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海の近くでの暮らし

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移住生活での出来事。
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2019年1月の記事一覧

流行りに乗ってます

流行りに乗ってます

前にこういうことを書いたんだけど、今週はまさにこういう感じ。

まさかの雇い主さん兄弟ふたりとも、インフルエンザにかかりました。(タイミングが少しずれてるから、弟さんは出勤してきた。)

インフルや風邪が流行ってきたので、笑えるくらいスタッフみんなマスク。
予防大事!

そういう状況でも、市場や飲食店さんへの出荷は続くわけで。仕事もがしがし続いております。
私が働いてる間、いままでふたりとも

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運と縁で生きて、恩を返す

運と縁で生きて、恩を返す

このnoteの最後に、漁業への入り口役になろうかなと書きました。

それで、昨日社長とたまたま入口の話をしてたら、こういう言葉が出てきた。

「漁業に興味がある人が100人いたとして、働ける場所までたどり着いて、きちんと職業として働ける人って1人いるかいないかだと思うし、むしろいない可能性が高いんじゃないかな?」
(全くいない、という話ではないです。)

水産加工場とかは全部抜いて、”漁師”

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世界が広がると、豊かさも増える

世界が広がると、豊かさも増える

昨日こういうnoteを書きました。
よはくさんとふみぽんがお手伝いに来てくれた話。

そして、今日よはくさんがこういうツイートをしてた。

「知らないお仕事を知ると、ググッと世界が広がる。」って部分がわかるなあと思ったから、今日はこの話を書いていこうかなと。



**知らなかった世界を知っていくことは、自分の中での"豊かさ"が増えることなのかもしれない。 **

私がはじめて漁業の仕事

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漁業に興味のある人たちをつなぐこと

漁業に興味のある人たちをつなぐこと

今日なかよしのふみぽんとよはくさんがうちの職場に来てくれて、作業のお手伝い。

ふたりの家から陸前高田までは少し距離があるから、かなり朝早く起きて来てくれました。
ほんとにありがとう。

2ヶ月くらい前に何人かで集まってお茶をしたときに、「海行ってみたい!」「お手伝いしたい!」と言ってもらってて、今日実現しました。

もうね、ふたりとも最高!



ふたりには牡蠣の掃除と、海からあげてき

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自然の中で生きるということ

自然の中で生きるということ

毎日書いててもネタ切れするってことはないんだけど、体が疲れてくるとだんだんと書けなくなってくる。

日々思うことはあるんだけど、疲労でどうしても思考停止気味。そういう日のnoteは内容に現れてて、苦しさがある感じが伝わる。

先週あたりから外の寒さと水の冷たさが身に染みて、体がこわばりがちなのです。
去年に極寒に比べれば大したことないんだけど、海に出て体が冷えきるとなんとなく疲れることが増えてき

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生きてれば怪我もするし、少しずつ治る

生きてれば怪我もするし、少しずつ治る

今日は早朝から暴風雪警報が出ていたこともあって、お昼に仕事が終わりました。

そのあと昼ごはんを食べて、会長と社長と一緒になまこの袋詰め。
ご注文用のむき身をする会長の横でむき身の袋詰めをしていたんだけど、そんな私を見て、なまこの袋詰めもしたくなったようです。
「あとでなまこも袋詰めしたいなあ」と言ってたので、そのままお手伝いすることにしました。



昨日で1ヶ月間のなまこの底びき漁の期

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『未来の食卓』

『未来の食卓』

年末頃にこういうnoteを書いたのだけど、陸前高田にある"ほんまるの家"ではpopcornというサービスを使って1〜2ヶ月に1回ペースで少人数の映画上映会をしています。



