記事一覧
介護現場における対応困難事例
●事例
80代、女性のAさんは、在宅酸素療法で鼻カニューレをつけ、日中は点滴、現在感染対応のため居室隔離中である。
転倒リスクが非常に高く、これまでに何度も転んであちこちに打撲の痕があり、先日は転んで前歯を折っている。本人はとにかくトイレに行きたいと訴え、酷いときには10分おきにトイレのために起き上がり、一日におよそ20〜30回はトイレに行く。
歩行補助具は本人が忘れていってしまうからという理
孤独な男のソロハイキング
近頃、退屈しのぎと気分転換のために、休日に知らない土地を歩いてみることにした。ガイドブックのような本を買ってみて、それが「半日の山ハイク」(東京新聞)という本である。
南関東在住のわたしにとって、行くとしても東京・神奈川あたりになるだろう。元来、面倒くさがりな性格で、目的がなければ外出したくないという人間である。隔月で、高尾山や片瀬江ノ島の海岸を歩くことにしているが、これは何年も続けている習慣で
Netflixの刑務所モノ、ドキュメンタリー
わたしはアメリカの刑務所を扱った映画やドキュメンタリーを時々見ることがある。
以前ネットフリックスでは、「潜入! 世界の危険な刑務所」というシリーズをシーズン5までほとんど見たことがある。面白いというよりかはシリアスな内容で、監獄での受刑者の処遇を通じて、その国の社会の一端を垣間見えるようなところがある。
酷いところになると、受刑者に食事が十分に与えられず、自分で食糧を入手しなければならないと
コロナワクチン、その不都合な真実
そういえば、わたしは30歳を過ぎてから看護師の免許を取った。そして医療従事者として病院で働きはじめたのだが、患者を薬漬けにする現代医療と医療現場への違和感が強く、結局看護師として働くことはやめてしまった。
今回記事で書きたいと思ったのは、コロナ禍で大きな問題となった薬漬けならぬワクチン漬けの現実である。国民の大多数がワクチンを打ってしまった以上、いまさらどうこういってもしょうがないのかもしれない
近ごろのNetflixドキュメンタリーの秀作
わたしはよくネットフリックスでドキュメンタリーモノを中心によく見る。近頃、これはいいと思った作品を3選挙げてみたい。
●サンファン アルゼンチン潜水艦失踪事件
突如姿を消したアルゼンチン海軍の潜水艦に密着したシリーズ。なぜ潜水艦は44名の乗員とともに忽然と姿を消したのか? 決して楽しい作品ではないものの、事件を通してそのミステリーやアルゼンチン政府の闇について考えさせられる。
似たような作品
ユニット型の介護施設は、このさき生き残れるのか?
いま働きだしている施設は、ある福祉事業団が経営する高級老人ホームで、配属先は介護棟とよばれるユニットの方である。その体制や建物の外観こそ立派だけれども、その内実はどうなのか。
以前もユニット型の特養で働いた経験もあるだけに知っていたことではあるものの、ユニットケアはなかなかたいへんである。
勤務体制はユニットに職員一人だけ、残りの人員は入浴介助にいったりする。だから、困ったときやちょっと聞きた
テクノロジー至上主義、AI万能論への違和感と疑念
先日、イーロン・マスクが述べていたことに、「2025年末には、AIはどんな人間よりも知能で凌駕するだろう」というものがあった。
また他にも、レイ・カーツワイルという名のAI研究者は「人類はテクノロジーによって500歳まで生きられるようになる」「技術的特異点は2029年頃にくるだろう」などとたしか述べていた。
このようなテック界の巨人たちの発言に、わたしは強い違和感と疑念をおぼえるものである。そ
介護職、アクシデントとの向き合い方
介護施設で働いていて、避けては通れないものがインシデント・アクシデント報告だろう。事故報告書といったりもする。正直言って、できるものなら書きたくないし、避けて通りたいものである。
とくにいまの職場では、アクシデントに関して報告書を書き、報告し、さらに家族(身元引受人)に連絡して、カンファレンスを開き、一週間後とかに効果測定までやらなければならないのだ。ここまでを、事故を発見した当事者が主体となっ
チェスとレート戦 その2
昨年末に、チェスドットコム(チェスコム)というサイトで対人戦にデビューして2ヶ月強がたつ。その間、浮沈を繰り返し、じょじょに安定してきた感じがある。ラピッドで、レートは700後半まで下がったものが、ようやく900まで回復した。いまでは勝ち数のほうが多くなっている。
あいかわらず、仕事終わりに対局と局後検討をおこない、休憩時間にタクティクスの問題を解き、休日にはレッスンとタクティクスの復習をする、
米大統領選前夜、ドナルド・トランプのうさん臭さについて
ここでわたしが書いた記事には、先入観もあるだろうし、不勉強な面もあるだろう。そこは了承願いたい。
わたしがトランプについて最初に疑いを持ったのは2020年の選挙の頃からだった。その前の2016年の時点ではまったく関心がなかったし、候補者としてほとんど注目されていなかったと思う。Netflixのドキュメンタリー(「汚れた真実」)や、著名ジャーナリストのボブ・ウッドワードの本(「レイジ 怒り」)を読