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作詞したもの(ヒロ)

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#日常

【歌詞】タイトル:未定

【歌詞】タイトル:未定

読み終えてしまいそうな小説に
細かく栞をはさむように
結末を迎えるとき喜びと
切ない気持ちが溢れてくる

さいごのわるあがき
あともう少しだけ待って

はじまりがあれば終わりがあって
終わりがあれば新しくはじまるものがある
消えて無くなるわけじゃないなら
さよならもいつかおそれないでいられるかな

はじまりがキラキラ光る朝陽なら
終わりは落ち着く夕陽みたい
どちらともかけがえない瞬間で
だから未来

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【歌詞】タイトル:未定

大きな欲望の陰で
守りたいものの為に
いのちをかけねばならない
人がまだたくさんいる

このありふれた日常さえも儚い夢だと

当たり前にあるべきものは簡単に
手のなかからすり抜けてしまう
握りしめて決して手離さないで
いつもその手のなかにあるように

祈りは夢物語と
わらう人もいるだろう
正解なんて分からない
それでも信じたいんだ

諦めた先に僕の欲した未来はないから

当たり前にあるべきものは簡

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【歌詞】タイトル:未定

【歌詞】タイトル:未定

君と自転車に乗って行った河原
みどりの風をからだいっぱいに
受け止めてたくさん走ったね
君が僕にカメラを向けるたび
はしゃぎたいのをぐっと我慢した
あの写真大切にしてね