で、次のプレゼンターは私になったんだけど。
陸前高田のコミュニティーマネージャー的存在のたねやんさんと観る映画と日程を考えてたら、2月に決まりました。

選んだ映画は『未来の食卓』、オーガニックや農業についての話です。

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"大寒"という文字からして寒い

"大寒"という文字からして寒い



今日は朝から雪が舞っていて、ひさしぶりに粒の大きい雪が降ってました 。

雪だから休み、ということはなく、今日もお仕事。
"漁期"と呼ばれるいまの時期は、よっぽどのことがないと天候不順での休みはないです。
(うちの職場の場合、天気が悪くなる前日に水揚げする量を増やして事前にあげておくので、天気の良し悪しはあんまり関係ありません。)

ときどき思うけど、海で仕事してると宮沢賢治のアメニモマケズ

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「食」を考えるきっかけになったらうれしい

「食」を考えるきっかけになったらうれしい

昨日から企業さんのボランティアさんが私の職場である両替漁港に来ていました。

前半戦の話はこちら。


今日は後半戦。
チームごと作業する場所の入れ替えがあって、昨日来た方々とは違うメンバーがお手伝い。

ふたつのグループが合体してマルテンに来てくれたので、前日に経験した内容は様々。なので、社長が牡蠣の説明をざっくりとしたあと、ふたつの作業をお手伝いしてもらいました。

お手伝いしてもらっ

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企業さんのボランティア活動

企業さんのボランティア活動

私が普段いる両替漁港では、ときどき"マルゴト陸前高田"さんという団体からのご依頼で、企業さんのボランティア活動や新入社員研修の一環としての漁業体験の受け入れをしています。
(企業さんが入ってくる場合は、マルゴトさん経由でのご依頼になります。)

ということで、今日は漁港内の漁師さんたちで某有名企業さんのボランティア活動の受け入れをしていました。
10月頃にも来てくださって、今回2回目。

インド

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農業とのコラボ?

農業とのコラボ?

今日は仕事終わりに直行して、"食と農の森"という農業の新規就業者さんたちの団体の団体設立記念の講演会があったので行ってみました。

農業に興味がある、という感じではなく、個人的にお受けしている副業のほうでその団体さんにいる人にお会いしたかったから。単純にお仕事の話でした。

海のことはいいけど、農業や林業などのほかの一次産業の知識は全くないので、これからなんとなく知っていきたい気持ち。

知識入れ

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牡蠣を愛でてもらえてうれしい

牡蠣を愛でてもらえてうれしい

先月こういうnoteを書いたんだけど、ほんとに牡蠣の養殖に携わっててよかったーとひたすら実感する日々です。

年末からここ最近にかけて、いろんな友達たちが牡蠣ちゃんを食べてくれて、ほんとに感謝しかありません。

お届け先に牡蠣を発送するけど、どういう感じで食べてくれたのかは基本わからないので、友達から報告があったり、写真が送られてきたりすると、すごくうれしいのです。
たぶんどんな食材でも、生産者

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欠けててもきちんと補えるということ

欠けててもきちんと補えるということ

うちの職場では、飲食店さんや個人向けなどの発送、魚屋さんへの配達、少量のむき身、販売や営業に関わることなどは雇い主(弟)さんが担当しています。

火曜日から今日まで雇い主(弟)さん夫婦が不在だったので、普段はあんまりやらないむき身や飲食店さん向けの箱詰めとかもやっていました。

私は市場出荷を終えると沖仕事や外作業などにひっぱられることが多いので、私がむき身をやるのはかなり珍しいです。

何日か

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海底から見つかるものたち

海底から見つかるものたち

会長には3人の息子がいて、私を雇ってくれてるのは長男さんと次男さん。
そして、実はいちばん下に三男さんがいる。

三男さんは普段は釣り船の船頭をしてて、いまの時期は1ヶ月くらい、なまこの底びき漁をしてる。

私が普段働いている小友地区の内湾側では、1月はなまこの開口月間なのです。
毎日決められた時間、決められた区域で船から網を下ろして、海底をずるずるとひきずりながらなまこを獲る。

今日なま

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