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London 2 浮草みたいにヨーロッパを彷徨う

こんばんは。今日は満月らしいな。満ちてますか。

ロンドンからアムステルダムへ転がっていく一人の旅人の話があるよ。

the U.K.編が終わって、Western Europe countries Netherlands-Italy編が始っていきます。

次の展開は、どうしようか。

サビ前、落として、一拍目でクラッシュシンバルしばくから、バンドでドンっと。

内省、静観。繰り返すリズムに揺蕩う。

旅の中の青年は自分で漕ぎ出した激動の日々に揉まれてる。

呼吸だけに集中できたらどれだけいいだろうね。

London 2 浮草みたいにヨーロッパを彷徨う

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ロンドンに戻ってきた。物価がやけに高くてそんなに長くはいられないから、橋の近くの宿に三日泊まることにした。

仮住まいが出来る所に早速話を聞きに行くんだ。

流れる景色、記憶に残らない駅。なんとなく思う。

そうか僕はバスのターミナル駅に向かったんだ。

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12月のロンドンは曇っていた。

ひたすら街を歩き、サウスケンジントン駅周辺の安いアジアン食堂でご飯を食べた。そこには仮設のスケートパークが開かれていた。

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この後、僕は公園を散歩する。

芝生の向こうの池には鳥がいて、福岡の大濠公園みたいに柵がない。

いつ落ちるかわからない。

ウインターワンダーランドを覗いて歩く。

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またビッグベンにきてる、夏に来たのとは大違い。

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ロンドンのTVクルーに撮影されてる門番が茶化されてる。

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門をくぐって建物の中に入ると、広場があって馬に乗っている人達がいた。何かの演習をしている様子を、スマホのカメラで撮ってるおじさんがいた。

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ロンドンの建物とか、素晴らしい景色をどう表現したらいいの。

僕は立ち止まれなかった。

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少し今の話。2020年4月。オリンピックは延期になった。COVID-19のパンデミック。ウイルスとの闘いに世界中が混乱している。たくさんの人が亡くなって、1,000,000以上の人が感染してる。とても残念なことに志村けんさんも亡くなってしまった。ここ最近気分が冴えない理由の一つだ。残念過ぎて悲しい。もっと長く活躍するんだと思ってた。急すぎて、ショックだ。
僕は今東京に住んでるんだけど、自粛を要請されてる。何するにもそうだ。街にも出て行かなくなった。どうしてこんな事になってしまう。これが一体いつまで続くのか。誰にもわからない。

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ロンドンの街角でコーヒーを飲もうにも値段が高くて飲めない。歩いて写真を撮るのが関の山で、靴を履き潰しそうだ。小さな路地に入ってみたり、ウインドウショッピングの真似事をしたりしてやり過ごしてる。

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次の目的地なんて定まってない。浮草みたいにヨーロッパを彷徨っていた。

EUには行きたかった、そんな淡い希望だけ胸にある。

オランダに行けば何か始まりそう。

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バンドのステッカーが貼られてはめくられてってのはどこの街角でも見る景色。

アンダーグラウンド、地下鉄には乗らないで、だいたいは徒歩で移動した。

リバークルーズを見ている僕は、春が待ち遠しい奴みたいに気取ったベンチでゆっくり座れない。川沿いをひたすら歩いていた。

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あれ、もう仮住まい出来なかったことは確定したんだっけ。大きな家の手伝いで、電気工事をやっていたってレジュメを書いていたから話を聞きに行ったけど、まじの日曜大工みたいな事しそうだったからリタイアした。

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何か失くして試してダメで、また歩き出して、そこがテムズ川沿い。

