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色野おと|いろノート
2024年2月3日 14:41
vergissmeinnicht ふぇあぎすまいんにひと〝僕のことを忘れないでください〟騎士ルドルフはそう言って、最後の力を尽くしてこの花を恋人のベルタに投げると、ドナウ川の流れに飲み込まれてしまった。ベルタは彼のお墓にその花を添えて、彼の最後の言葉をその花に名づけた。◆◇𓏸✧︎✼••┈┈••┈┈私はこの水浅葱色(みずあさぎいろ)の小さな花が愛おしく思ったものだ。女性の男性に対
2024年1月23日 19:33
「座右の銘にしてるものってある? 」とかって聞かれると、自分にはそんな大層なものなどないよなあ……って、いつも感じてしまいますσ(^_^;人生を足掻くだけ足掻いたさきに出会えるものであって、自分の覚悟として確立できうる言葉、って感じの性格のものじゃないかしら?って思ってしまうのです……歴史に名を残した偉人たちのように。だからなんとなく、私が座右の銘を持つだなんて烏滸がましいというか、
2024年1月20日 21:39
初めて一緒に歩いたのは、君が小学6年生だった頃の秋のことだ。当時、私は高校2年生で、夏休み前に中学校教諭をしていた母親の知人を通して「個人的に家庭教師をしてくれる人を探している」と紹介されたことがキッカケだった。最初に会ったときは、小生意気な女の子だなあって思ったものだ。一学期の期末テストで算数の点数が34点。もともと算数だけは苦手のようで、何が分からないのかが分からないといった状態だった。
2024年1月14日 08:59
雪混じりの雨の降る週末、ひとりで街に出た。たくさんの開いた傘で賑わう交差点、歩行者天国。そのスクランブルの一角にあるスタバの開けた大きなウィンドウに、交差点内を行き交う人達の姿と店内に座る人達が重なって映っている。まるで夢と現実のはざまの流れのように思えた。もしもあのとき、ふたりして違う決断をしていたら……と思うと、もしかしたら今ごろは君と一緒に夢を選ぶように楽しい毎日を過ごしていたのだろ
2024年1月10日 15:17
〝三日月に手をのばした 君に届けこの想い〟ふとそんなフレーズがよみがえった。泣き出しそうになる絢香の三日月という曲……もう18年も前になるんだなあ、と思う。2006年の秋に見た三日月がすごく印象に残っている。その曲を聴きながら見上げたせいだろうか。さらに遠い昔の……1992年。結婚を約束していた6歳年下の彼女が、私の母校・玉川学園大学にある女子短期大学を卒業すると同時に、まるで神
2024年1月6日 09:18
今朝は何故か目覚ましのベルの音もなく、ただぼんやりと、ゆっくりと目が覚めた。窓の外からポチャリポチャリと雫の落ちる音……なにやら静かに雨が降っているようだ。目覚めたばかりなのにどういうわけか、アタマの中が妙にスッキリとしていて。とりあえず、いつものように白湯を飲む。小一時間経ったころ、お腹の虫が空腹サインを出して来た。今日も絶好腸のようだ(笑)軽く朝ごはんを食べてから、本日の予定が空白
2024年1月2日 14:08
この記事は、書く習慣アプリの今日のテーマ「新年」に対して、ふと思ったこと感じたこととして私の書き殴った内容を、Note版として書き起したものです。謹賀新年あけましておめでとうございます。お隣のそのまたお隣の石川県で大きな地震。新年早々に……驚きました。慌てました。やっぱり日本には……絶対的な神様なんて居ないんだって思ってしまった。日本の正月を根底から覆すようなことを思わずには居ら
2023年12月22日 16:20
書く習慣アプリ今日のテーマ《大空》にまつわる思い出を、飾らない想いで、浮かんだままに綴ってみた。眩しいくらい笑っているように見える空がある。雲がひとつもなくて、それはまるで一番最初のピースをこれから嵌めていく、まっさらなパズルのような空だ。そんな真っ青な大空を見ると、ぐっと手を伸ばしてみたくなる。いや実際、伸ばしているのだけれども。10年前の2013年2月14日に、私はブルガタ症候群と
2023年12月20日 22:20
書く習慣アプリ今日のテーマ《ベルの音》について思い浮かんだ言葉のまま即興で書いてみた。この年の瀬が迫る時期に〝ベルの音〟と言えば、大抵の人であればクリスマスと繋がるイメージを持つことだろう。かく云う私もそのように意図を汲んだりもしたけれど。正直なところ、最初に思い浮かんだのは電話の呼び鈴……《電話ベル》のことだった。お洒落にクリスマス・ベルのことでも書けば良いのだろうけれど、私の長
2023年12月20日 03:33
書く習慣アプリ今日のテーマ《寂しさ》について即興で思いつくまま書いてみた。人に囲まれてワイワイやっていても寂しいと感じるときがある逆に一人でいて静かに時を過ごしていても寂しいなんて感じないことがある私は一人はきらいじゃないでも孤独に感じるのは嫌だ孤独が好きという人もいるけどそれは孤独にその人なりの奥ゆかしい色を感じているから結局、寂しいって心のなかで揺れる色を
2023年12月17日 12:06
「雪を待つ」……か。12月。この時期になると写真に撮る題材の範囲が結構狭められてくる。うーん、自分の想像力が乏しいだけなのかもしれないのだけどね。それでほかの人たちが撮った写真を眺める。あー、こんな写真も12月に撮ってみると味があったりもするんだなと刺激を受ける。だけど、それはときに地方性の違いで難しいこともあって、似たようなシチュエーションを探して街を散策することになる。まだクリスマスで