校條浩(めんじょう ひろし)Managing Partner, NSV Wolf Capital
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テスラの販売サービスは最悪だが、メンテ・修理サービスも同様の悪夢のようだ。
テスラ車は、素晴らしい車だ。電気自動車ならではの馬力と静粛性ばかりでなく、ソフトウェアがアップデートされて車が進化していくのは今までにない体験だ。一方、その販売体制はひどい。社内のイントラシステムに頼りすげており、サービスはかつての共産主義国の国営企業のようだ。
テスラの所有者が増えるにつれて、その問題がメンテ・サービス体制にも及んできた。簡単な修理でも、部品を何ヶ月も待つ状況だそうだ。そろそろ
ベライゾンのトップを辞めると$60M(約66億円)貰えます。アメリカの“特捜部”は彼を逮捕しないのだろうか?
しかも、ゴーンと違って全く結果を出さなかったどころか、会社に損失をもたらした・・・。
Nano VCを知らずしてシリコンバレーを語るなかれ
シリコンバレーと言えば、ベンチャー・キャピタル(VC)の存在を知らぬ者はいないだろう。しかし、今だにセコイア・キャピタルやクライナー・パーキンスしか知らないようではシリコンバレーの本当の姿は分からない。リーン開発、リーンスタートアップの流れにより、投資もリーンとなり、ここ10年くらいで500社ほどの新興VCが立ち上がった。これらの$100 million以下のVCは「マイクロVC」と呼ばれており、
もっとみる文科省の学校でのスマホの扱いに関しての新方針の違和感に関して、識者がこのような記事を出さなくてはならない現実への違和感
アメリカから日本を眺めていると、いろんなことに驚かされるが、この小中学校のスマホ持ち込み是非の議論にも驚かされる。
まず、こんなことは各家庭で決めればいいように思うし、問題があれば各学校がルールを作ればいいだろう。そもそも文科省が決めていること自体驚愕だ。お上に何でも従う江戸時代の封建制度をパブロフの犬のように保持するのは、もうやめたらどうだろう。
フェイクの溢れる世界は加速している
さて、フェイクにどう対処するか?
日本は「スカ」らしい。その理由は・・・
日本が停滞している事実とその理由は何か?米国在住の作家・冷泉彰彦さんがその理由を「日本の産業構造がおかしくなったため」とし、この「負のトレンド」を反転させなければ国の繁栄と個人の成功はありえない、と真綿に包まずズバリと迫っている。
シリコンバレー在住の人たちは、これを読んで頷いているようだが、さて日本を守っている人たちはどう思われるだろうか?
アメリカ政府のシャットダウン: トランプは天に唾する大統領
トランプ大統領の2013年当時のコメントが話題になっている。当時、オバマケアで紛糾して予算案が通らず、政府がシャットダウンした時、トランプは「すべてはトップ(オバマ大統領)の責任」と吠えた。
トランプは悪い意味で後世まで語り継がれる大統領となるだとう。その頃までアメリカの威信が保たれていれば、の話だが。
バイク・シェアリング大手のOfoが倒産の危機
中国を中心に世界に展開しようとしていたバイク・シェアリング企業のOfoが倒産の準備にあるらしい。$2.2 billion(約2,400億円)の出資を集めた典型的な巨大スタートアップ。レッドオーシャンの競争に入ってしまったのが原因。リーンのオペレーションで地域での立ち上げをしてから横展開するのが今までの定石だった。中国ではこのくらいの投資が焦げ付いても影響は軽微なのだろうか?
日本はベンチャー資金調達が容易
アメリカから見ると、日本ではベンチャーキャピタルが少ない投資案件を取り合っている、と。これは投資環境がいい、ということか?
ゴーン スキャンダル ー 冷静な世界の見方
ウォール・ストリート・ジャーナルのカルロス・ゴーンに関する最新記事は、冷静な記述。「日産を死から救った恩人が、日本の文化に合わない生活ぶりから日産の経営陣から追われた」としている。新しい事実はないが、余計な感情もない。日本のメディアのひとつくらいはこのような態度があってもいいものだが、論調に多様性がないのはまるで共産圏のようだ。
外国人の経営者は、臓器移植の拒否反応と同じで必ず排除される、と。
ゴーンの記事はもう食傷気味かもしれないが、海外の記事もチェックすると世界の目がどう見ているか分かる。
カルロス・ゴーン事件、海外はどう見ているか
ウォール・ストリート・ジャーナルは偏向している、という意見もあるが、世界がどう見ているか、を知ることが大事だと思う。
日産の大株主はルノーだ。とても単純なことのはずだが・・・。アメリカから事件を眺めている私には、今回の事件は理解できないことばかりだ。
今後も海外の論調をよく理解する必要があるのではないか。