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病院コミュニケーション

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病院の広報やプロモーション、患者・その家族・地域住民あるいは病院職員・求職者とどのようにコミュニケーションを図ったらよいか、のヒントになるものを集めています。
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#私の仕事

「誰一人取り残されない」を高い水準で叶えるために。ウェブサイトのアクセシビリティ検証結果と、その後

「誰一人取り残されない」を高い水準で叶えるために。ウェブサイトのアクセシビリティ検証結果と、その後

デジタル庁のアクセシビリティチームです。

私たちは、アクセシビリティ向上のための仕組み作りを行う民間人材の専門チームとなっています。3名で構成されており、そのうち2名は視覚に障害のある当事者です。

前回は、私たちがこれまで行った4つの取組を紹介しました。今回は、デジタル庁ウェブサイトで行ったアクセシビリティ検証結果と、そこから見えてきた課題、解決に向けた方向性などをお伝えできればと思います。

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医療とデザインをつなぐプロジェクト(共同研究)のはなし (追記あり)

医療とデザインをつなぐプロジェクト(共同研究)のはなし (追記あり)

はじめに-医療と情報デザインの出会いここ5,6年くらいのあいだに取り組んできた医療とデザインをつなぐプロジェクトについて、学会での発表や記事など公開されているものを中心にまとめました(全てではありません)。医療について知識がない状態から手探りで始め、少しずつ成果と言えるものも出ています。とはいえ、医療分野で何かデザインをしようと思うと、前提として知るべき膨大な情報にまず圧倒され、難解な医学用語に悩

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なぜ私はP&Gを辞めて、「がん検診のマーケティング会社」をつくったのか?

なぜ私はP&Gを辞めて、「がん検診のマーケティング会社」をつくったのか?

「この仕事って、意味があるんだろうか?」

「もっと世の中に貢献できる仕事があるんじゃないか?」

そう思ったことはないでしょうか?

私にはあります。

それはちょうど、P&Gに入社して3年目。どんどん仕事を任せてもらえるようになったころでした。

私は毎日、徹夜も厭わず、がむしゃらに働いていました。「どうすれば競合他社に勝てるのか?」「どうすればこの洗剤がより売れるのか?」……そればかり考えて

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病院広報記:広報を任されたらまずは「カメラの人」を目指せ!

病院広報記:広報を任されたらまずは「カメラの人」を目指せ!

私は医療のことなどほとんど知らずに病院へ転職したので、最初は本当に右も左もわからない状態からのスタートでした。

そこでまずは広報の存在を売り込みつつ病院がどのようなものかを知るために、院内のグループウェア掲示板で研修会などの開催を調べて担当者に写真を撮りに行って良いかと尋ね回りました。

定期的にある研修会に何度か顔を出してSNSなどで外部に紹介していると、担当者から「今度イベントをやるので良か

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