医療とデザイン

わたしの網膜はツァイスに救われた(かも)

今日は、医療のデザイン。

つい先日、網膜剥離が発覚し、そこからわずか36時間で手術が完了した。その顛末をInstagramに書いたけれども、今日は少し違う話を忘れないうちに書いておきたい。

網膜剥離の手術を経て、数日。日帰り手術をしてくださったので、手術後すぐに自宅に戻り、ベッドで上を向き続けなければいけないのだが。まあ少々飽きてきた。

姿勢からしてパソコンはかなり使えないが、短時間ならスマ

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勤務医が医療アプリをデザインした話

前回の投稿で紹介した「褥瘡ナビ」は、実際に褥瘡診療で使っている場面を想像しながら、自らUIデザインと画面展開を設計した。使いやすくて便利なアプリにするために色々と工夫をこらしたので、その中のいくつかを紹介したいと思う。

1 患者のグループ分類

電子カルテでは、患者リストに表示されるのは受付した患者や入院中の患者だけである。しかしながら、このアプリは患者を登録するデータベースであるため、使用期間

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ありがとうございます😀
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勤務医が医療アプリをリリースした話

DESIGN-Rの評価が面倒くさい。褥瘡回診中にそう思ったことが、「褥瘡ナビ」を作ったきっかけである。当時は、褥瘡経過用紙に記入した評価をもとに総点を計算し、写真はプリントアウトしたものをはさみでカットして貼りつけていた。

DESIGN-Rは、日本褥瘡学会が公開した褥瘡を評価するツールである。深さ、滲出液、大きさ、炎症/感染、肉芽組織、壊死組織、ポケットの7項目について評価し、深さ以外の6項目の

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2019年の指針

(facebookの投稿に加筆)

新年なので「今年はなにしようかな?」と考えてみたけれど、そもそも目標や計画を立てない人生だったことにあらためて思い至る。(自分で立てた目標に縛られるのが嫌いなんですたぶん。 笑)

しいてあげるとすれば、
・変化することをやめないこと
・慎重になり過ぎないこと
・プライベートもちゃんとすること(仕事とプライベートが反比例するといううれしくないジンクスあり)
でし

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ありがとうございます!
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「医療とデザイン」 目次

◎医療とデザイン ことはじめ

1."デザイン"というなにか
https://note.mu/junky/n/n50bea738d50d?magazine_key=m05678a691275

2. ”デザイン”は、問題解決…?コレジャナイ感。
https://note.mu/junky/n/nf6d4f74e9eb5?magazine_key=m05678a691275

3.「医療からみたデザ

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3.「医療からみたデザイン」として捉える

さて、このままでは、医療とデザインの話をしたいが、
”デザイン” が捉えどころがないまま終わってしまいそうではあるが…

僕のとしては提案は、
「医療からみたデザイン」
として捉えていくのが良いのではないかと思っている。

微妙なバランス感ではあるのだが、これが設定できると、
医療者が”デザイン”をなんとか捉えること ができるのではないかと。

このような営みは、「インダストリアルデザイン」という

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2. ”デザイン”は、問題解決…?コレジャナイ感。

“デザイン”が取り扱う領域は、現在もなお拡張し続けており、
多くの領域と連携をすすめている変革期の真っ只中である。

製品のデザインをするプロダクトデザイン
工業製品のデザインであればインダストリアルデザイン
WebのUI/UXをデザインするUI/UXデザイン
ビジネス領域をフィールドとしているビジネスデザイン
さらに、インクルーシブデザイン、サービスデザイン、スペキュラティブデザイン
 …と こ

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1."デザイン"というなにか

最近、「医療とデザイン」に関わる取り組みがとても増えている。
数多くの医療の現場で “デザイン” が関わり始め、
「何か良いことが起こりそう」という空気感が漂い始めている。

例えば...

北原リハビリテーション病院では、
「新しい医療サービスモデルの提案 -サスティナブルな「医療」を実現する-八王子モデル-」としてGood Design賞を受賞していたり、

株式会社 ロフトワークでは、
国立

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院内の掲示物を考える

はじめに

院内の掲示板や壁には様々な掲示物が貼られているが、作成している部署がそれぞれ異なるため、用紙の向きやフォントなどは統一されていなかった。そこで、雑然としている掲示物をもっと見やすくするために、デザインを統一することにした。

方法

掲示物はこれまでWindowsで作成されていたが、きれいな文字の印刷物を作成するにはMac以外に選択肢はなかった。掲示物の基本的なサイズはA4サイズの横向

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外用剤のデザインを考える

外用剤には、軟膏以外にクリームやローションのものも存在し、皮疹の部位や病変の性状によって使い分けている。中でも頭部に使用することが多いローションタイプのものは、キャップが上部についているため、避けて通れない問題がある。

実は、容器が固い素材でできているため、残量が少なくなるとローションがなかなか出てこなくなるのである。保管する際にキャップを下にして置ければよいのだが、キャップの先端がとがっていて

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