ビッグブリッジ、そんな感じの有名な橋を目指す。

それくらいしかやることがない。

近くにお城のある観光地。辿り着いて息を吸う。

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どうしてそんなに旅をするんだろう。

歴史を感じるレンガと岩にそっと触れてみる。

地下鉄には乗らないで、きっと僕は速足でその日の夜行バスに乗り込んだ。

向かうはヨーロッパ大陸。

ここでイギリスで過ごした約四ヵ月の旅に終止符を付ける。

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新たな旅が始まる。いつも真っ暗な夜の中から始まる。

ロンドンからアムステルダムへ。明けない夜はない。

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ドーバー海峡の下のトンネルをバスを乗せた列車が走る。

途中乗り継いで、フランスを通ってオランダへ。

「France」って看板見た時はテンション上がったなぁ。

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真っ暗闇の中でバスを降りた。そこがどこかもわからない駅の近くでどこに行けばいいのかもわからない早朝のオランダ。

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宿もとってない、笑ってる。なんとかなる。

とにかくアムステルダム中央駅に向かうんだ。

編集後記

宿くらい取っとけ!! 頼むから。

彼、超前向き。笑ってる、なんて信じられない。

その時の事は覚えてるよ。

あ、これってやばいやつだ。って思った事なんて何度もあるもの。

もうどうにもならないと、どうしようもなくて。

やっぱりそこからなんですよね。

何かアクションを起こすしかなくなる。

なんでこんなことするんだろう。どうかしてる。って振り返ってみると思うよ。

どうなるのかもわからないのにオランダに転がってきてさ。

なんとなく上手く行くんだろうなってゆるめのイメージを纏ってた。

不思議だ。何も決まってなかったのに、心配なんてしてなかった。

この旅の青年は掴むよ。

この後、どうなると思いますか。

なんでもそうだけど、やってみないと、わかりっこないよ。


今日はフルムーン。

旅の青年の日記は電子書籍の中にも込めました。

もうこちらに全部書かれている話をnoteでもシェアしています。

Kindle Unlimitedの会員の方なら読み放題だし、noteでも全話公開する。

みんなでわけましょう。

彼の足跡、旅の日記、どうやって回転していたか。

一緒に観察して頂けたら幸いです。

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長い時間をかけて向き合っていたら、いつの間にか現れていました。

『光の中を旅してた』 -The World Needs You-

序章から、終章までの旅の煌きを掬った日記のダイジェスト版。

今よりもう少し短めにするイメージも出て来てます。


裏ダイジェスト版は来年noteで公開していこうかなって思った。そして、その当時書いていた旅の話とリンクさせて、ループ出来たらいいなぁ。

『光の中を旅してた』-Only Time Will Tell-

時間をかけたい事があるのさ。

腹減った。最近、お菓子も買ってない。

どうでもいいんだそんなことは。

東南アジアへ旅に出た時の話をまとめたマガジンがあります。

『光の中を旅してた』 -第二章 東南アジア編-

こちらもKindle版もあるのですが、noteの方にはnoteでの方が読んで頂きやすいかもしれません。試させてください。

ロンドンから、アムステルダムへと転がってって、なんの宛ても無い真っ暗闇の早朝で笑ってる青年。たぶん東南アジアの熱気にのまれながらも笑ってたと思うんだ。お時間あったらぜひ観察してみてください。

何が起こるかわからない旅の日々はもちろん刺激的で、毎日が驚きと感動の連続でした。バンドやってた時期と似ている様で少し違くて、こうして書いている時とも似ている様で違う。

熱中、没頭、集中はその都度してる。

生活、それ自体が大きなくくりの中での旅だ。というのも納得がいく。

自分の足で歩くのもいいし、乗り物に乗ってもいいんだよね。人それぞれ。

移動してもいいし、留まってもいいんだ。登ってもいいし、掘ってもいい。潜ってるのも素敵だ。

好きな事を好きなようにやってる人をいいなぁ。って思っても、別に気にしなくてもいいんだそんなの。

カフェでコーヒーを飲んだり、美味しいランチを勧めてみたり。

体を動かして健康になってみたり。美術館に行ってアートに包まれたり。

一日一日を大切にしたいよね。


次回はオランダのアムステルダムでの生活の話。

「日本人はしっかり手続きしたらオランダで働ける」を試してみたよ。

今はどうやら、ビザが必要らしいです。

ぜひ遊びに来て一緒に旅の青年の運が開けていく様を観察しましょう。

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またね。お元気で。

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