雨がたくさん降る日は君が僕を
いつも以上に構おうとした
しつこさに溢れた溜息に
君が喜ぶ姿が不思議だった
ねえもう僕が君を構ってる
あんなんじゃ心配になるよ

君が泣いてたら僕は何ができる
もう駆け寄ってそばにいることは
君には

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【歌詞】タイトル:未定

【歌詞】タイトル:未定

真っ赤に熟れたトマトが
太陽の光を浴びている
反射して庭先を
きらきらと眩しく輝かす

ドアを開けてすぐ滲む汗
拭って「いってきます」と
歩き出した

厚い雲の向こうの光
まだかまだかと待っていた
眩しすぎて目を閉じたくなる
ほんの少しだけあの雲が恋しい

炭酸ジュース片手に
坂道を上ると見える海
海風が頬を撫でる
太陽の光が肌を焼く

古ぼけた木陰のベンチ
炭酸ジュースの汗が
描く夏

熱くて強

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【歌詞】タイトル:未定

【歌詞】タイトル:未定

雨音はいつの間にか
聞こえなくなっていて
鳥たちの力強い
羽ばたきの音がした

窓から見下ろしたアスファルトは
もう乾きはじめて水溜まりが煌めいてる
雨上がりの風が涙を拭った

かなしみは
黙って耐えるも良し
笑い飛ばすも良し
涙で流してしまうも良し
私のやり方で向き合っていく

雨音と傘に隠れて
泣いた帰り道は
世界から切り取られた
おとぎ話みたいだ

律義に守ってる赤信号
隣に立ち止まった無垢

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【歌詞】タイトル:未定

【歌詞】タイトル:未定

鳥の囀りに目蓋をあげる
カーテンの隙間からは白い光
気持ちのいい朝こぼれる溜息
あっという間に過ぎた眠れない夜

蛇口を捻って出た水のぬるさ
慣れたら少し冷たく感じた

憂鬱な朝に
負けそうな一日が
晴れ渡る空に
泣きそうな一日が 
それでもはじまるから転がり落ちないように
今日も踏ん張ってこらえてる

不安は夢でも追いかけてくる
冷や汗かいて起きてもまだ真夜中
寝れば忘れるとよく聞くけれど
そん

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【歌詞】タイトル:未定

【歌詞】タイトル:未定

優しいピアノの音色が聞こえる
つたなくもかわいいメロディー
昼下がりの情報番組
切って目を閉じ耳をすませた

遠くを飛ぶ飛行機の音はどこまで行くのだろう

マンションの外廊下から
見える景色は
ひとつも同じじゃなくて
でも毎日変わらずに
僕にやすらぎをあたえてくれる
大好きな街

流行りのお店や海も山もない
なにもないそれが僕の街
笑いあう声や夕飯のにおい
優しさに今日も包まれてる

青空に浮かぶ

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【歌詞】タイトル:未定

【歌詞】タイトル:未定

カーテンを開けて
日差しの眩しさに
思わず目を瞑る
季節が変わっていく

肩先ではねる髪をひとつに束ね
裸足にサンダルつっかけて
何も持たずに扉あけた

目的地なんて知らない
心の赴くままに歩きたいの
何も持たずに出たこと
後悔するかななんて一瞬よぎる
でもそれでも戻れなかった

ツツジ咲き誇る
道路脇の植え込み
いつの間に咲いたの
毎年気づけない

日陰で涼む猫にひとりごちた
毎日見てるはずの景

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【歌詞】タイトル:未定

【歌詞】タイトル:未定

やっとの思いでベッドから出たのに
あれから数時間 今の私といえば
リビングの床で手足を投げ出して
テレビの画面をぼーっと見つめるだけ

たまにはいいかなんて思うけど
この前の休みもこんな風に
充実したプライベートとはかけ離れてた

私このままどこにもいけないのかな
無駄にかわいそうな思考回路になって
今は息をするだけで精一杯
どうしちゃったのって聞かれても分からないよ

本を読んでも文字を目で追う

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【歌詞】タイトル:未定

【歌詞】タイトル:未定

シャボン玉が消えた
僕がまばたきした一瞬のうちに
世界が変わった
その瞬間を見つけてしまったんだ

まばたきひとつで変わる世界
シャボン玉も僕も世界の一部
ねえ 不思議な気持ちで眠れないよ

いつ何が起こるか
誰も知らない世界だから
だから明日を迎えるのが
怖くもなる
いつ何が起こるか
誰も知らない世界だから
だから明日を迎えるのが
楽しみにもなるんだね

目覚ましを止める
寝ぼけ眼で見つめる部屋

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【歌詞】タイトル:未定

【歌詞】タイトル:未定

小さく開けた窓から
入り込んだ風が
そっと飛ばした埃
輝きながら漂っている

向かいの家の屋根の上
伸びるねこを見つめながら
私も背筋をぐっと伸ばす

新しいことは新しい場所じゃなくても
見つけられるんだよって
いつか誰かが言ってたの
全然ピンとこなかった言葉
今なら少しわかる気がする

日が長くなってきたけど
朝と夜はまだ
片づけちゃったこたつが
恋しい気持ちをかみしめてる

ふと分厚い上着を着

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【歌詞】タイトル:未定

【歌詞】タイトル:未定

何気ない日常
でも僕たちにとっては大切な一日で
そんな大切を どうやって過ごす?

悩んでる間にこぼれた一日
もう すくえない

大切という言葉だけ
いっちょまえに知っている
悩める時間すら贅沢だと知らないで
理想の一日を思い描くだけ
ほらもうベッドに入る時間
今日も一日夢見て終わる

何気ない日常
だから毎日を充実(きらきら)させなきゃいけない?
そんな決まり事 どこにもないんだ

思い込みで縛

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【歌詞】タイトル:未定

【歌詞】タイトル:未定

まっすぐ前を向けなくなって
足もとだけが瞳に映るとき
手を膝についてひと呼吸
溢れた思いは隠さないでいい

震えるその小さな肩を抱いてあげたい

うしろ向きな僕たちは
交代でまえ向きになればいいよね
そんで たまに一緒に落ち込んだり
一緒に大笑いしよう
それで十分だ

かなしいときはかなしいでいい
かなしいときにちゃんとかなしめるのは
それは弱さと言わないんだと
そう優しい人が教えてくれた

明る

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【歌詞】タイトル:未定

汚れたままのメガネで
せかいを見続けるのは
なんだかとても疲れてしまうね
レンズを磨こう
ちょっとでも正確に
せかいを見られるように

汚れたままの鏡で
わたしを見続けるのは
なんだかとても鈍くなってくね
鏡を磨こう
ちょっとでも正確に
わたしを見られるように

ただそこにあるだけでも
ただそこにいるだけでも
なんでかすぐに汚れてしまうね
心を磨こう
ちょっとでもおだやかに
あしたを生きれるように