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【朝一でこれだけ読もう】日経新聞

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【毎朝9時更新】忙しい皆様のために、日経新聞の主要トピック(主にIT/DX関連)を毎日分かりやすく解説していきます。「朝一でこれだけ読めば大丈夫」が目標です。
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#業界あるある

銀行もクラウドファーストへ??

銀行もクラウドファーストへ??

銀行のクラウドシフトが続いています。

21年には、北国銀行とみんなの銀行が基幹システムをクラウドへ移行。

22年にはUI銀行、23年には山梨中央銀行、24年には福島銀行、西京銀行と続きます。

では、本当に銀行のクラウドシフトが起きていると言えるのか?

よく考えてみると、北国銀行は日本の銀行の中でもいち早くデジタル化を進めてきた銀行です。北国銀行がクラウドシフトへ舵を切るのは何も違和感はあり

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道路のひび割れ検知!遂にはじまった!

道路のひび割れ検知!遂にはじまった!

南紀白浜エアポート社は、NECとオリエンタルコンサルタンツと共に「滑走路の点検技術を一般道路にも活用」していくとしています。

通常、空港の滑走路点検にはバスに搭載されたドライブレコーダーが使われます。

と言っても、単に画像を取得して誰かがひび割れ度合いを目視確認するのではなく、AIによる自動検知です。

このドライブレコーダーによる道路のAI点検ですが、他の車関連企業においても実証がはじまって

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30秒の音声から病気がわかる??

30秒の音声から病気がわかる??

SMK社と国立循環器病研究センターは、音声から「認知症」の可能性を判定できるAI開発に着手します。

最終的には、
スマホで録音した30秒の音声データをアップロードすると、AIが認知症の可能性をスコアリングしてくれるようなアプリです。

AIは音声の高低等を活用して分析し、判定精度は80%を目指します。

同社は今後、3000人の高齢者から音声データを収集していくとしています。

●音声からの病気

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金融業界もメタバースへ移行??

金融業界もメタバースへ移行??

米JPモルガンチェースは、顧客への営業活動としてメタバースを活用します。

具体的には、インターネット上に仮想空間をつくり、そこに顧客を呼び込みます。

そのほか、大手金融業界では「ブロックチェーン」や「ブロックチェーンを活用したデジタル通貨」が喫緊の取り組み事項として検討されます。

メタバース活用ですが、最初は物珍しさ?からイノベーター層が利用するだろう見込まれます。

果たして、仮想空間(メ

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金融機関もクラウドファーストへ

金融機関もクラウドファーストへ

セキュリティの観点から、中々進まなかった金融機関のクラウド移行。

それが最近、勘定系システムのクラウド移行が進行しています。

メガバンクはまだまだですが、中小規模の金融機関から動きが見えてきました。

これには、年間10億円の経費削減以外にも理由がたくさんあります。

例えば、BaaS(バンクアズアサービス)の登場です。

世界では、BaaS企業が日々増加しています。

BaaS企業とは、金融

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メタバース、流行るの??

メタバース、流行るの??

メタバースに参入する企業がじわじわと増えてきました。

そもそもメタバースとは?

メタバースとは、3D仮想空間内でアバターを活用、コミュニケーションやショッピングが楽しめるサービスです。

はい。

メタバースはあくまでマーケティング用に生まれた言葉であり、従来のどうぶつの森等のサービスと同じものです。

またVRを使うからメタバースってわけでもなく、PCやスマホで参加するユーザーも多いです。

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BaaSについて。

BaaSについて。

BaaSとはBank as a Serviceの略であり、銀行サービスをAPIを介してクラウドサービスとして提供する事です。

APIなので、組み込みは容易です。

BaaSの登場は、現在の銀行のあり方を大きく変えていきます。

三菱UFJFG社長は、「BaaSの利用でMUFGに口座を保有していなかった顧客にもアクセスできるようになる」と述べます。

つまり、今までは銀行が巨大な金融プラットフォー

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2022年は大転職時代!??

2022年は大転職時代!??

米国では、自ら会社を辞めた人が過去最高に達したようです。

その数、21年9月の集計で436万人となり、日本の生産労働人口(7592万人)に当てはめると約5パーセント以上となります。

この傾向はコロナによるリモートワークの導入が大きく関係しているよう。

前回の英国の調査によると、コロナ前の働き方は「非人間的」で「非生産的」であるとの分析が話題になりました。

多くの人が従来の働き方を根本から見

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【圧力?】個人情報管理規制を先送りへ

【圧力?】個人情報管理規制を先送りへ

先日、政府は1000万人以上のユーザーを抱えるSNSアプリ等に対して個人情報に関わるデータの「保管国名」を公表させる方針だと発表がありました。

しかし、ここにきて早速先送りとなりそうです。

理由としては、経済界からの反発によるものと見られています。

噴出した意見として、「日本企業の競争力を低下させる」「不要なコストや事務負担が懸念される」等が挙がったよう。

今回先送りになる規制案は「個人情

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個人情報をもっと流通しやすく!?

個人情報をもっと流通しやすく!?

これからのEC(電子商取引)を巡り、来年末までに日本含む数カ国が方針を決めていきます。

消費者保護やペーパーレス化に関しても新たに議論がされるようですが、注目するべき点は以下です。

①外国企業にサーバーを自国内に設置するように要求することに対処

②ソースコードの開示を求めることに対処

③個人情報や購買履歴などが国境を超えて自由に流通させる事を許可

上記3点ですが、もう完全にEUの個人情報

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DXが赤字を増やす!??

DXが赤字を増やす!??

国際収支統計を分析したところ、クラウドやソフトウェア投資を示す「コンピューターサービス」が前年同期比で1.3倍の赤字になったとのこと。

MM総研社によると、コンピュータサービス料が急増した理由は「クラウドサービスの利用量の支払いだろう」とのことです。

また、利用サービス別ではAWSが40%近くとなり、Azureが30%、GCPが20%です。

こうやってみると、日本国内で利用されるクラウドサー

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3年後、個人情報は収集されなくなる??

3年後、個人情報は収集されなくなる??

近年、EUを中心に個人情報の利用規制が厳しくなっています。

日本においても、19年より個人情報保護法が改正され、新たに個人識別符号が追加されました。

個人識別符号とは、AIや最先端技術を活用することで個人を特定できてしまうデータを指します。

具体的には、DNAデータや虹彩データなどですね😀

そんな個人情報利用が厳しくなる中、米調査会社は「3年後には個人情報は収集されなくなり、代わりに個人

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AI、クラウド、宇宙、、

AI、クラウド、宇宙、、

国内のネクストユニコーンがじわじわと増加してきています。

キーワードは昨年と同様に「SaaS、AI」ではありますが、「宇宙」が新たなネクストユニコーンとして数社浮上してきています。

気になるのはAIを活用した教育システムを開発する「アタマプラス」。

私がはじめてアタマプラス社を知った時の印象は「AIが苦手を克服する問題を作ってくれる?なんか使えそうだな」と言ったもの。

ただ、AI✖︎教育は

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中小企業の温暖化ガス排出量を可視化へ!

中小企業の温暖化ガス排出量を可視化へ!

三菱UFJ銀行は、取引先の温暖化ガス排出量の測定をおこなっていきます。

具体的には、取引先の電力使用量などのデータを収集、国際基準(GHGプロトコル)を参照して測定していきます。

銀行が手がけるのは日本初との事ですが、三井住友FGも似たような取り組みをしています。

三井住友FGの取り組みは、衛星データやAI
を活用して取引先の水害リスク可視化です。

水害リスクを可視化して取引先へ公表、気候

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