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息子語録

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ひとりで楽しむにはもったいないので息子の1言を呟いています。
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#想像力

フードコートで注文した物がトレーで2つになってしまった。他のお客さんがいなかったので店員さんに1つ運んでもらおうかと思ったら颯爽と現れた息子さん。「持つよ」と手伝ってくれた。
最近、こちらから声かけしなくても手伝ってくれたりしてくれるのでとっても助かっている。
いつもありがとう。

自由帳を手に入れると、ロボット対人間とか、恐竜の戦いとかの絵をストーリー付で描き始める。いつも最初の数ページで終わるのだけれど、描き始めの数日は夢中で描いている。
「絵の可能性は無限大だからね」とまるで大御所のようなことを口にしながら描いている。子どもの感性は計り知れない。

息子さん、絵を描きながら歌ったり、何やら台詞や解説をしたり、忙しそう。そして、時々、実際に戦い出したり、必殺技を繰り出したり、絵の中では収まりきらない世界らしい。
時折、わたしと目が合い照れてしまう。
根っからのアーティストなのかもしれない。

入学式を終え帰宅。書類を書きあげ一息ついてたら「けっこう違和感あるよね」と言い出す。違和感?と思いながらテレビを見ると何かぶら下がっている。
骸骨、脳、そして…。朝から貼っていたらしい。気づかなかった。今度は小腸を作ると張り切っている。緊張していてもいたずらは忘れないお茶目さん。

制服から名札を外して帰ってくるようになった。
ズボンのポケットに入れるのでうっかり洗濯してしまうから、外したら鞄のポケットにいれてくれとお願いしたら「これね、警察ごっこするときに使うんだよね。ポケットからこうやって出すんだよ」と決めのポーズを見せてくれた。警察手帳の代わりらしい。

園外保育で初めてプラネタリウムへ行くことになり、きっと、星の話とか宇宙の話をしてくれると思うから、宇宙や星について勉強したいと図鑑を眺めている。その結果、透明ビニール袋を頭からかぶり、フード付きのジャンパーで宇宙服を作り、月へ探検に行ったり、水星へ旅だったりと忙しそう。

ありが捕まってしまい仲間が助けると言う内容の絵本を作るのだと頑張っている。時々、自由帳を引っ張り出してはオリジナルの絵本的なものを作り出すことがある。こんな姿をみていると、いつかは本屋さん大賞かなんて妄想を楽しむわたし。息子さんの創作意欲にわたしも感化され何か創りたくなってきた。

「せっかく博物館に来たから何かお土産がほしい」と素直におねだりをする息子さん。吟味した結果、ぬいぐるみを購入。相棒の恐竜フィギュアに似たぬいぐるみで、その子のお母さんにするのだそう。帰宅後、自作の歌で他のぬいぐるみたちとミュージカル風のパレードで歓迎会。仲間が増えたようです。

「どうして地球は丸いのに僕たちは平らな場所に住んでいるの?」「人間がいなかったら世界はどうなっていたの?」お昼ご飯を食べながらの質問。「つるはしで凸凹を平らにしたんだよね」「きっと人間みたいのが生まれて今みたいな世界になっている」と世界の不思議に挑む少年の目は楽しそうだった。

穴堀が得意な黄色いチュンチュクという息子が考えた鳥。口を尖らせ両手の人差し指を口元で伸ばしてツンツンつついてくる。親子で「チュンチュク、チュンチュク」と言ってはつつきあいをする。つつき愛なのだ。悩みや心配事の日々だけれど、こんな瞬間がたまらなく楽しくて、まーいっかと笑える時に感謝

段ボールで「時が止まるスイッチ」を作った息子。押してみたら「あれ?テレビが止まらない!」暫く思案したのち、もう一度、スイッチを押す。息子、静止。押した人の時が止まるスイッチらしい。誰が解除するか聞いてみたら「カマ」と言うポーズをすることで動けるから大丈夫らしい。空想少年全開だ。

きっかけはYouTubeだったりテレビだったりするのだけれどそこから自分の世界を拡げて、毎日、遊んでいる。無から何か創るわけではないけれど好きなことを好きなように表現できる想像力。子供の持つとんでもないパワーなんだなと、遊び疲れて眠ってる我が子を眺めて思ってみる。