたちも 見えてくる 出発の…
詩集
2024年7月30日 09:51
ほのちゃんは 都会で とても良い経験をしたんだね良い上司に出会って その言葉に心を震わせて 走ってきた5年間を わたしは知っているよがむしゃらの居心地のよさを 体得したところなのに青森に行ったら それと同じ体験はできないし同じ高みには 進めないのでしょうね夫についていく ほのちゃん悲しさと 柔軟に生きてきた女たちの経験に挟まれてさぞ苦しいことでしょうね立ち向かう強さが 勇気
2024年7月13日 17:54
地球と宇宙を繋げる線が人間の中には通っているのだけれど、最近は、ヒューズが飛んでしまっていたり、流せたとしても、か細いエネルギーしか送れなかったりする人間が多くなっちゃったから、ヒューズが飛ばないように自分の体を整えておくことが大事で、そんな人間のところばかりに、力が与えられている。
2024年7月7日 19:46
そんなさ、見せるわけないじゃん年に一回の逢瀬よ?2人きりがいいに決まってるって、流石にわかるでしょ?年がら年中こちとら暇だからさ、あんたたちのこと見てたりするわけよそれでその中にちょっと勘がいいやつなんかいたら、ちらっと目が合っちゃったりなんてしてさ、ってのはどうでもよくて、とにかくこっちは解放的でプライバシーもへったくれもないわけ、そしたらさ、もう曇らすよねだから文句つ
2024年7月7日 06:32
今見えてる、今の自分が行くと思うから怖いんだよそこに行くのは別の人今までもそうだったでしょうそれは別の人がすることだから、不安にならなくていいの別の人になるの
2024年6月29日 19:12
お琴をはじめた。ぽやんと光るここが、私の席。入門してすぐでも、ここの席は瑞々しく、華々しく、健やかな音が鳴らせるものだから、一回り二回り上の人たちが、座りたそうにしているのをよく知っている。本当はあっちもこっちも、光る席が空いているってことは、秘密にしている。
2024年6月29日 19:03
とある白い診察室で、私は死の注射を受けた。受けた瞬間、同席して、傍観するだけの我が弟を憎んだ。ああ、もう私は死ぬのだ。腕から指先の方にかけて、どんどんと青白く、冷たくなっていくーと思いきや、腕が壊死することはなく、ぶっ倒れることもなく。私たちは診察室を後にした。歩いても歩いても、腕の色は小麦色。まるで人生を生きるのと変わらないことに気づいて、仕方ないから「二度目は無いぞ
2024年6月25日 11:28
どう考えても 意地悪で攻撃的なあなたが わたしを惹きつけたのは気 が強かったから なんだね情報でも 芸術でもポジティブなものでも ネガティブなものでも気の強いものって 大人気わたしも 今では「~しなさい」なんて 言えるように なったからみんなに大人気
2024年6月21日 12:49
明らかに車どおりが少ないと ーほらほら、渡っちまえ ーいやいや、待てないほど余裕の無い人間になりたくないと葛藤するそんな中、横からするりと渡る人がいるとむかついて ーこの人はきっと日常的にこうなのだ ー自身の気付かざる内に他人のペースを犯す危険分子だと毒づくでもこれはその人に対してだけじゃなくて自分に対しても言えることだからできるだけ自分が不審がらないように私は律儀に信
2024年6月21日 12:39
「自分の機嫌は自分で取ろう」って言われるとなんだか 怒られているみたい「自分の気を整えよう」って言えばいいのにそれなら 言うこと聞いてあげる
2024年6月21日 11:14
わたしは 母の笑った時の息が 顔に吹きかかることがたいへん 不快なのだけれどとある虫にとってみれば森を駆け抜けてきた 清わたしが嫌っていても一定数には どうしても快いだから やむを得ない
2024年6月21日 06:40
寒椿雪で桃に染まりけり空の青が高くなる
2024年6月21日 06:39
きっとさえじゃないどうして私はさえなんだろうあなたに呼ばれるに ふさわしい名前があったはず
2024年6月21日 06:37
もし世界は はじめ1つで、分離することで 生まれたのなら、その2つは心の底から お互いを嫌っていただろう。
2024年6月21日 06:35
生に生きている四十九日。通りを隔てて あっちの席は死に生きざるを得ないだろう。強まる生命感と 家族愛。
2024年6月21日 06:34
朝 目が覚めるとうっとうしかった眠たくなった時に 不機嫌になりそうなことに 不機嫌になった
2024年6月21日 06:33
少し汗くさくなった座席あの塀の蔦は 少し茂ったかな朝は学生でいっぱいになる この車両からやっぱりいろんな学校が見えて過去のわたしたちも 見えてくる出発の合図は電子音に変わったんだでもアナウンスの英語は同じだ私はいつも4両目窓越しにあの子と手を合わせてお別れしたここは改札から一番遠い場所だったんだねまたあの子と散歩しようかしら変わらない看板看板って10年保つのね