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Vol112 田舎移住を考える前に、10のチェック項目!(続き)

近年、田舎移住を検討する人が増加をしています。
東京有楽町にある「ふるさと回帰支援センター」でも、移住相談者の数は増加をしています。
こうした田舎移住を考える人へ・・・
検討の前に行ってい戴きたい「10のチェック項目」をお伝えします。

こんにちは、移住専門FP「移住プランナー」の仲西といいます。
ここでは、これまでの18年間の活動、2500組以上の移住相談対応から
皆さんに役立つ情報を書いています。
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1⃣ 田舎移住を考える前に、10のチェック項目!(No6~10)



6.子供の教育方針を考えているのか?


都会から地方への転校は、子供にとって大きなストレスとなりかねません。
「待機児童なし」も、空き人数は限られています。
生徒数が少ないと、競争の意識は低く、学力水準が低くなりがちです。
進学時、学校の選択肢が少なく、都会との教育格差があります。
小学校は親の送迎が必要なケースが多くみられます。
遠方の学校へ通う生徒も多く、通学費が高くなります。
田舎では親の収入が低くなりがちであり、大学進学時に奨学金を受ける子供の比率が高くなります。
将来、子供たちは進学とともに家を出ていく可能性が高くなります。

(対策)子供の将来を考えて教育のプランを話し合う。
教育資金の準備を早くから進める。

7.移住に必要な資金は把握しているか?


移住に必要な資金は、移住の目的により大きく変わります。
移住資金が足りないと、夢を削ったり、移住を途中で断念することになります。
希望の住まいや、仕事の内容により、移住資金の額は変わります。
移住後、収入は低くなるかもしれません。
就農すると、すぐに収入は得られないかもしれません。

(対策)キャッシュフロー表を作成し、移住資金の不足額を明確にし、移住に踏み出す前から対処を行う。

8.移住希望地の地勢・気候・産業・施設・財政状況を知っているのか?


一定期間、そこで暮らさないと解らないことはたくさんあります。
夜や早朝の様子、悪天候時など、移住前にチェックしておきたいです。
財政状況は市民サービスに影響をします。

(対策)移住体験事業に積極的に参加する。

9.移住者の受け入れに積極的な町なのか?


移住促進事業だけで終わっている自治体が多いです。
移住後のアフタフォローを積極的に実施している自治体なのかチェックが必要。
移住後に支援をしてもらえる人が必要です。
地域には移住者を喜ばない人が必ずいます。
移住者の多い地域なのかもチェックが必要です。

(対策)移住の先輩、支援ボランティア団体等から良くヒアリングをしてみる。

10.田舎移住をするデメリットを考えていますか?


田舎に移り住むことは様々なデメリットもあります。
身内の不幸など、緊急時の移動が大変です。また、交通費がかさみます。
医療施設までの距離や、医療技術のレベルに不安があります。
実家等に残してきたお墓を、将来は移動する必要も生まれます。
田舎の方が物価が高いものも多くあります。
田舎ではプライバシーが守られません。

(対策)移住後の暮らしをしっかりイメージすることです。

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最後に、私の好きな町をご紹介
移住地選びの参考にしてくださいね。

岐阜県岐阜市金華山
 
名古屋から電車でわずか20分。
岐阜県の県庁所在地である岐阜市は、昭和の面影と近代的なビルが交差する町です。
その岐阜市のシンボルと言えば岐阜城ですよね。
標高329m(国土地理院の三角点設置箇所)の金華山は、岐阜市の中心部に位置し、かつては稲葉山と呼ばれていました。山頂には織田信長公ゆかりの岐阜城がそびえ立ち、長良川と同様に岐阜市のシンボル的存在です。
斎藤道三公・織田信長公・明智光秀公をはじめとする戦国武将に見守られながら、のんびりと暮らしてみるのもいいですよね。


最後まで読んでいただき有難うございました。
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移住専門FP「移住プランナー」として活動をしています。これまで18年間2500組以上の移住相談に対応をしてきました。ここでは、私の経験からお役に立てる情報を日常的に綴っていきます。「移住」という夢の実現にお役に立てればうれしいです。大阪出身、北海道と鹿児島の3拠点生活中。