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『学芸員しか知らない美術館が楽しくなる話』書評風読書感想文
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<書籍情報(公式サイトより)>
【書籍名】学芸員しか知らない 美術館が楽しくなる話
【著者】ちいさな美術館の学芸員
【判型】四六判変型(124mm×188mm)
【ページ数】216ページ
【定価】本体1,600円+税
【発売日】2024年1月24日
【ISBN】978-4-86311-392-3
noteでの連載から生まれた本書は、現役の学芸員である著者が、美術館の楽しみ
ハードボイルド書店員日記【170】
文庫のミステリィフェアが始まった。
国内外の約20点。基本的には担当のセレクションだが、他の人の案も活かされている。選んだ人の作ったPOPが付されているのもポイントだ。
「ちょっといい?」巡回でフェア台の横を通った際、中年の男性に声を掛けられた。「いらっしゃいませ」「これはおかしいよ」右手人差し指の先を追う。新潮文庫「カラマーゾフの兄弟」だ。全3巻でいずれも600ページ超。誰の選書かは述べるま